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【読書(漫画)】アルカサル最終巻

 いやもう昨夜、えーーーっと叫んでしまったのは、青池保子の「アルカサル」が、とっくに完結されていたのを知ったときだ。

『アルカサル -王城-』は、青池保子の漫画作品。14世紀の中世スペインを舞台に実在のカスティリア王ドン・ペドロことペドロ1世の活躍を描く歴史漫画。

1990年から1994年にかけて「別冊プリンセス」(秋田書店)に連載された。掲載誌の休刊により長い間連載中止状態だったが、2007年に残る物語を「プリンセスGOLD」に前後編読み切りで掲載して完結。1991年には第20回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した。単行本は2007年9月に13巻が出て完結。


 wikipediaより

 最終巻発売から、1ヶ月近くも知らなかったのは、迂闊にもほどがあるってもんだ。

 本屋にも普通にいっていたつもりだし、それなりにチェックもしていたつもりだったけど、13年の空白のあとに完結させるなんて、油断のしすぎだ。やはり秋田書店の少女マンガであるということなどが、俺の目を曇らせていたようだ。

 mixiの青池保子コミュではかなりのお祭り騒ぎだったようだし、3ヶ月以上前のasahi.comにインタビューが掲載されている。
24年越しで歴史漫画を完結 青池保子さんに聞く

 日本人にはなじみの薄い14世紀スペインの話だ。普通に世界史を勉強していても教わるところではない。漫画で知ったあと、読みやすくこのあたりに触れたものを探そうとしても、なかなか見つからない。しかも34歳という短い一生のクライマックスになるところで、休載されたこともあって、とことん気になって仕方がなかった。主人公の残酷王「ドン・ペドロ」の苛烈な生は、現代の書き手の事情ごときで、途絶えるはずもない……とさえ、思わせる。

 塩野七生がルネッサンスものを書いた時期に匹敵する作品だといってもいいだろう。生臭い時代の中、複雑に交差する欲望の思惑を果断に切り拓く男の色気が贅を尽くし伝わってくる。後世、「残酷王」と呼ばれた男の「残酷」を正面からいとおしく描き、めったやたらにおもしろいのだ。

 酒場でけーむらくんなどがいて、青池保子のことに話がおよぶと、「なにはともあれ、「アルカサル」は完結させてほしい」と、くだを巻いていたのだが……。

 買うぞ! 買うぞ! 読むぞ! 読むぞ! こんなときはアマゾンだ! ポチッとするぞ! ポチッとするぞ! とページを開いてみたら、すでに在庫は品切れではないかっ! ここから買おうと思ったら、マーケットプレイスで新古品を1,100円で購入しなければならない。

 600円の新刊漫画を1,100円で買うのはいやなので、「2~3日表記」が出ていたbk1でポチッ! 朝になって、アマゾンをもういちど確認してみたら、完結の13巻は「1点在庫あり。ご注文はお早めに。」と、なっている。きーーーーっ!

 600年前の人物を描いた作品の完結を13年も待っていたのにわずか数時間でどたばたをやっているおれである。

 青池保子のオンライン日記によれば、年内には「外伝」もかくそうなので、これはこれで楽しみだ。長く生きているといいことがある。

※こちらのエントリーもどうぞ。

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