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【映画2006】アンダーワールド:エボリューション

 ワーナーマイカルシネマズ9番スクリーンにてSRD-EXにて鑑賞。

 いやもう、むちゃくちゃおもしろかったよ! 前作を100としたら、250くらい堪能した。

 前作はほんとうにプロローグのようなつくりだったし、バンパイア対狼男の戦いを描くには圧倒的に血が足りなかった。

 今回はたっぷりの血が満ち満ちてて、まずそれに満足した。血の色が少ないバンパイア映画はものたりない。しかもえぐる痛みが、きちんと伝わってきてて、ぞくぞくする。

 もちろん、前作に硬質な美しさはあったけれど、説明するべきシチュエーションに追われすぎていて、素材の魅力が生きているとはいえなかった。


 今回は説明するべきシチュエーションが整理されている一方、悪夢のロードムービーの様相もあり、それが功を奏している。さらにオーソドックスなヒーローものの定石もきちんとあるか。

 アクションのアイディアも豊富で、飽きることがない。

 特筆すべきは、ヒロインのケイト・ベッキンセールにほとんどアクションをさせていないことだ。これはうまい!

 注意してみると、ケイト・ベッキンセールは見得こそたくさん切っているものの、フィジカルなアクションは前作よりずっと少なくなっている。それでも思いっきり戦っているように見えるのは、戦う情感のフォロースローがしっかりできているためだろう。

 全三部作で構想していたとのことだが、たぶん、前作の時点で、ここまでの設定は作りこんでいなかったのではないかと思う。

 あ、そう、ごまかしたのか……と思えるところもあったからだ。

 しかし、それがまずいかといえば、まるっきり、そんなことはなくて、堂々たる映画になっているから、うれしいね。

 すこしずつ失速していき、残念だった「ブレイド」にくらべて、「アンダーワールド」が、こんなに小気味のいい続編になっているとは、意外な驚きであり、もうけものだ。

 1作目をみていないと、かなりきついとは思うけど、このての映画が好きなら、あらためて、1作目からみていく価値はある。

 マルコ・ベルトラミの虚仮おどし音楽も小気味よく、ラストシーンのカタルシスも美しく、十分にエネルギーを充填して劇場をあとにしたよ。

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