« 眉山 | メイン | リーピング »

【映画2007】The 焼肉ムービー プルコギ

 ユナイテッドシネマとしまえん2番スクリーンにてSRD鑑賞。

 おなかも心も満たされる食エンターテインメントなのだそうだ。焼肉ムービーなのだそうだ。通常であれば、食指が動く映画ではないが、わが故郷、北九州が舞台と聞けば、観にいくしかない。おれは愛郷心が強いのだ。

 「ご法度」の松田龍平がでる。本業が何屋かわからない山田優が出る。「ピンポン」のARATAがでる。「SAYURI」、「太陽」の桃井かおりがでる。「プロジェクトX」のナレーションでもおなじみの田口トモロヲがでる。いつのまにか結婚してた矢沢心がでる。え、かまやつひろしじゃなくなったの?というムッシュかまやつがでる。数々の女優とベッドシーンを演じた津川雅彦が出る。俺より年下なのが信じられない竹内力が出る。いっしゅん、だれだかわからなかった前田愛が出る。「復讐するは我にあり」の倍賞美津子がでる。そして、そして、「泥の河」の田村高廣が出る。

 文句なしに豪華な出演陣だ。どんな映画になるのやら、それなりに楽しみにしていた。

 最低の映画だった。中二のクラス映画レベル。どこぞのCM監督の映画ごっこに、たくさんの役者が付き合ったような映画だった。

 松田龍平は作品選びを考えたほうがいい。山田優はがんばったが、黒歴史にさえなりゃしない。ARATAは演技さえさせてもらえなかった。桃井かおりは学芸会に全力投球しなくても……。田口トモロヲはまるっきり空回りしていた。矢沢心には結婚生活があるからいいか。ムッシュかまやつは北九州に焼肉を食べに行ったのだろう。津川雅彦はおっぱいの変わりにカルビをつまむですか。竹内力は「スケバン刑事」さえも名作に思えてくる。前田愛は自分を不細工に取る監督と付き合わないほうがいいよ。倍賞美津子はカメオというにもほどがある。田村高廣さん、これが遺作になっちゃったの! なんてこった、紫綬褒章が泣いている。

 随所に撮りもらしがあることが見え見えだが、そのすべてを撮りきったとしても映画にはならないレベル。伏線とか構成とか、まったく考えられていない……というか、オールスターキャストの総スケジュールをまとめることを優先して、お金と時間を使ってきた観客を考えていない

 北九州を舞台にしたのは、制作費を浮かすためだろう。話が北九州である必然がまったく伝わらない。無理がありすぎる設定。弛緩したカメラワーク。自己満足のギャグはもう、救いようがないけれど、なによりの悪夢は、主人公の焼くホルモン(コプチャン)がまるっきりうまそうじゃないことだろう。

 肉を食べるってことは命をいただくということなのに、皿ごと肉を落とす。焼いた肉を床に捨てる。食肉処理場ではおもちゃのように微塵にする。メインキャストのほとんどがこういうことをやるのがおぞましい。被写体が肉や内臓だけに、ここまで雑にやられると、動物の死体のように見えてしまう。

 食べものの映画なのに、食べものに対する愛情がいっさいないのは いかがなものか、ほかの設定ならともかく、焼肉というテーマにしたことで、ずさんさが目だった。

 もういいや。こんな映画、早く忘れよう。
  

※こちらのエントリーもどうぞ。

« 眉山 | メイン | リーピング »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントを投稿

ネットでラクラクチケット予約購入、e席リザーブでシックスワンダフリー

最近のエントリー

カウンターetc

人気ブログランキング - ゲームの王道 atom rss2.0
total カウンタ:today カウンタ:yesterday カウンタ

Pagerank/ページランク

人気記事ランキング

Google Adsense