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【日常】B型差別

 血液型性格判断は、えせ科学の最たるもので、科学との距離感でいえば、占星術や動物占いと変わることはない。占いとちがう部分は、それらしく科学めいて説明されていることだけだ。

 それでもおもしろいのは、日本の社会での血液型性格診断の根ざし方だ。もう文化の一部といっていいほどの存在になっている。

 ミランカの「博士も知らないニッポンのウラ」第二回で、唐沢俊一がゲストの際、えせ科学を特集していたのだが、血液型がどれほどインチキかと語りつつ、司会の水道橋博士と宮崎哲弥のそれぞれをまじえて、しっかりと血液型パラダイムに基づいて話していた。ついつい笑ってしまった。
(※該当するトークは、「バックナンバー」の「2007」から、「4月15日」の「博士も知らないニッポンのウラ」をたどっていくとでてきます)

 「アンチ巨人は巨人ファン」といっしょで、「アンチ血液型は血液型ファン」なのではないか、といったら、怒られるかな。

 おれは血液型占いは好きだよ。

 むかし「SF作家にはA型はいない」とかいわれ、O型SF作家の代表のように言われていた小松左京が「あとで調べてみたらA型でした」とカミングアウトしたりして、血液型のそういういい加減さも大好きだ。

 ゲーム業界など、プログラマーはB型率が実際高いってのは、電磁波の影響で業界二世は女の子が多いというのと同じくらいの「定説」だ。

 さて、マイミクさんをはじめ、若い女性と話をしていて、ここ数ヶ月で立て続けに聞いたのが、血液型差別の話題。なかでも「B型差別」というものが多いそうだ。

 血液型の話題で「私、血液型とかそういう話、苦手なんです」となった場合、本人がB型であるとか、付き合う男性がB型ばかりとか、そういうシチュエーションが多い。

 「へえ!」とか思う。最近は血液型が差別の道具になっちゃうんだとか思う。

 ググってみる、"血液型差別"では3260件だが、"AB型差別"6件、"A型差別"8件、"O型差別"68件、"B型差別"68件となっている。なるほど、O型とB型と差別されてるわけね。しかし、どっちにしても少ない数字じゃないか。

 それに統計的データというのは、真正面から受け止めるのは間違いなのである。

 このデータが仮に真正のものであるとしたら、「B型やO型は、差別されるのが当たり前」という読解は統計の読み方としてまちがいだ。

 正しい統計の見方はつまり、「A型は了見が狭い」ってことだ。差別があったときに責めるべきは差別される側ではない。差別をする側なのだから。当たり前だよね。

 ちなみにおれはB型である。

  

※こちらのエントリーもどうぞ。

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