【映画2010】アフロサムライ:レザレクション
ワーナーマイカルシネマズ板橋7番スクリーンにてDLP鑑賞。
ムダに派手な構図。絶え間なく流れるヒップホップ。そしてサミュエル・L・ジャクソンのしゃべり。その結果、生まれたのはうるさくて、単調で、退屈なアニメーションだった。
岡崎能士の同人漫画を原作として、全米でケーブル放映されたアニメーションだ。黒人のサムライが、「一番」のハチマキをめぐって因縁の戦いをくりひろげる。長編としてはこれが二作目とのこと。
携帯電話が出てきたり、大きなラジカセが速射砲になったり、なんでもありすぎる世界観なのだが、単に思いつきでくっつけただけだ。むちゃくちゃ絵がうまい同人誌をそのままアニメにしてしまった以上のものではない。
「こういうアニメを作ったら、アメリカの黒人とかにうけるんじゃね」とか、「時代劇とヒップホップが組み合わさって最強」とか、浅薄に考えて作ったとしか思えない。
サミュエル・L・ジャクソンが主人公に同行するニンジャニンジャというキャラを演じているのだが、これがむちゃくちゃよくしゃべる。主人公の内的葛藤や設定、ストーリーまで、全部しゃべる。くどいくらい念入りにしゃべる。もうわかったよ。うるさい。うざい。うっとおしい。
サミュエル・L・ジャクソンのマシンガントークというのは、ひとつの芸だけれど、それは映画の一部として出てくるから、喝采を送りたくなるのであって、映画の全編にわたってしゃべられたら、殺意が湧いてくる。
おそらく放映時のショートフィルムを何本かつなげた構成ではないかと思うのだが、ショートフィルムで見れば、まだ耐えられたものが、果てしなくつづくと、辟易する。
最初から最後まで、なにひとつ引っかかるところがなかったのは、つまり、おれとは100%縁がない映画だったということだろう。
キャスト (声の出演) サミュエル・L・ジャクソン ルーシー・リュー マーク・ハミル 他
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