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【映画2008】インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国

 ワーナーマイカルシネマズ板橋8番THXスクリーンにてSRD鑑賞。

 「ハムナプトラ」だとか、「ナショナル・トレジャー」だとか、あえていえば「ダ・ヴィンチ・コード」だとか、21世紀に通じる学者アドベンチャー・シリーズの嚆矢にして、定番の「インディ・ジョーンズ」が帰ってきたわけだから、ひたすらにうれしいことである。

 しかも、フランク・ダラボンなど、さまざまな人間が関わったシナリオは、完成まで難産を極めていたことを聞いていただけに、この目にできたことだけでも幸せとするべきだろう。

 冷戦時代の1957年を舞台にソ連を敵とする設定だけに苦い悪ノリもある。強引にプロットをくみ上げただけに、シナリオに無理もある。

 1984年に疾駆するジェットコースターのようだと思った「魔宮の伝説」。時代と作品のバランスを考えてみれば、21世紀の「クリスタルスカルの王国」は、花やしきのジェットコースターのテンポとリズムだけれど、それもまた大らかで好ましい。ジョン・ウィリアムズのタクトも微笑を絶やさない印象だ。

   

 それでも記憶のアーカイブから思い出される、インディ・ジョーンズのディテールはいまも新鮮だ。細かいネタのひとつひとつが、懐かしいよ。「最後の聖戦」から19年。おれも歳をとったが、インディも19年、生きてがんばってきたと感じさせてくれた。

 「スター・ウォーズ」のダイアログまで引っ張ってきているんだけど、それがやりすぎとは思えないんだよね。

 「ミュンヘン」や「宇宙戦争」を撮った、いまのスピルバーグなら、いかようにでも作りこめたと思うのだが、そこまで追いこまず、映画を作る楽しさを大切に、人間によるスタントと光学フィルムで大らかに撮影している。CGも最低限で、いまどきの映画としてはエンドロールは短いくらいなのがおもしろい。つまりそういう作品なんだね。

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