【映画2006】フラガール
ワーナーマイカルシネマズ板橋10番スクリーンにてSRD鑑賞。
蒼井優がいい。蒼井優がいい。蒼井優がいい。蒼井優が笑うと、おれも笑うし、蒼井優が踊ると、おれの体も揺れる。蒼井優が東北弁で啖呵をきれば胸がすくし、蒼井優が泣くとおれもいたたまれず、泣いてしまう。
全国のワーナーマイカルシネマズ愛好者は、蒼井優を見飽きているだろう。映画を観にいくたびにAEON CARDのCMで「気軽に普段使いのカードで」とか、「もいっかい」とかを、もう一回どころか、100回くらい見ている。
人生において蒼井優は満腹だと思っていたのに、どうしたことだろう? この映画は蒼井優がとことんすばらしく。蒼井優を見るためだけにまた映画館に行きたいと思わせてくれる。
シナリオの構成は本当によくできている。
60年代末、斜陽の炭鉱町→雇用を生み出す産業としての常磐ハワイアンセンター→それぞれの事情からフラガールに応募する少女たち→SKD出身だが母親の借金のためにハワイアンの教師として、炭鉱町にやってきたダンサー→東京の女と地元との対立→ダンサーの踊りによって、目覚める少女たち→………。
シナリオ学校の教本にもなりそうな仕上がりである。
ひとつひとつの事件やコメディ演出など、ステレオタイプを感じさせ、陳腐に思えるところもあったのは事実だ。
だが、たとえていえば、主人公の少女を好きな少年だとか、炭鉱の社長といった、この手のドラマのバカの一つ覚え的布陣をばっさり切り落としたバランスがいい。
映画としての説得力は、松雪泰子の最初のダンスシーンと、蒼井優の二度のダンスシーンに集約されるのだが、ここが本当にすばらしかっただけに、ディテールに文句をいってもしょうがない気にさせられる。
「ブラス」、「リトル・ダンサー」、「フルモンティ」など、海外炭鉱再生映画とならべてもいいのだけれど、ジェイク・シマブクロの音楽がぴったりとはまる上品な仕上がりの佳作だった。
映画の中盤以降、劇場内はすすり泣きが続いていたし、おれもええ、たっぷりと泣かせていただきました。
それにしても蒼井優は、ほんとうにいいなぁ。
