【映画2007】ベクシル 2077日本鎖国
ワーナーマイカルシネマズ12番スクリーンにてSRD鑑賞。
スクウェアの経営危機を招いた「ファイナルファンタジー」映画が当時、きちんと意図通りのものになったら、こういう作品になっただろうと思える作品。
全編がゲームのデモムービーみたいな印象。ゲームのCGデモムービーには実写に対する憧れがあるのか、やたらと、実写臭い演出が多いのだが、この作品にもそういう香りが漂っている。
ただ、脚本が崩壊していた「ファイナルファンタジー」映画にくらべて、こちらはまだ、「映画」のシナリオになっていることが救いかな。
設定にある日本のハイテク鎖国だが、映画で明かされる真相はかなりのトンデモだ。なにより「ハイテク鎖国」の真相は仰天した。「銀河鉄道999」のプロローグかとおもいましたよ。ただ映画を見ていてそれが陳腐に思えないのは、とりあえず手堅いシナリオ構成のたまものだろう。
「レミーのおいしいレストラン」が、モーションキャプチャーフリーをうたい、「genuine animation」と銘うっていたのに対して、モーションキャプチャー全開の映像は、見ようによっては、ロトスコープよろしく、人間をCGというテキスチャーで覆いつくしたように見える。アニメーションではなく、イミテーションなのだろう。
日本のリソースで、実写的な超大作を作るとしたら「こうなる」というメソッドを実験している感覚もある。
全体に生真面目に作りすぎてて、味わいと魅力にかけるのが難点。なんだか、予算と時間がかかった、CG専門学校の卒業制作のような気がする。
それにしても声の出演をしている松雪泰子は恐るべしである。こんなにうまい人だったなんて。
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