ワーナーマイカルシネマズ板橋9番スクリーンにて、4K Pure Cinema鑑賞。
4K Pure Cinemaはデジタルシネマの最新企画である。日本では、TOHOシネマズ六本木ヒルズ、シネマ メディアージュ、TOHOシネマズ高槻の東宝系三館のほかに、ワーナーマイカルシネマズ板橋のみで上映されている。
デジタル上映方式では、最新の成果だ。4,096×2,160ピクセルの高精細映像と非圧縮の音声が楽しめる。いま、「ダ・ヴィンチ・コード」を見るなら、こういった劇場とそうでない劇場とでは、値段で1,000円くらいの差をつけていいかもしれない。それくらい美しい映像である。
日本で上映されるプリントは、アメリカで見るものとちがって、色の鮮度や鮮鋭感に欠けるものが多いが、劣化のないデジタル方式ならば、撮影監督の意図通りの映像が楽しめるのだ。
もちろん撮影条件により、シーン次第で映像のクオリティは変わるのだが、最高条件のシーンでは空気さえ感じられるようなみずみずしい映像が堪能できる。従来の方式よりも暗部の階調がしっかりとれているので、薄暗いシーンでも息を呑む映像が楽しめる。
その一方で、トム・ハンクスの49歳の地肌までしっかり見えちゃうんだけどね。
気になったのは、字幕の文字が大きすぎること。今回は9番スクリーンの15列あるシートのうち、前から12番目のL列で見た。後方よりのベスト位置だと思うが、文字が大きいと、一行の左右幅も大きくなる。それだけ、左から右への視線移動量が大きくなる。この文字サイズだと、その量が大きいのだ。
圧倒的な字幕の量を読まなければならない本作の場合、ちょっときついかな。
また、文字自体が明るすぎる。すべてのシーンがそういうわけではないのだが、冒頭のルーブル美術館などで、あのサイズの文字がきらきらと明るく光っていると、明暗差が大きすぎて、まぶしいのだ。これは文字が小さくなるとまた、ちがうのかもしれないけれどね。
音声については、かなりのもの。ワーナーマイカルシネマズ板橋の音響では10番スクリーンの印象がもっともいいのだけれど、ソースがちがうと次善の9番スクリーンでも圧倒的にちがうね。ただ、冒頭、右後方のスピーカーから、セリフのチャタリングめいた音が聞こえた気がするのだけれど、あれは気のせいかなぁ?
気になることはこまかく書いたけれど、日本で「ダ・ヴィンチ・コード」を見られる最良の環境のひとつが徒歩5分圏内にあるのは幸せだね。ただし、他のスクリーンでは通常通り、光学プリントなので、まちがえないように。
さて、映画本編だ。ここから、大きなネタバレはしないつもりだが、気になる方は読むのをやめておきましょう。
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