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【国内旅行】ひさしぶりの苅田

 北九州市小倉南区に隣接する京都郡苅田町で祖母の墓参り。

 苅田町はもともと三菱マテリアルや宇部興産、麻生セメントなどの工場があったのだが、日産が進出。ティアナ、エクストレイル、プレサージュ、ムラーノなどを生産。その後、進出してきたトヨタはエンジンやハイブリッド部品を作っている。

 北部九州では「景気のいい」エリアのひとつだ。祖母の墓は工場地帯と市街地にはさまれた一角。周囲の開発の中で、取り残されたように墓所だけが残っている。


 墓に手を合わせていても藪蚊が飛んでくる。ぼくの身体に近寄る蚊をたたき落とそうとする母親。さすがに場所が場所だ。

「いいちゃ。いいちゃ。殺生やけ。そのままにしとき」
「なんいいよぉんかね。あんたのズボンのとこやら、蚊がつきよおやないね」
「たいしたことないちゃ」
「藪蚊やけ、あとでかゆくなるよ」

 そういいながら、手を合わせるおれの身体への連続ビンタで、蚊を落とす母。だいぶ殺生をしたのではないか。

 母方の実家へ。店番しているのは4歳下の従弟だ。会うのは2年ぶり。少し前に酔っ払ってバイクに乗り、電柱に激突して、複雑骨折をした話などを聞く。右腕が水平より上に上がらないそうだ。地元でバンドを組み、ギターを弾いていたが、いまはそれもかなわない。

 新北九州空港から飛び立つスターフライヤーの最終便で、東京に帰る。
北九州2007

 空港の1階ではメーテルロボットがご案内。北九州市といえば、町のいたるところに松本零士関係がいるので、仕方がない。

 「メーテルも機械のからだになったんだね」と、おれが鉄郎なら口にするところだ。

 新北九州空港は2500メートル級の滑走路を持つこともあり、印象としては高松空港と近い規模かな。八幡駅界隈から、公共交通機関を使って利用するのはちょっと面倒で、開港後も福岡空港を使うことが多いんだけど……。
北九州2007

北九州2007

 出発ゲートに行くと、なにかの骨格標本。近寄ってみると、カバのカバオだと書いてある。

 カバオ!

北九州2007

 カバオといえば、北九州の「いとうづゆうえん」の人気カバではないか。おれが子供のころよく見ていたカバだ。亡父がとりわけ好きだった。いっしょにここに来ると、カバオは大きな口を開けてこちらにやってくる父親は近くにあった木切れを使って、歯と歯茎のマッサージをしてやっていた。

北九州2007

 カバの大きな口とうれしそうな親父の顔。その光景は印象的で、いまもよく覚えている。

 しかもこのカバオってば、本来なら、燻蒸中でおれが入れなかった「いのちのたび博物館」に展示しているものだったらしい。

「燻蒸中ですまんかったカバ」とか、いいながら、のっそりと、おれを見送りにこの空港まできてくれたような気がするぞ、カバオ。

 スターフライヤーは新北九州空港開業とともにできた航空会社。北九州・羽田便、北九州・沖縄便を出している。

 チェックインのとき、アンケートに答えたら、2,000円キャッシュバックしてもらった。

 使用機材はA320-200で全席、革張りシートだ。安全設備の案内で、聞きなれた男性の声だと思ったら、子安武人ではないですか。椅子は前後のシートピッチに余裕があって、乗りやすい。

 タッチパネル式の機内エンターテインメントもそれなりに充実してて好印象。ANAともコードシェアをしているのだが、JALマイラーの自分は諸条件を考えても、帰省時は羽田から福岡空港にJALで移動するんだろうな。

 

※こちらのエントリーもどうぞ。

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