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【映画2007】銀色のシーズン

 六本木TOHOシネマズ9番THXスクリーンの完成披露試写会にてSRD鑑賞。

 ひさしぶりの国産スキー映画だ。そこはちょっとだけおもしろかった。基本的には白馬で撮影し、一部のスキーシーンで海外ロケーションしているようだけれど、スノーボーダーの存在を薄くしている点も興味深い。

 監督は「LIMIT OF LOVE 海猿」の羽住英一郎。沈没間近のフェリーで、要救助者を横にはべらして、対策本部にいる恋人と携帯電話でだらだらと愛をささやくすばらしい男を描いた才能ある監督だ。

 そういえば、漫画「め組の大吾」で、火災救助の現場で主人公が恋人に「おまえのこと、いちばん大切な身内と思っているから、お前を救うのは最後だ」とかいっていた。職業人のドラマのクライマックスとはそういうものだと思うこちらが古いのだろう。

 その点、映画「LIMIT OF LOVE 海猿」は、「愛のためなら死ねる」ということばの新しいバリエーションを生み出したわけだし、沈没する船より愛されている加藤あいを演出したのだから、たいしたものだ。

 雪山でのロケーションはたいへんだったろう。そんな雪山で自然のリアリティに身をさらしたというのに、これだけリアルじゃないものを作れるのはたいした能力である。

 かつてはワールドカップにも出場したモーグル選手で、いまは雪山のなんでも屋になった男が主人公だが、彼がその雪山で生きているリアルがかけらも感じられない。

 雪山の町おこしで作った雪のチャペルではじめての結婚式を挙げる女がヒロインだが、彼女に関しては伏線と伏線の回収がまったく機能しておらず、スキーこそ下手だが、雪山では未曾有の生命力を持つモンスターなのかもしれない。

 まぁ、むかし懐かしいアイドル映画の現在形と思えば、興味深い。携帯小説世代にはわかりやすい話で、大人の男も、大人の女も一人として描かれていないが、「海猿」ならぬ「雪猿」と称した男の子たちがそれなりにかわいらしく撮れているから、アイドル俳優のプロモーションビデオとしてのクオリティは保たれているんだろうけどね。

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