« ガラスの仮面43巻 | メイン | 1970年大阪万博の軌跡 »

【グルメ】スーパー薬膳グレイト

 マイミクさんが、mixi日記で何度も誉めているスープカレーの店がある。もちろん、ずっと気にはなっていたのだが、店があるのは五反田である。おれが拠点としているのは池袋である。五反田なんて、山手線の向こうにある上に、湘南新宿ラインが止まらない不便な駅である。

 以前は仕事でいくこともあったけれど、最近はとんとごぶさただ。

 ところが、マイミクさんの日記によれば、2~3ヶ月に一度メニューを変える「季節の夜かれー」が、いまの季節、牡蠣のカレーになっているとのこと。しかもその特別バージョン「スーパー薬膳グレイト」が、別格にすばらしいと聞くと、むやみに食べたくなる。

 しかし、この店、五反田という遠隔地にある以外に、いろいろと億劫にならせる要素がある。だいたいおれは、本来カタカナで書くべきことばをひらがなでこびるように書いてるやつが大嫌いである。

 「湯~とぴあ」とか、「すぽーる」とか、なんとか、第三セクターで作った日帰り湯みたいなネーミングが大嫌いなのだ。

 すでに「季節の夜かれー」とは書いたけど、「にんにくぽーく」、「とろっとぽーく」、「濃厚甘口びーふ」と苦手ネーミングのオンパレードだ。

 さらに「ほーむぺーじ」がうさんくさい。URLはあとで紹介するが、ソースを見ると、<FONT size="+4"><B><FONT color="#FFFF00" size="+3">なんて指定がぞんざいに書いてることからもわかるように、食品をあつかう店とは思えないぐだぐだぶりである。

 さらに店の名前がいかれている。「すーぷかれーの店 うどん」である。しかし、カレー専門店である。うどんは売っていない。「うどん」という名前のスープカレー屋なのだ。

生牡蠣4コ入った大人のカレー。具は少ないが、スープに溶け込んだ牡蠣の風味をじっくりあじわえる、最高のスープです。 また、寒い中で食べる冬カレーは身体に浸み込み最高だと思います。 バジル・薬膳の2種から選べます。 バジルは、牡蠣の風味を充分楽しめます。 薬膳は、寒い時からだの芯からあたたまる感じです。 お得情報・・バジルタイプにチーズトッピングをすると、牡蠣がカレーの世界を超え、フレンチの世界に入りこんでいるかも?食べ方のしつこい説明がありますので、必ずはじめて注文する方は聞いてください。

 とは、冬の夜かれーに関するほーむぺーじの説明である。そして、このカレーが提供されるのは2月4日までだという。めっちゃうまい牡蠣カレーって食いたいよね。

 ということで、遠かったけれど、いってみた。

 五反田駅から、山手通り方向に歩いていく。なんだか、そっけない店が見えてきた。

udon01.jpg

 中に入ると、さらに素っ気ないカウンターオンリーの店だった。席数は13で、カウンターのみの店だ。なんだか、居ぬきの店をカレー屋にして、そのまんまにしているような、印象。なんというか、店内に人の温度が感じられない。スープカレーといえば、下北沢にもあるマジックスパイスのようなうさんくささイメージがあるけれど、それとはまったく逆の素っ気ないベクトルである。明日、夜逃げしても荷物は少なそうだ。

 作り付けの棚には、C&Bのカレー粉や各種スパイスの大きな缶が並んでいるのが、かろうじてカレー屋らしい雰囲気だ。

 そこにいるのは、女性ばかりの3人連れが一組、2人連れが一組。高城剛から少し汚れを落とし、軽く寝ぼけさせたようなマスターがいる。愛想があるのかないのかよくわからない。

「初めてなんですけど、スーパー薬膳グレイト、お願いしていいですか」と、注文する。ご主人は「初めてですね。初めて……」と、つぶやくようにガスコンロに向かう。

 なんだか、どきどきするよ。そして、出てきたのが、このカレーだ。

udon02.jpg

 あらかじめウェブサイトで確認したのだが、通常のスープカレーのように、ご飯をスープに浸したり、スープをご飯にかけてはいけないようだ。スープとご飯として食べたほうがいい。ほかにも説明があると聞いて、どんな説明を聞かされるのかドキドキしていたが、「上にスパイスが乗ってますので、よくかき混ぜて食べてください」というワンセンテンスのみだった。

udon03.jpg

 混ぜてみると、入っている具は牡蠣だけ、「ほーむぺーじ」によれば、4コとのことだが、この日は3コしか入っていなかった。あとで、マイミクさんに聞いたら、6個入っていたこともあるそうだ。牡蠣の粒の大きさによって、増減するようだ。

 指示に従って、全体をかき混ぜてから、いただく。

 ほほう。これがなんとも上品なのだ。かといって、ひらがなづかいとか、いかれたホームページとか、なまえが「うどん」であることとか、そういう表現とはまったちがう。端正なうまさである。あっさりしているようだが、じんわりとおいしい。

 世の中の多くのスープカレーがポトフ的煮込み料理なのに対して、「うどん」のスープカレーはまずなによりも「スープ」なのだ。そしてそのスープが美しくうまい。

     

 加熱牡蠣料理から想像するようなえぐい匂いもぜんぜんない。辛さはほどほどだ。ココイチなどのチリペッパーによる滲みてくる辛さはないのだが、すっきりと沁みてくる刺激がある。生姜がそれなりに入っているので、そこから生まれる温もりがある。刺激だけではないスパイスにはこんな味があるんだと感じさせるうまさだった。スープの量に比して、ごはんがちょっと多いような気はしたけれど、しみじみと食べ終わる。

 牡蠣もきちんとおいしかった。

 この店が、池袋あたりにあったら、週に2回くらいいくかもしれない。ありていにいっちゃえば、静かにクセになる味だ。思い出したら、出かけたくなっちゃう感じかな。ほかのメニューもいろいろ試してみたいところ、ただ、ご主人のキャラクターに戸惑ってしまう事実は変わらないんだけどね。

うどんのホームページ
東京都品川区西五反田2-31-5
03-5434-2308

※こちらのエントリーもどうぞ。

« ガラスの仮面43巻 | メイン | 1970年大阪万博の軌跡 »

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントを投稿

ネットでラクラクチケット予約購入、e席リザーブでシックスワンダフリー

最近のエントリー

カウンターetc

人気ブログランキング - ゲームの王道 atom rss2.0
total カウンタ:today カウンタ:yesterday カウンタ

Pagerank/ページランク

人気記事ランキング

Google Adsense