【映画2008】劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン
ワーナーマイカルシネマズ板橋12番スクリーンにてSRD鑑賞。
放送終了の10ヶ月後にこういう形で映画化される「仮面ライダー」があるというのは、本当に幸せなことだし、その事実だけでうれしくなってしまう。
生と死を逆転させる幽霊電車に乗り込み、歴史そのものを書き換えようという死郎が今回の敵である。主人公、良太郎は敵に肉体を乗っとられてしまった。その窮地を救うのが、未来からやってきた良太郎の孫、幸太郎だ。
設定はとても魅力的なのだが、展開がうまくいっているとは思えず、前半はどうなることかと思った。作品のあちこちに、建設予定地ともいうべき設定の残骸が残っているのは、悲しいところだ。
とくに物語のキモを握ると思われるソラを演じている神田沙也加が、もうまるっきりダメ。むやみにむくんだ女がヒロインをやっているなと思っていたら、松田聖子の娘だったというのはどういうことだ。死者が乗るという幽霊列車にむくんだ健康優良児が出ているのはそぐわない。
モモタロスを中心として、イマジンたちのドタバタもあるのだけれど、全キャラクターが薄味になってしまった。ただ、じゃれあっているだけの存在になっているのは悲しい。後期「ルパン三世」アニメみたいなゆるさだ。
そういえば、子供のころに見た映画「仮面ライダー対ショッカー」など、満を持して登場した再生怪人軍団がいきなりへたれの戦闘員あつかいになっていて、悲しく思ったものだが、今回のイマジンもそんな感じだ。味方の戦闘員化といってもいい。シナリオにからむ程度には、キャラを立ててほしかった。
そんなことを思いながら見ていたのだが、主人公、良太郎が動き出す後半から、俄然、楽しくなってくる。ああ、良太郎あっての電王なんだと、つくづく思ったよ。もうむくんだ健康優良児が寝ぼけたことをいってても気にならない。
死郎がどうして幽霊列車を得たのかなど、きちんと描いてほしかったけれど、大人の顔になった良太郎や愛理さんを見られるだけで、幸せなだったのかもしれないな。まぁ、そういう作品でした。
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