【読書】輝く断片
ちょっといろいろあって、小説を読まなければいかんのだが、それにしても、これぐらい鋭利な作品集だと、途中でやめるつもりが、くあっとえぐられて、がりっとくらって、徹夜しちまう羽目になる。
シオドア・スタージョンの短編集「輝く断片」だ。
最初の三本……、「取り替え子」、「ミドリザルとの情事」、「旅する巌」あたりは、おもしろいけが、散漫な印象もあったのだけれど、つづく「君微笑めば」あたりから、俄然おもしろくなっていき、「ニュースの時間です」で、ぶんまわされ、「マエストロを殺せ」で一度死に、「ルウェリンの犯罪」で泣かされて、「輝く断片」で、二度目の死、そして、止めを刺される。
SF色は薄く、ミステリ色の濃い作品を集めたというふれこみ。もうジャンルや格好はどうでもいいや。
読み終わって、「輝く断片」の圧倒的なイメージと叫びや、「マエストロを殺せ」の奔流のようなサウンドと苦悩をシャットダウンできなくて、困る。
| 輝く断片 | |
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