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【国内旅行】東筑と東筑軒の秘密

 八幡駅前で、ごぼう天うどんを食べてから、JR鹿児島線で折尾駅に移動する。今年が幹事学年の東京東筑会懇親会のO委員長とY副委員長と合流する。

 東京からクルマで来ていたYくんと母校、東筑高校の駐車場へ。今回は同窓会の窓口になっている先生が休みをとっているとかで、学校内の撮影は難しいとか言われていたのだが、直接、事務所にお願いしたらお許しがとれた。


 学校内をあちこち撮影する。

 ぼくらが入学した31年前は築5年程度だった校舎もさすがに古くなっていたが、基本はそのままである。

 部活動の生徒もそれなりにいる。全体によい子が多く、むこうからきちんと挨拶をしてくれる。

 話は前後するが、昼過ぎに折尾駅前のミスドに入ったとき、東筑の制服を着た女の子が、ひとりで飲茶セットを食べ始めるときに、いちど手を合わせたのをみて、心の中の鐘が鳴ったよ。

 記憶の中の高校よりは小さく感じた。体育館の先にあるプールは在学中、存在しなかったものだが、すっかり古くなっていて、まるでコールドスリープやタイムカプセルの中から目覚めたような不思議さだ。

 中庭にあった池の周囲には生垣や木が植えられ、芝生も伸び放題でうっそうとした感じになっている。校内予備校、東筑学館の壁は蔦で覆い尽くされている。

 通学路周辺の思い出のスポットを撮影する。オリオンサイダーを飲ませてくれたおばあちゃんの店はなくなっていた。

 不思議な味の焼きそばとカキ氷で有名だった「大八車」は駐車場になっていた。なんでもおばちゃんが借金を抱えたまま、逃げてしまったそうだ。

 160円のチャンポンで有名だった「橋本」も駐車場になっていた。おばちゃんが亡くなって、店を閉じてしまったとのこと。

 駅から東筑高校への通学路を歩くOくんを動画撮影してたときに、お好み焼き屋の「いごや」のおばちゃんが声をかけてくれる。店を覗き込んだときは夏季休業中の札が下がっていたのだが、「東筑の人やないかと思って……」と。

 西鉄折尾駅がなくなり、東筑生の通学路も変わってしまったとのこと。以前の東口ではなく、JR折尾駅西口から踏切を渡って東筑へ向かうのが主流となり、このあたりを歩く東筑の生徒はいなくなったそうだ。

 いごやをやって、30年以上。いまでは82歳のおばちゃんは、夏場、働くのがつらいので、いまは店を閉じているとのこと。また、区画整理事業が進んでいて、数年で店を閉じることになるといっていた。

「あのころはみんな、タバコやら吸いよったけど、いまは、そんな子はおらんよ」

 いろいろと事情を聞かせてもらった。

 さらに撮影を進める。通学路を歩くOくんをうしろ向きに歩きながら、動画撮影していたのだが、一部の道はとても狭く、足を踏み外すと、掘割に落っこちそうで怖かったよ。

 正午前に高校内に戻る。野球部が公式試合のため、大谷球場にむかうというので、見送ろうということだ。いまの東筑野球部監督は我々の2学年上だ。甲子園出場時のキャプテンである。

 野球部出身のOくんもいろいろと話をしていたが、あとで「当時はこんな気安く話やらできんやったけどね」と、しみじみといっていた。

 夏の甲子園の予選が終わり、3年生が抜けたあとだが、野球部にいるのは43人。人数も増えたが、選手たちも変わった。監督も「おれらのときとちがって、いまはみんなまじめに勉強してるよ。"練習がきつくて、夏休みの宿題が終わりません"とかいいよぉもん」

 野球部を見送ってから、東筑をあとにする。駅周辺で何か食べるものはないかと歩き回ったが、お盆時期ということもあって、見当たらない。仕方ないので、ミスドに入る。

 その後、「かしわめし」の東筑軒へ。東京東筑会総会で提供する「かしわめし」のご挨拶と相談である。5歳年上の社長は東筑高校出身……だけでなく、明治学園のOBでもあった。

 昨年は鉢盛り10個では、全員に行き渡らないことが問題となったので、今年は最低でも20。理想をいえば25くらいが望ましいのではないかと……。しかし、それを東京へ輸送するのは福岡在住の同期たちだ。25の鉢盛りは5つの段ボールに積まれるのだが、各々が10キロ以上ある。ぜんぶで五十数キロだ。どうなることやら……。

 また、八幡イオンに出店した店のことも聞く。できたての暖かいかしわめしを食べてもらおうという計画もあったそうだ。しかし、実際に作ってみると、どうにもバランスが崩れてしまう。冷めてもおいしくなるレシピで作っているため、暖かい状態では期待したほどのおいしさにならないとのこと。

 百年以上前に作られた折尾駅の駅舎を改築する話などもうかがう。いろいろと複雑な気持ちだね。

 そのあとは折尾駅構内へ。構内には「かしわめし」の立ち売りで有名なYさんという人がいる。われわれが構内に入った1時30分ごろにはちょうど休憩をとっていたようだ。Yさんの写真を撮らなければ、今回の任務は終わらない。

 中年男三人で、東筑軒のかしわうどんを食べて、時間を潰し、Yさんとやっと会えた。「写真を撮らせてください」というと、「ひとりじゃダメだけど、いっしょに撮るのならいいですよ」とのこと。さらに「背景はどこがいいですか」といってくれる。

 どうしようかとまごまごしていると、急に動き出して、4番線ホーム最前列へ。若松線の列車と鹿児島線の特急が同時に写る「いまが、ベストタイミングです」と、いわれるのだが、補助でつけたいストロボのチャージが遅れてしまい、ベストタイミングに撮影はできなかった。
 
 とりあえず、撮影し、かしわめしも買い、今回のミッションは完了した。

 いったん実家に帰り、冷房にあたると俄然、眠たくなってしまう。2時間ほど眠ってしまった。

 午後7時ごろから、夜のお散歩をする。そういえば、帰省中にラーメンを食べていない。3号線沿いに歩いていき、春の町の「ラーメン力」にいく。先日、帰ったとき、北九州らしいラーメンの味を堪能させてくれた店だ。

 キクラゲラーメンをいただく。トンコツの甘さが出た柔らかな味がいいですな。ご主人の気づかいもいい。

 八幡イオンまで行き、店内をひととおり歩いたあと、スターバックスでダブル・トール・ノンファット・ラテを飲む。

 さらに歩いて、シーサイドスパへ。ここは新日本製鐵がつくった温泉施設だ。かつての製鉄所跡地に1500メートルのボーリングをしたのが源泉となっている。最近は値下がりした上に、月曜日はメンズデーとかで、700円でのんびりできるのはうれしい。

 なにより洞海湾沿いにあるロケーションがいい。露天風呂でだらだらしたあと、サウナを6分、12分、12分と入る。今日は撮影を中心に13,000歩くらい歩いている。疲れがいい感じでほぐれましたよ。

※こちらのエントリーもどうぞ。

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コメント

はじめまして。ふと大八車のことを思い出して検索したら
こちらのブログにたどり着きました。
やはり大八に思い出があるのは同じ学校の人間のようで。
(私は柴尾さんのたぶん5~6年後輩にあたります)

大八車が閉店したときは、店主高齢のためという貼り紙が
入り口にあって、それをずっと信じてましたが、
昨年になって、柴尾さんがおっしゃるように
実は借金問題だったということを聞きました。
何かリスクの高い金融商品に手を出したようで、
晩年は東筑の先生にも金を無心していたようです。

着実に営業しとけば、今のデカ盛りブームに
乗れただろうにと残念でなりません。

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