【映画2009】GALACTICA ブーマーナイト
新宿バルト9シアター8にて、「GALACTICAブーマーナイト」を鑑賞。
250人ほど入るスクリーンだが、プレス関係を除くと招待状は200枚程度発行されたのに対し、応募は3,000通あったという。地上波も始まり、GALACTICA人気もさらに加速したかと思っていたが、今回の応募の中心は30~40歳代の男性ということ。ぐるりと見渡しても客層がなんとなくSF大会的だったりする。
まず登場したのは、樋口真嗣、出渕裕、清水節の三人だ。「アメリカのテレビドラマに生まれてはじめてはまったのが、ギャラクティカなんです」と語る樋口真嗣が話の主だったところをさらっていき、出渕裕がフォローに回ろうとするものの空転気味になってしまう展開に……。
はじめてGALACTICAに触れたのは「YouTubeでみた大気圏内でワープするGALACTICAの映像」という樋口真嗣に、きょとんとする清水節、そこへ出渕裕が「それってシーズン2の後半で」とフォローを入れる。それって、ぜんぜん違う。シーズン2ではなくて、日本未放送のシーズン3のクライマックス「エクソダス」の回だ。町山智宏が紹介したことで、話題になった。
「シナリオにきちんと終わりに向かう意志を感じます」という樋口真嗣に、「オーディオコメンタリーを聞くとけっこう行き当たりばったりみたいですよ」とすかさず話をつぶしてしまう清水節。シーズン4で終結するということを言ってあげればよかったのに……。
グレイス・パークの魅力についても、「アジアン・ビューティ」という樋口真嗣と「妹キャラ」という出渕裕とが、それぞれがちぐはぐに主張していて、なかなか大変そうでした。
その後、ブーマーこと、シャロンことグレイス・パーク登場。身長は1.75メートルとimdbには出ているが、ほとんど爪先立ちの12、3センチ以上あるヒールを履いているので、むやみに背が高く見える。モデル出身でエクストリーム系のスポーツを愛好するだけにスタイルもすばらしい。ふたつに折って持ち帰りたいくらいである。
出渕裕が「大学では心理学を専攻していたそうですが、役作りには役立っていますか」という質問に、「うーん。心理学で学位をとったけど、ほんとは建築をやりたかったし、ほかにも生物学も……」と、まとまりのない答え。そのほかの質問にもなかなか答えにくそうだったり……。ネタバレに気をつけているのかもしれないが、彼女も上がっている雰囲気である。「ほんとはわたしがクレイジーなのね」なんていうグレイス・パークにときめいてしまう。
ほかのキャストに日本に来ることはいったかという質問に対して、「GALACTICA 4.5のプレミア直前で、あわただしいこともあり、いっていない」と返していた。日本がそこに追いつくのはいつの日か……。
さらに地上波版GALACTICAのイメージソングを歌っているL'Arc~en~Cielのkenが登場して、グレイス・パークに花束を贈呈する。会場の40代男性がきょとんとする中、タイアップのニコパチでフラッシュに包まれる。
ちなみに会場で渡されたチラシはカラーコピーの急ごしらえのものだけれど、きちんと四隅の角を落とす凝り方で好感触だ。GALACTICAを見ている人なら、思わず微笑んでしまうね。ただ、グレイス・パークのプロフィールに「韓国系アメリカ人」とあったけれど、「韓国系カナダ人」の間違いで、ゲストの国籍を間違えてはいけません。
さて今回、上映したのは#23「ペガサス」#24「再生船(前編)」#25「再生船(後編)」の三本立てである。通称「ペガサス三部作」。これは第2シーズンでも屈指の名作群だ。しかも「ペガサス」はスーパードラマTV放映版より14分長いエクステンデッド・エディションで、むやみにうれしい!
アナログのケーブルTVの寝ぼけた画面のスーパードラマTV版を見ていただけに、今回の大スクリーンDLP上映はほんとにうれしいことだった。明部の階調は白飛び気味になるのが気になったが、それ以外はほんとにしあわせな視聴環境だ。劇場チューニングのサウンドも好ましい。低音の小気味よさなんて、オールドファンなら、思わず「センサラウンド上映」とかいっちゃいそうである。
上映した「ペガサス」三部作を大スクリーンであらためて見直すと、ローマ史劇を彷彿とするドラマ作りのうまさのみならず、カット割り、ピン送り、ズーム、編集や、音楽とのシンクロの妙に興奮するし、そこから生まれるキャラクターの彫りの深さは格別だ。
こんな機会は滅多にないことだが、やっぱりスクリーンはいい。バルトのDLPを使ってギャラクティカオールナイトとか、24時間マラソン鑑賞とか、やってくれないかな。ユニバーサルとの契約はいろいろあるだろうけれど……。
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