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【海外旅行】強運のエピローグ

最後の最後で、からっけつになったベガス旅行である。帰国の便は9時55分に飛び立つ。アメリカの空港でチェックイン時の持込荷物検査は、厳しいことが多いので、午前7時30分にPARISをあとにする。

 早い時間に到着したおかげで、空港第二ターミナルはがらがらだ。するりとチェックインしたあと、搭乗ゲートそばにあるバーガーキングで、クロワッサンサンドイッチを買い込み、ラウンジでいただく。

 機材の到着が遅れ、離陸は予定より15分、遅くなった。空には40分。ロサンゼルス国際空港でいったん降機する。めんどうなことに今回は沖留めであった。ラウンジでくつろいだり、免税店でテキーラ「PATRON」のゴールドとシルバーを買ったり……。


 「PATRON」はラスベガスのさまざまなバーでよく見かけたテキーラだ。アメリカ市場に力を入れている銘柄らしい。5月のアメリカ旅行でもここで、ゴールドを一本買ったのだが、飲みやすく上品な味であっという間に開けてしまった。

 免税範囲は3本までなのだが、これを2本にしたのには意味がある。

 沖留めしたJAL25便にふたたび乗り込む。3月や4月のJALといえば、「森伊蔵」の機内販売だ! ネットでは20,000円近くで売られている焼酎「森伊蔵」が、3,000円で買えるのだ。JALカードを使えばさらに10%引きの2,700円である。さらにマイルも2倍ついちゃうぞ。


 今回はビジネスクラスに座っているから、まず、確実に1本はおさえられるだろう。しかも搭乗客の少ないこの便なら、もう1本くらい手に入っちゃうかもしれない。

 テキーラを2本にしたのはつまり、そういう理由だ。

 最初の機内販売で1本目の「森伊蔵」を軽々とゲット! CAさんに「もう1本とか買えないですかね」と、きいてみる。とりあえず、ひとりに1本とのこと。そりゃまぁ、当然だろう。

 映画を1本見終わったくらいのタイミングで、森伊蔵2本を見えるように手に持ちキャビンを歩くCAさん。「それ、買い手がいなかったら売ってください!」売ってくれたよ。2本目の「森伊蔵」である。うれしいに決まっている! これで免税範囲を越えてしまったが、たいした問題ではない。すごい! うれしくなっちゃう。

 CAさんのもとには、もう一本「森伊蔵」が残っていたので、そっちは買えないんですかと貪欲に聞く。「うしろのお客さまで、お買いになられる方もいらっしゃるでしょうし……」そうだよね。おれが独占していいわけじゃないよね。

 CAさんは鹿児島の出水出身だそうだが、「森伊蔵は、地元の人間も飲めないんですよ。いつも一度、飲みたいと話しているんですけどね」などと、話してくれる。

 食事とともにシャンパン1杯、白ワイン2杯、赤ワイン1杯、そのあと、焼酎「尽空」のオンザロック2杯、ジントニックを1杯と飲んでいたのだが、トイレに行こうとしたとき、足元がふらついて、ドアサイドのシートに座っていた、女性の太腿に手をつく失態。酔いすぎです。

 そこから爆睡! 目が覚めたら、青森の東沖を飛んでいる。あと1時間くらいで成田到着だ。疲れていたのと、酒のおかげ。

 ボーっとしているところに、鹿児島のCAさんが再登場。「今日は珍しいことに、エコノミーでも、お買いになられる方がいなかったんですよ」と、3本目の「森伊蔵」を目の前にだしてくれる。クリスマスの朝、目を覚ましたら、サンタさんからのプレゼントがあったみたいな、喜びである。

 そりゃ当然、買うでしょう! 高笑いである。アイテム3個を手に入れるのはゲームの基本であり、人生の基本だ。

 税関では課税の列に並んだが、テキーラ2本と、森伊蔵3本で税金は300円である。お安い御用なのだ。テキーラとか、あと3本くらい買っとけばよかった……。

 成田からリムジンバスで池袋へ。ほぼ1時間程度で到着し、気持ちがいい。東武練馬に帰り着いたところで、ココイチへ。日本で食べる1週間ぶりの食事はカレーである。

 メニューはいつもの「グランドマザーカレー」。そう、スクラッチで当たるオリジナルスプーン目当てなのだ。いままで8回、食べたが、一度も当たらなかった。今日は当たりそうだと思って、カードを引いてみた。そして、当たった。

 3本の森伊蔵とオリジナルスプーン。なぜ、この幸運があのブラックジャックテーブルになかったのか……。

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コメント

柴尾さん、おひさしぶりです。

森伊蔵、よかったですね。3000円だと、ほぼ定価だと思います。あそこも、造りを増やさないので、ヤクザがあちこち転がしていたり、不良酒販店が3万円で転売していたりしてけしからんのですが、3000円の普通の芋焼酎(って1升3000円はかなり高い部類ですが)としては十分に美味しいと思います。

焼酎のブームもやっと一段落して、買いにくいのは佐藤、萬膳くらいになってきました。あとはレア蔵(というか、生産量が増えない蔵)だけで、焼酎好きには幸せな季節がだんだん戻ってきましたね。

これから、バブル崩壊が始まります。潰れる蔵も出てくるかも知れない。いい品質の焼酎をきちんと造っていかない蔵はたち行かなくなりますし、無理に増石した某人気麦焼酎の蔵なんかは味も変わってしまってどうなることやら……。

新橋以来、ごぶさたしています! そちら方面にも連絡をとらねばと思いつつ、時間だけがたってしまいました。

森伊蔵って、店によってはワンショット2500円くらいで売っていて、ほんとに、「なんじゃ、そりゃあ」って感じです。

おいしい焼酎が、当たり前に飲める時代が来るのは、ほんと、なによりだと思います。

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