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【テレビ番組】LOST

 夏の映画で圧巻のサスペンスといえば「M:i:III」だ。

 昨日、フジテレビの「とくダネ」を見ていたら、おすぎがこんなことをいっていた。

「「M:i:III」はよくできているんだけど、どこかで見たシーンばかりなのよね。橋のシーンは「トゥルー・ライズ」だし、高層ビルからパラシュートで飛び降りるのは、ジャッキー・チェンがやっていたし、上海の古い町を走るのは「007」であったし……」

 雑な感想だなぁ。そのわりに「サイレントヒル」とか、ほめてたし……。

 いってることも大ざっぱだ。「トゥルー・ライズ」の橋はフロリダ・キーズのセブンマイルブリッジだけど、「M:i:III」の橋はヴァージニアのチェサピーク・ベイ・ブリッジだし、クリフダイビングを映画に使っているのは、ジャッキー・チェンだけではない。

 なにより、風力発電所でのヘリコプターチェイスを始め、斬新な映像が数多くあったことをすっかり忘れて、自分がたくさん映画を見ていることを自慢するためだけに類例を出して貶めるバランスの悪さは疑問だ。

 そして、映画を映画としてみていない鈍感さにはあきれるばかりだ。

 だいたい、おすぎって「トゥルー・ライズ」のことをぼろくそにいってなかったっけ? まぁ、「トゥルー・ライズ」自体がキャメロンがうっかり撮ったコメディ・アクションで、スピルバーグの「1942」ばりに、無理がある作品なんだけど。

 なによりもあの精巧な仕掛けとプロットあふれる脚本と、みっちりとした映像を楽しめないようでは豚に真珠。おすぎに「M:i:III」だろう。

 さて、その傑作「M:i:III」をとった監督J.J.エイブラムスは、これが劇場映画デビュー作だが、その力量を知りたいと思っていたところ、「テレビシリーズ「LOST」にはまった」と、知人のmixi日記に書いてあった。

 それは見なければ!

 見たよ! 総毛立つとは、まさにこのこと!

 「LOST」は、何回の孤島に不時着し、生き残った48名のサバイバルドラマ……なのだけれど、いままでのどのサバイバルドラマともちがう。

 一番近いテーストではTVムービー「呪いの島」だろうか。これはテレビの深夜枠でしか流れないような古い作品なんだけど……。

 「LOST」において、J.J.エイブラムスはシリーズ創案と、シリーズのエグゼクティブ・プロデューサー、1、2話の監督・脚本をつとめている。

 まず、その1、2話がすさまじい。テレビシリーズのオープニングでこれほどぞっとすることは、滅多にない。

 「M:i:III」の巧さが単なる偶然でないことを証明するようなすさまじさだ。演出とテンポ、編集がテレビの枠をこえて迫ってくる。

 その後も見つづける。4話はちょっと失速気味の話だと思っていたが、ラストにやられました。

 現在、レンタルででている12話までを見終えたところだが、やはり1、2話が超絶レベルだったのは変わりない。とはいえ、これから、とんでもない方向に話が進んでいくそうだから、楽しみである。

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