【映画2006】テキサス・チェーンソー ビギニング
ユナイテッド・シネマとしまえん9番スクリーンにて、SRD鑑賞。
年に1回くらいはこういうダイレクトなスプラッターを見て、生きている実感を味わうのも悪くはない。
トビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」のリメイクである「テキサス・チェーンソー」の続編だけれど、話としては「テキサス・チェーンソー」の前の話。レザーフェイスをはじめ、あの一家がどのようにして生まれたかを、わりとまめに描いている。
ホイト保安官の誕生やオールドモンティーが両足を失った秘密など、なるほど、そういうことでしたかと、几帳面に描いているのがむしろ滑稽なくらいだ。その一方で、レザーフェイス誕生のあたりは、「ありゃま、ずいぶん、普通に生まれた殺人鬼なのね」って感じだ。
前作「テキサス・チェーンソー」は久しぶりに、すさまじく胸くそが悪くなり、うんざりするほどおぞましい、スプラッターというかスラッシャーで、おれは劇場で最高にひどい目にあわせていただいた。
今回、どれくらいひどい目にあわせてくれるのかが、楽しみだったのだけれど、つまり前作の8割くらいのひどい目で、とりあえず元はとったような気がする。
時系列的にこの先の話があるわけだから、犠牲者のみなさんの末路は自明だし、オリジナリティはかけらもなく、スクリーンでは、かつて何度も見た悪夢と痛さとつらさとショックのパターンがくりかえされるだけなんだけどね。
たぶん、ふつうに映画を語る尺度でこの作品を評価するのはまちがっているのだろう。ラクーアとか、富士急ハイランドとか、そういう絶叫マシンと同列に語るほうがいいのかもしれない。
そういう目で見れば、新味にはかけるが、定跡をきちっとおさえた作品として、よろしかったのではないかと思う。
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