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【音楽】Jeff Wayne's Musical Version of The War of the Worlds

 もうどれくらい知られていないかといえば、mixiにコミュニティなどひとつもないし、mixi musicで確認しても聞いているのは自分だけなのだが、いまから30年前、SFマガジンで井口健二(だったと思う)が紹介していたイギリスのアルバム「Jeff Wayne's Musical Version of The War of the Worlds」が死ぬほど好きだ。生涯を通じて、洋楽系のアルバムではいちばん多く聴いていると思う。

 ジャンルとしてはプログレッシブ・ロックに入るのだが、H・G・ウェルズの宇宙戦争をアルバム化した作品だ。リチャード・バートン卿の重厚な朗読が随所に入る。エルトン・ジョンの曲で有名な作詞家ゲイリー・オズボーンが大部分の曲を作詞。"Forever Autumn"、"The Eve of the War"、"Thunder Child"、"The Spirit of Man"など、原作の章をそのまま音楽化した曲が有名である。ジャスティン・ヘイワードが歌う"Forever Autumnは、全英チャート5位に入り、アルバムは全英チャートでは290週ランク入り、22の国でベスト10入り、11の国でベスト1をとった。

 LPレコードの中には、マイク・トリムやピーター・グッドフェロー、ジョフ・テイラーといったイラストレーターによる豊富なイラストがあって、それを見ているだけでもわくわくしたものだ。いまみると、中途半端に古臭くださいのだけれど……。

 SFとかSFアートとか、英国的破滅イメージとか、当時、好きだったものが、たくさんつまっていた。

 最近も輸入盤でCDを買い、iPodなどでよく聴いている。

 日本ではまるっきり知られていないのだが、イギリスでは根強いファンがおり、ついに一昨年、ライブツアーが始まったことを最近知った。ものすごく聴きにいきたいぞ。DVDも発売されているのだが、アメリカ盤はなく、イギリス盤のみ……ということは、リージョン2のPAL盤しかないということで、いまの環境で見ようと思えば、けっこう面倒なことになる。

 仕方ないので、YouTubeであさってみた。亡きリチャード・バートンが、妙な口パクで強引に出てくるのは、ちょっと笑ってしまうし、いろいろと古いところもあるのだけれど、これはほんとに生で見たいよ。イギリス圏では人気が高いらしく、英国各都市ではチケットの入手は困難でも、オーストラリアなどではツアーもやっていた模様だが、さすがに日本では絶対に無理だろう。

Eve of the war

ジャスティン・ヘイワード登場には、驚きましたよ。還暦だけど、かっこいいなぁ。

Forever Autumn

 こういうせつない曲から火星人の侵略が展開されていくあたりが、ほんとに好きだった。

Thunderchild

 火星人と戦う英国戦艦サンダーチャイルド。壮絶な死闘を歌い上げるクリス・トンプソンはかっこいいおっさんだ。

The Spirit Of Man

   

 このあたりはしっかりとミュージカル。8分ごろから始まるCGなんて、いい味わいとしか、言いようがないんだけど……。

 YouTubeでもすべてを網羅することは難しいのが、なんとも。日本版DVDは無理だが、せめてUS版で出てくれないかと、心底願う次第である。

※こちらのエントリーもどうぞ。

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