【テレビ番組】僕たちの戦争
TBSのスペシャルドラマ「僕たちの戦争」がおもしろかった。
平成17年から昭和19年にタイムスリップする若者、そしてそれと入れちがいに昭和19年から平成17年にタイムスリップする海軍練習生のそれぞれを森山未來が演じており、彼の起用がほんとうにうまくいっている。
原作の荻原浩作品は未読だけれど、山元清多の脚本のバランスがよく、戦時に巻き込まれる現代人の成長が、結果的に特攻への志願となるアイロニーをわかりやすい形で示していて、うまいなぁとおもう。
古田新太、篠井英介、石井正則、樹木希林あたりの芸達者がきちんとしかるべきところに出ているし、作品全体のテンポのよさもいい。
上野樹里は連続ドラマ「のだめカンタービレ」をひかえているが、彼女の自然な存在感あればこそ、別人である「彼を信じる」というセリフさえも納得してしまうのだろう。
現代に来た兵士が、渋谷などの堕落した町の様子を見て、守るべき祖国を失った思いを募らせる。絶望の中、上野樹里に祖国を見つけていく流れが、しっくりはまっていた。
こういう作劇には弱い。欲をいえば、もっと「ことば」がほしいくらいだが、2時間強のドラマ枠ではいいバランスだろう。
そのあとテレビを見ていたら、「堂本兄弟」に映画「バックダンサーズ!」から、平山あや、ヒロ、ソニン、サエコが登場。安室奈美恵のナンバーを歌って踊るのだが、サエコが殺人的に下手! 問答無用に下手! 壮絶に下手! その歌声の破壊力にちょっと感動したよ。
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