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【映画2008】ウォンテッド

 新宿ピカデリー10番スクリーンにてSRD鑑賞。

 ハリウッドは新しい才能を呼び込むのにつくづく貪欲だ。「ナイトウォッチ」のロシア人監督ティムール・ベクマンベトフの起用は大成功で、エッジの効いた純粋アクション映画をみごとに成功させている。

 さえない主人公が、自分の秘めた能力に目覚めて、歴史の闇に隠れた組織で、新しい自分のパワーを発揮させるという展開は、ひたすらにオーソドックスなものだが、映画の構成としてうまいのは、さえない主人公のさえなさゆえの日々をきちんと映画いているからだろう。

 人間としての弱さ、社会のなかでの彼の位置などが、過不足なく選ばれているから、アンジェリーナ・ジョリー徴用されて以降の成長に不自然さがない。派手なアクションで覆われてわかりにくいが主人公の成長も逃げることなく描いている、

 ケレンだらけのようにみえて、じつはきちんと計算しているアクションシーンのみならず、サウンドデザインも秀逸で、その空間に身をひたせる幸せはえがたいものだった。

※こちらのエントリーもどうぞ。

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