【映画2007】ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
ユナイテッドシネマズとしまえん3番スクリーンにてSRD鑑賞。
「ロード・オブ・ザ・リング」の3作は終わった。「スター・ウォーズ」の6作も完結した。人生で楽しみな映画連作がなにもなくなってしまった。そう思っていたら、まさか、こんなところで、しかも、いちど完結したはずの作品が終わらざる物語として、ふたたび、自分の人生に現れるとは思っていなかった。
「エヴァンゲリオン」のテレビシリーズは、SCEの「レガイア伝説」制作中の放映であり、各話放送のたびに開発でも話題になっていた。
ぼくも「第七話 人の造りしもの」あたりから見ていたのだが、そのときやそれからの熱狂には染まれなかった。近い世代の人が個人的な知識と経験をもとに作ったものに対して、「うあ、しまった。こういうものをさきに作られたのなら、自分のこれから作りたいものは、すべて陳腐になっちゃうぞ」という、苛立ちがあるだけだった。
スーパーファミコンで「レナス2」が出た直後で、その発売本数と当時のアスミックの体制から、「レナス3」はないということが、はっきりわかっていけれど、もしも「レナス3」を作るとしたら、想定していたプロットすべてを組みなおさなければならないと思った。
ちなみに「レナス2」のサブタイトルは「封印の使徒」だった。
「レナス2」のプロットをオリエンテーションしたときに、「その設定って"○○"みたいですね」といわれたとき、そんな過去の名作など、念頭になかった自分は、あまり気にならなかった。ただ、これから作る作品が「"エヴァ"みたいですね」といわれるのは、かなわんなぁと思った。
あの時代にいろいろ話を考えていた、自意識過剰な零細ゲームデザイナーとしては、そう思ったわけですよ。
まだ全体の四分の一でありながら、新劇場版は、テレビ版にくらべ、さらに一人称となり、さらに「わかりやすく」なり、さらにわくわくするものとなっている。時代も変わった。おれも変わった。
鑑賞後、解題をしているマイミクさんの日記も読んだけれど、そんなにちがう「解釈」はなかった。たぶん、進むであろう方向は楽しみで、12年目の誠実かつ、てれ笑いをしない「リメイク」は好ましく、ああ、この4作を見終わるまでは、死にたくないなと、思えるわけである。


