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【映画2009】アンダーワールド:ビギンズ

 ワーナーマイカルシネマズ板橋11番スクリーンにてSRD鑑賞。

 トムとジェリーの節で、「♪バンパイアとライカン、仲良く喧嘩しな」と歌いたくなるような無限ループアクションホラーにしちゃったのね。

 1作目で知り合い2作目の時点で嫁になるケイト・ベッキンセールをレン・ワイズマン監督がねぶるように撮っていた前作にくらべたら、女優に対する愛情がないのは苦しいところだ。監督はクリーチャー造型畑の人だから、狼男(ライカン)愛は十分に感じられるけれど、ヒロインのローナ・ミトラは、ケイト・ベッキンセールよりアクションはできても、ケイト・ベッキンセールほどの魅力はない。

 映画全体は「スパルタカス」や「猿の惑星・征服」など、奴隷反乱系の一本調子なストーリーで退屈である。

 ちなみに主人公のライカンであるルシアンを演じるのは、1作目にも出ていたマイケル・シーンだけれど、ケイト・ベッキンセールの元彼というのがややこしい。いい役者なんだけどね。

 こういう話をきちんと作るのだったら、なぜ、主人公とヒロインが恋に落ちたかという部分をきちんと描かなければならないのに、そこがすっぽ抜け、1~2作の設定資料をそのまんま映画化した程度なのはいかがなものか。

   

 1000年前という設定なのだが、地理設定をどこかヨーロッパあたりくらいにして、ヴァンパイア要塞とその周辺のみにしているのが、もったいない。同時代の人間なんて、ちょっとしか出てこないから、終始、対岸の火事のように感じられてしまう。

 さすがは不死の人たちだけあって、前二作のキャラクターもいろいろ出てくるけど、なんだか、それだけって感じだ。

 安普請の旅館を建て増ししても、安っぽさは変わらないのだ。

監督:パトリック・タトポロス 製作:トム・ローゼンバーグ/ゲイリー・ルチェッシ/レン・ワイズマン/リチャード・ライト 製作総指揮:スキップ・ウィリアムソン/ヘンリー・ウィンタースターン/ジェームズ・マクウェイド/エリック・リード/ベス・デパティー 原案:レン・ワイズマン/ロバート・オー 原案脚本:ダニー・マクブライド 脚本:ダーク・ブラックマン/ハワード・マケイン 撮影:ロス・エメリー 音楽:ポール・ハスリンジャー 
キャスト マイケル・シーン ビル・ナイ ローナ・ミトラ スティーヴン・マッキントッシュ ケヴィン・グレイヴォー ケイト・ベッキンセイル 他 
※こちらのエントリーもどうぞ。

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