【イベント】縄と鞭の大晦日 メガネ巫女の新年
みなさん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
年越しはにぎやかなところでやりたかったので、ロフトプラスワンの「プラスワンナイト!大晦日カウントダウンスペシャル!!」へ。自分の経験とちがう傾向の「ロフトプラスワン」企画が盛りだくさんに入っているので、お得なイベントである。
出陣直前に、前夜、いっしょに飲んだ戦友から連絡が入る。こちらは早めに撤退した戦線だったが、戦友はその後、転戦につぐ転戦で、かなり疲弊している模様。それでも士気は高く、では、今夜もともに戦うかということになる。
「プラスワンナイト」は開演前の7時過ぎに到着。どのくらい入っているのか、まったく見当もつかなかったが、とりあえず六分程度の入り。大晦日だと、こんなものかと思っていたら、0時に向かって、ひとががしがし増えていく。
最初は吉田豪と掟ポルシェのスペシャルトークコーナー「恒例2007年を振り返る」だ。石原真理子と石原真理子と沢尻エリカの印象でまったりと……。
そこから映像企画。「シネマ秘法館」、「韓国まんがまつり」、「オールザッツバカ映像」というロフトプラスワンの名物企画をまとめて紹介。
つまり、こういうあたりが流されるのだけれど、あわただしい中に詰め込まれているので、プレゼンテーションとしてはちょっと物足りない。この手のものはネットでかなり流れているだけに、ある程度のボリュームがあるトークが伴わないと、厳しいんだよね。
とはいえ、飽きるひまもなく、企画が入る。「特選!パフォーマンスコーナー」として、月乃光司と、妖怪プロジェクト。
パジャマを着て、詩を叫ぶ月乃光司のパフォーマンス。YouTubeにあるのは放映可能なバージョンだが、今回のステージ上ではもっとハードなバージョンで、言葉が割り切れないまま、きりきりと迫ってくる。リストカッター率が高いといわれるイベント「こわれ者の祭典」では、もっともっと強烈なバージョンが見られるかもしれない。
つづいて、「妖怪プロジェクト」。紹介役として「新耳袋」の木原浩勝さんが出てくる。久しぶりにご尊顔を拝した。眼鏡だけがむやみにおしゃれになっていた。「いつまでもデブと思うなよ」の出版プロデューサーとして、多少は細くなったのかな?
「妖怪プロジェクト」はエイベックスでは珍しいストリートで老若男女、とくに子供に愛されるバンドとのことで、「なかの人」たちの力もしっかりしており、聴いてて幸せになれるパフォーマンスだった。
つづいて、「地下芸人コーナー」だ。
まずは、ささきひろみ。スーパーのレジ打ちを生業にしている熟年女性が、日常をラップにして歌う。ラップそのものよりも観客全体がツッコミたくなる間合いが素敵だった。
つづいて、ハリウッドザコシショウが、果てしなくアシュラマン。ネタを聞いていて、自分が思ったより「キン肉マン」のことを覚えていたのにびっくりした。もとネタさえ知っていれば、安心して笑える。
さらに吉本興行に所属する「桜」のエヴァンゲリオン漫才だ。 エヴァンゲリオン漫才だからといって、ふたりはアニオタというわけではなく、パフォーマンス後、杉作J太郎から、「グレンラガン」の話題をふられて、きょとんとしていた。
つづいて、GO!ヒロミ44’。危なっかしい歌を熱唱。会場は半分ひいて、半分、大笑い。タイトルから想像がつくように、そういう情報をそのまんま歌にしただけといえば、その通りなのだが、おれの横にいた戦友が俄然、元気になり、CDを2枚買ったところ、おまけつきでもう1枚もらっていた。おれはおれとて、「関西人は東京から出て行け」を1枚購入。家に帰って聞いたが、やっぱり、ほかの観客がいるところで、生で聞いたほうがいいなぁ。
トリはみつまJAPAN'である。みつまJAPAN'は、ほかの芸人が演じているとき、客席のすぐそばにいたのだが、客席内をきょろきょろ見ている視線が強力でかなり、どきどきしたよ。普通に異人である。ネタはまぁ、みつまJAPAN'なネタで、まぁ卑怯だなぁ。
年の瀬も押し迫り、カリスマ調教師のミラ狂美が登場。女の子を剥いて、縛り、吊るし、回し、太腿をまな板にキュウリを切り、女の子のお尻に何本も吹き矢を当てる。こういう縛りがあるショーを見るのは、ほんとうに久しぶりなんだけど、とてつもなくチャーミングで、調教されるM女もかわいらしく、ユーモアもあり、見事なものでした。
M女が、天井から吊るされ、股を開いて、くるくると回っているときに、年越しそばのふるまいがある。こういうものを見ながら食べる年越しそばというのもなかなか、たいしたものだ。
いよいよ、年越しのときが迫る。ミラ狂美さんにくわえ、月花女王様も登場。会場から有志を募る。男性、女性、半々で、20人以上が壇上に上る。男は全員後ろの壁に立って手をつき、女は全員、客席側に四つんばいで手をつく。そこに降り注ぐ108の「除夜の鞭」。時折、女たちの口から漏れる「痛い!」という声が、なんというか、最高にばかばかしい。
そうして、2007年は終わり、2008年になりました。
そのあともイベントはまだまだ続くようだったが、斉藤さんに挨拶しつつ、ロフトからおいとま。
今日はもうひとつ計画があった。都内の大晦日といえば、24時間、電車が動いているわけで、電車に乗って初詣に行くのだ。今夜はこういうものに乗って動き回りたかった。
新宿から丸の内線に乗り、赤坂の日枝神社を目指す。いままで日枝神社の初詣は何度か計画していたが、諸事情でなかなか、うまくいかなかった。
大晦日の夜の中、四方を真新しい高層ビルで囲まれる中、赤坂の小高い丘の上にある日枝神社はまるで、夜光する海の上の島のようで美しい。思っていた通り、いまの東京らしい初詣の場所としてはかなりいい感じだ。縛られた女を見たり、鞭の響く年越しをしていたのに、いまはキンとした夜の冷気が、小気味よく身にしみる。
いまの時間、それほど混雑もしていない。社殿にお参りしたあと、横を見ると、メガネの巫女さんが二人、神楽を舞っているではないか。
新春初神楽
元旦から三日まで丹塗矢(にぬりや)をお受けになった方には、開運招福の神楽(巫女舞)を ご奉仕します。
とのこと。早速、1,200円を納め、丹塗矢をお受けする。その矢を持っていき、巫女さんに矢を預ける。多くの人は、自分の矢を見分けるために、ハンカチなどを巻いている。
ああ、メガネ巫女の神楽でなんだか、ありがたい気分になったよ。そのままいただいたおみくじも大吉。
大空に やをいる如く さわりなく
事なりかぶら 世にひびくなり
前途洋洋として我に開く、その餘慶久し。物事は速やかになる。遠方に出でて成功する人もあり、若しくは祖先の遺徳現にむくいられて子孫繁栄に恵まる、吉事すべて遠方に発し必ず顕る。
いいじゃないかっ!
そのあとは、六本木へ。六本木はタイムズスクエア状態だ。日本中から集まった外人が、ガンガン盛り上がっている。Abbot's Choiceにいってみる。ここも外人で溢れている。外人をかき分けあらわれたKQZさんにちょっとご挨拶したあと、ほかのバーを探して六本木をうろうろする。心あたりのある店はどこも開いていないので、すごすごと六本木を離脱。
大江戸線も外人天国。新宿も心当たりがあるけれど、外れるとダメージが大きいので、確実に開いている線を狙って中野へ。六本木の仇を中野で討つのだAbbot's Choice。おお、素敵に空いててすばらしい。居合わせたお客さんと、素粒子物理学の話をしつつ、ラムやテキーラを飲んで、朝6時だ。
電車で帰ると、ちょうど初日の出タイミング。5階の部屋からビル越しに見るお日様に手を合わせて就寝。まぁ、そんな年明けでした。
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