【社会科見学】原子力航空母艦ジョージ・ワシントン
なんだか寝つけないまま、早めに家を出る。朝8時30分には横須賀中央駅で、朝マックである。
横須賀米軍基地での原子力空母ジョージ・ワシントンの一般公開である。正確には「グランド・イルミネーション2008」という基地開放行事の一環として、ジョージ・ワシントンを見せてくれるのだ。
今回の見学は先日の同窓会で海上自衛隊に務めるF君から話をきいたときに企画。同窓会掲示板に書き込んだ上、普段、こういうものに関するmixi日記を書いているマイミクさん、数人にも声をかけた。
みなさん感心なことに横須賀中央駅前に定刻前に集合だ。さあ、出かけようかといったとき、「優さんがきとらんぞ」と声がかかる。
え? 優さんって、参加メンバーにいなかったと思うのだが……。
と、思っていたら、木曜日の夜に「今からでも、参加表明して良いですか?」と、掲示板に書き込んでくれていた。しまった。読んでないよ。直前参加表明だったら、mixiでも携帯でも直接連絡してくださればよかったのに……。
それにしても駅前にはいない。気をきかせて、ミネンコくんが電話をかける。「え? 改札にいるの?」などという話を漏れ聞いて、改札の中をのぞきに行くが、いない。「え? 海が見える」
まさか……。
彼女たちは京浜急行の横須賀中央駅ではなく、JRの横須賀駅にいたのだ。横須賀と横須賀中央では2キロくらい離れているのだ。結局、ゲート前で合流することにする。
午前9時開場とのことだが、午前9時45分にはゲート前に長蛇の列ができていた。毎日新聞によれば、最長で400メートルにおよんだということ。
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20081207ddlk14040120000c.html
列に並んだ人々を見ると、平均年齢が異常に高い。定年後のおじさんたちが大量にカメラを抱えてならんでいる。ぼくらの知らない老人mixiがあって、そこで告知をしたのだろうか。
列は長かったもののざくざく進んでいくので、そんなにつらくはない。一応、身分証明書も持ってきたが、ゲートでのチェックは金属検知ゲートと、カバンの中をあけて見せることのみだった。

ゲートでのチェックが終わった人々
全員、無事に抜けたと思ったとき、ミネンコくんが「たいへんだ。Marcoがつかまった」とぼくらのもとにやってくる。
Marcoくんは出張にかこつけて、雪の舞う北九州から朝いちばんの飛行機に乗り、横須賀にやってきたのだ。007のマニアではあってもスパイではない。
つかまった理由は彼のジャケットの右腕についていた袖章がそのまんまアメリカ歩兵隊のものだったということ。結局、ジャケットを脱ぐことを条件に入場を許可された。(その後、裏返して着ることになる)

飲みすぎるとこんなことになってしまいます

神様はどこを通るのでしょうか
基地内のあちらこちらにはクリスマスの飾り付けがあったり、アメリカンな屋台が出ている。ジョージ・ワシントンが停泊している12号バースまでほぼ1.2キロである。途中に帝国海軍横須賀鎮守府時代から使われているドックなどもある。

120年以上前に作られた由緒正しいドック
映画館もあったが、「W」をかけていた。オリバー・ストーンが若き日のジョージ・W・ブッシュを描いた作品である。合衆国大統領の情けない姿も描いている。アメリカ軍基地なのに、こんなものをかけるのですか。

艦隊劇場

ブッシュ映画もかかってます
ジョージ・ワシントンは全長333メートル、全幅76.8メートルときくが、船底からマスト上まで75メートルもあるという高さもすごいものがある。とにかく巨きい。人類が作った最大級の鉄の塊のひとつだ。

はるか彼方に空母が見える

すでに長蛇の列。いい感じのトンネルもあるね

空母もすごいが、となりのクレーンもすごい。手前がOZEKI。奥がYOKOZUNAというクレーンだった

映画でしかみたことがないような景色だ

アイランド(艦橋)下。

軍用犬の方々
まずは格納甲板に入る。もうここだけでも広いよ。艦載機は入港前にすべて横田基地に飛んでいるので、残っていない。中では解説映像を上映していたり、記念グッズを販売したりしている。

中は歓迎ムード。

大きな国旗

ワシントン大統領にまつわる大きな絵。銭湯のペンキ絵を想像してしまった。

ジョージ・ワシントンの魅力について上映中
舷側の艦載機用エレベーターで、飛行甲板へ。F-18を二機運搬できるエレベーターだが、驚くほどスムーズかつスピーディーに動く。
飛行甲板はむやみに広く、風が強い。風が強い場所は大好きだ。彼方には富士山が見え、太平洋も見える。甲板上には運用をやめたF-18が一機置いてある。その背後にはアフターバーナーをよける鉄板が立っている。こういう板はサンダーバード2号が発進するのをみたとき以来、大好物である。

飛行甲板の上は日本人でいっぱい

ごつごつしたテキスチャーがいい感じだ

着艦する機体を静止させるワイヤー

アイランド(艦橋建造物)

とにかく広いのです

アフターバーナーを受け止める

裏にはパイプがあり、冷却水を流している
ほかにも着艦用のワイヤーや発艦用のカタパルトをみたり、うろうろしまくる。世界最大級の人工空間に自分がいられるのは気持ちがいい。

ここから見える景色はほんとにいい
飛行甲板から下に降りるときは、別のエレベーターを使う。これはつまり、デススターに着艦するときのダースベイダーな気分なわけだな。そう思うと、いろんなところが、スター・ウォーズ的なおもむきに見えてくる。

スター・ウォーズとかギャラクティカで見たような景色

ちょっと見ないあいだにすごい行列
ものすごい人出で、マニアックな人も多い見学なので、みんなどこかに消えてしまう。見えなくなったら携帯電話で、「いまどこですか」と連絡をする。巨大空母で携帯で連絡というのもすごい話ではある。
その後、出店の集まったところで、ピザを食べる。ANTHONY'S PIZZAというベース内では有名なピザ店だ。16インチ(40センチ)で1700円。クミンの香りが盛大なピザだった。
予定のある人とはここで別れ、われわれは護衛艦しらねの見学にいく。しらねはちょうど1年前に火災を起こした艦だったりする。見てまわるとそれらしい痕跡は残っていない。
航空母艦の見学は大型エレベーターのおかげで、さくさくと進んだのだが、こちらは急な階段に老人たちが集中するというボトルネックが多数あり、入るまでに1時間近く、中でもそれなりの時間がかかったよ。
それでも見どころは多いし、艦長席に座ったりさせてもらった。

しらねからみたジョージ・ワシントン
いろいろ見ているうちに、いい時間になった。夕方から池袋で観劇だ。ダッシュで汐入駅を目指して、へとへとである。
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