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【映画2006】スネーク・フライト

 ワーナーマイカルシネマズ板橋6番スクリーンにて、SRD鑑賞。こういう映画を普通に作ってくれるニューラインシネマは大好きです。

 検察官殺人現場を目撃した証人を消すために、証人の乗る飛行機に数千の蛇をしこんだギャングのボス。ハワイからロサンゼルスへの深夜便で、すさまじいサバイバルバトルがはじまる。

 この設定がそもそも無理なんだけど、それ以外はなーんにも無理をしていない、ゆるゆるのB級パニック映画だ。ただ蛇が人間を襲い、人間が右往左往する映画なのだ。


 20種類以上の蛇が登場しているのだが、蛇なんてこれだけ出ていると、わけがわからず、コブラとガラガラヘビとニシキヘビくらいしか区別がつかない。

 「デッド・コースター」のデイヴィッド・エリスが十年一日のようなゆるい演出と脚本でパニックに陥った機内を見せてくれるのだけれど、つまりまぁ、そういう映画なので、ゆるさも大切なのだ。

 アメリカの飛行機映画といえば、およそ78%(推測値)はトイレでセックスをするものだけれど、この映画でも最初に殺されるのは、そういう男女だった。セックスしている最中にがぶりとおっぱいをかまれて殺されるのだ。もう当然そうなのだ。

 別のトイレではうっかりと小用中に、my big boyをかまれて死んじゃう男もいる。股間にぶら下がった蛇がキュートだ。

 睡眠中のおばさんは、服の中にもぐりこんだ蛇に、あれこれ興奮させられたあとに、がぶりとやられちゃう。

 つまり、蛇が人間を襲う48手をみせてくれるんだけど、そのばかばかしくもおおらかな殺し方は弛緩しまくっており、味わい深い。

 もっと笑えるかといえば、意外と真剣ぽいストーリーだし、もっとはらはらするかといえば、びっくり箱がただ、連続するような展開だし……。

 さらにとってつけたように「Enough is enough! I have had it with these motherfucking snakes on this motherfucking plane!」なんて、サミュエル・L・ジャクソンが見得を切ってからの、大雑把なクライマックスもすばらしい。これ、テレビの吹き替えで観ると楽しいかもしれない。

 公開初週は興収1位をとったが、2週目は7位、3週目は15位と落ちていったのも、こういう一発ネタ映画としてはきわめて正しい。だってこれ、映画館で二度観る映画じゃないもんな。

  

※こちらのエントリーもどうぞ。

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