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【映画2007】LIMIT OF LOVE 海猿

 つけっぱなしのテレビ放送で、ちらちら見ていました。

 LIMIT OF LOVEって、どういう意味だろう。恋愛の限界ですか。もう我慢の限界みたいですね。

 そういえばこれは去年、観なかった映画だ。ヒット作だし、映画館で観ておいた方がよかったような気もするが、気のせいだろう。

 おれは加藤あいの目が苦手だったりする。彼女ってば、きれいな人だとは思うが、笑顔が想像できない目つきだ。あいまいに暗い。DocomoのCMでドコモダケと競演していても、「あんた、ほんとに楽しいの?」と、いいたくなる。


 この映画の危機的状況の中で、伊藤英明が携帯電話から長々とプロポーズするシーンは、噂になっていた。実際に見てみると、予想をしのぐ"くどさ"だ。「おまえ、まだいうか! あ、告白が終わったかと思ったら、さらにしゃべるんだ。そこまでいったら、ほとんど死亡フラグじゃねぇか」と、もやもやしたよ。生きるか死ぬかの、妊婦と怪我人が、喝采をおくっているのどかさには、あきれた。

 セリフのつながりもちぐはぐだ。婚約者が死んだと思って、加藤あいは泣きじゃくっていたのだ。そんな加藤あいに対して「よく生きていることを信じていましたね」と、時任三郎がいう。おまえ、その女は生きてることをまるっきり、信じてなかったぞ!

 どこかの名言集からパッチワークのように当てはめたセリフコラージュ映画。

 なにより職業人としての潜水救命士のディテールがほとんどないんだよね。救命士というより、息が長く続いて、根性と腕力はあるけれど、状況認識の甘い、いいお兄ちゃんというニュアンスしかでていない。

 クライマックスにいたっては、ひとむかし前の日本映画の構図を現代風な演出と物量で、うやむやにしつつ、押し切った印象だ。

 むかし「アルマゲドン」に押し寄せたかのごとき、涙タンク破裂寸前の人たちを刺す爪楊枝のような映画だ。

 ああ、これで興行収入が71億円ですか。

  

※こちらのエントリーもどうぞ。

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