【読書】「蒼き狼」の虫
見学ナイトのときに、開田あやさんから同人誌「ぶらりオタク旅」の8巻をいただいたのだが、すっごくおもしろかった。
とりわけ、「蒼き狼」の第二班のスクリプター、河島順子さんのモンゴル撮影日誌がすさまじかった。
なにしろ第二班なので、うわさの角川春樹プロデューサーは出てこないのだけれど、大草原の虫がすごいのだ。
モンゴルには『恐ろしいハエ』がいる。人や家畜の目の中に卵を産み付けて、その卵は目の中で孵るというのだ。このハエをよけるために、馬糞を焼くのだが、それでも卵を産み付けられたスタッフは何人かいたそうだ。なかには卵が孵ってしまった被害者も一人。ドクターにピンセットで取ってもらいながら、「卵が孵るのは珍しい」と……。
このハエは、ヤドリニクバエの一種らしいが、モンゴルの恐怖は目だけではない。
そんな、ある日。明け方、ゲルから叫び声が「HELP! HELP! 痛い!痛い!」 なんとよりによって、録音技師の耳の中に例の黒い虫が侵入したのだ!医療チームがピンセットで虫を取り出したのだが、耳の中は血だらけだったそうだ。耳が命の録音技師! 聞くところによると、その黒い虫は耳の中に入り、鼓膜を破って耳の奥深くに卵を産み付けるという恐ろしい虫で、モンゴル人はみな、耳に詰め物をして寝るのが常識だとか。モンゴルは怖い。ここまでの苦労をした映画だが……。
この同人誌は開田さんのサイトから購入可能です。ほかにも濃密な内容がすばらしいので、興味のある方はぜひ!
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