【社会科見学】東京湾→大手町→麻布十番
mixiの 「社会科見学に行こう!」コミュの本日の目的地は、東京湾である。午後1時30分、竹芝のインターコンチネンタルホテル東京ベイの脇にある「竹芝小型船ターミナル」から出港。

東京都港湾局が保有する視察船「新東京丸」に乗って、首都圏の生活と産業を支える東京港の現在の姿を見て回るというコースだ。見学参加者は40名近い。

新東京丸の船内は、なにかいたずらに豪華な巨大テーブルと、いたずらに豪華なソファがならぶ空間。調子に乗って、こんなソファに座ってしまっては、うららかな日差しの中、入眠必至であろうから、窓際の折りたたみ椅子から、窓の外を眺める。


乗船時間は1時間30分。品川埠頭、大井コンテナ埠頭、水産埠頭を横に見ながら、臨海トンネル上部海面を越え、東京灯標付近、今後、30年以上の廃棄物を埋め立てる新海面処分場を過ぎ、フェリー埠頭お台場ライナー埠頭、青海コンテナ埠頭を回り、お台場の横からレインボーブリッジをくぐり豊洲、晴海、月島の埠頭を見ながら、また帰ってくるというコース。


この時間ずっと女性のガイドさんが案内してくれるが、このガイドさんがただものではない。コースこそ、固定だが、埠頭に停泊している船は、千差万別。そのそれぞれの船にあわせて、臨機応変にガイドしていく。
ハトバスのガイドさんでもここまでの密度ある案内は無理だろう。ガイド業界の虎の穴があるとしたら、彼女はその首席卒業生かもしれない。

現在の東京港は、中国市場の台頭や大型コンテナ船への対応の遅れもあり、水揚げの面で見れば、世界の十誌にも入らないランクになってしまっていることや、ゴミを埋め立てていくことの意味や計画について、アドリブもまじえ、わかりやすく説明してくれる。
海に向かってそびえ、コンテナの積み下ろしをする巨大な鉄塔のことをガントリークレーンと呼ぶのだが、ガントリークレーンの動いている様子がしっかり見える。

さらにゴミを埋め立てる段取りや、湾内の浚渫の様子、埋め立ての方法……。新海面処分場では、埋め立てを始める前、海面の輪郭部分に枠から作っていのだが、この枠部分の防波堤を1メートル作るのに3000万円かかるそうだ。ゴミを廃棄するコストがいかに高いか……。

また、江戸時代につくられた台場や、レインボーブリッジについても解説。時代の中で、さまざまな用途を供してきた東京湾の豊かさをも同時に感じさせてくれるツアーとなっている。

見学終了後、山手線で移動して大手町へ。人材派遣会社パソナが農業の雇用創出にむけて、丸の内の地下に作った就農支援施設「パソナO2」へ。ここは銀行の地下金庫室を改装した施設で、地下二階のレベルで、花、ハーブ、稲、野菜、トマトなど、さまざまな作物を作っている。花畑では白色LEDによる栽培を行っているが、大部分のものは高出力のハロゲンランプと蛍光灯によって育てている。
清潔かつ純粋にキープされた環境に近いので、それぞれの部屋で、野菜や植物の匂いが、すがすがしく感じられる。


見学者の一番人気はトマトの水耕栽培。ただ、この手のものは万博や、北九州市プリンスアリーナなどで、何度も見ているので、ちょっと感動も薄かったかな。

なによりここは、農林試験場ではなく、丸の内の地下という環境で農業という仕事への興味をかきたてるものだから、仕方ないのかな。
すべての見学が終わったあとは、参加のみなさん7名と、地下鉄で麻布十番に移動。

香川県の宿泊施設「東京さぬき倶楽部」にあるレストランで、さぬきうどんをいただく。国立能楽堂の設計者として著名な大江宏設計の建物の中で、いただくぶっかけうどんや、かけうどんは幸せにおいしい。意外なロケーションがおもしろいし、うどんが普通にいい感じ。カレーうどんはなかなかのものだった。



