【グルメ】洋庖丁
20代から30代のころ、神保町あたりで仕事を終え、東武練馬に帰るとき、よく使っていたルートがあった。神保町から三田線で新板橋に行き、そこから8分くらい歩いて、東武東上線の下板橋に乗るというものだ。
いまのように地下鉄路線が増え、アクセスしやすくなった神保町とちがい、当時の神保町はちょっと面倒なロケーションにあった。
多少歩くけれど、乗換えが一回ですむというのが大きなメリット。だが、それだけではなく、クセになるものを出す店があったからだ。
それが「洋庖丁」。前にもこの日記で大山店を紹介したことがあったし、高田馬場や江古田にもあるけれど、おれにとっての「洋庖丁」はこの新板橋店なのだ。
だから、店が閉まる時間帯になると、下板橋ルートを使うことはなかった。
今日は板橋エリアで取材をしてたのだが、取材中の頭の中に「洋庖丁」が浮かび、食いたくてたまらなくなった。名物はスタミナ焼き定食と、からし焼肉定食だ。とりわけ、おれの好物はからし焼肉だ。
つまり、豚肉炒めなのだが、1日分くらいありそうな塩分と、たっぷりの黒胡椒で炒められた豚肉がたまらない。こういうシンプルな料理なら、別に家で作ったってかまわないんだが、なぜか、ここで食いたいのだ。
おそらく使っている豚肉の量と塩の量を自分で確認しながら作ると、後ろめたすぎるのだろう。

今日はからし焼肉とかにクリームコロッケ定食を食べたけれど、ひよらずに「から大」こと、からし焼肉の大盛を食べればよかった。
ああ、ほんとにうしろめたく、おいしかったよ。
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