【映画2006】サイレントヒル
ワーナーマイカルシネマズ板橋7番スクリーンにてSRD鑑賞。
なんというべきか……。
まず、ワーナーマイカルシネマズ板橋は21時10分からのレイトショーに未就学児童を入れないように!
劇場前方通路前の席で5~6歳くらいの子供が、ずっとおしゃべりしていて、かなり印象が悪い。PG12のホラー映画にどんな親が連れてくるんだろうと思ったが、20歳になるかならないかの連中で、親というより、兄弟なのか。
幻想的な町で、子供を探すというストーリーだから、ライブスピーカーとして、子供の声が入ると、じゃまでしょうがない。
もともとホラー映画はふだん映画を見慣れていない愚客が多くて、いやなことが多いのだが、今回は久しぶりの大ハズレだった。 劇場からの帰り、「あんな映画に子供を連れてくるなよな」と、話している客が何人もいた。
ここから先は薄くネタバレ。
映画も、たいした作品ではない。あまりにもエキセントリックな母親があまりにもエキセントリックな娘を捜索するという脚本で、あらゆるところで感情移入を阻害する作り。
サイレント・ヒルという舞台は、現実と微妙にオーバーラップする平行世界なのだが、その平行世界での主人公の行動原理が、ゲームのアイテム探しレベルなので、くらくらする。
トイレの中で、有刺鉄線にがんじがらめになった奇怪な死体。扉を開けてその姿を見たときに、主人公は口から胃の中身をリバースしそうなほど、ショックを受けるのだが、なぜかそのおぞましい口に指を入れ、パネルのかけらをとりだす。
「したい しらべる」、「くちのなかに なにかが みえた」、「くち しらべる」、「われたパネルを てにいれた!」
こんな感じだ。
シーンが進んで、どこで娘を探すかという話になったとき、「きっとここよ!」と、そのパネルを出す。パネルには、ホテルの名前が刻まれているようなのだ。
「なんで、それが娘のいるところだってわかるんだよ!」と、つっこみたくなった。
もう、全体の理屈がこういうレベルのものばかりで、げんなりする。
なにより、ゲーム的なものを嘲笑するパロディ映画かと思ったよ。
ほかにも、病院の案内図を見て、「このマップを覚えるのよ。覚えないと、命がないから……」なんていことを言われて、一生懸命「右、左、左、右」と覚える主人公。
マップを壁からはがすか、紙にメモしていけよ!
ほんとにたちの悪いパロディだ。
おれは原作ゲームをやっていないんだけど、原作のファンはおなじみのキャラやシチュエーション、世界観、音楽が使われていて、おもしろいというレビューも多いけれど……。
映像作りに感心するところは、いくつかあったけれど、圧倒的にだめな映画でしょう。
いろいろな映像を出すのはいいけれど、サスペンス演出がまったくできない人なので、緊張感が線としてつながってこない。
あと30分縮めるべきだし、もっと脚本を考えるべきだろう。
まぁ、レイトショーでグロテスク描写満載のホラー映画に子供を連れてくるようなバカにはちょうどいい作品かもしれないけど。
