【映画2010】ダレン・シャン
ワーナーマイカルシネマズ板橋7番スクリーンにて日本語吹き替え版をSRD鑑賞。
吸血鬼テーマの現代ファンタジー映画だ。おなじ吸血鬼ものとしては、「トワイライト」シリーズより楽しめた。
吸血鬼にするかしないかで、映画二本分ぐずぐずしている「トワイライト」にくらべると、いささか強引な展開とはいえ、主人公がとりあえずハーフ・バンパイアになる「ダレン・シャン」の方がバンパイアストーリーらしくていい。
ジョン・C・ライリーなんて地味な役者(いい役者だと思うが)がガンダルフやベン・ケノービ的な立場で登場する。主人公を導くバンパイアとしていろいろな手引きをしたり、それなりのバトルをするが、「スター」的な雰囲気がまるでないため、いまひとつ説得力が出ない。
ジョン・C・ライリーのみならず、ウィレム・デフォーとか、サルマ・ハエックとか、微妙に全盛期をすぎた役者が出てくる。その中でも異彩を放つのが、フリークスサーカス団長の渡辺謙だ。「バットマン・ビギンズ」のラーズ・アル・グールにつづいて、得体のしれない東洋人を演じている。つぎはフーマンチューでしょうか。
ストーリー的に甘さはあるが、フリークス・サーカス団が街にやってきて、主人公がその一員になるあたりまでは楽しめる。見世物小屋、曲馬団ものはやっぱりうれしい。
ただ、序盤の甘さがクライマックスに影響して、主人公の戦いが、いまひとつ盛りあがらない。主人公とライバルのキャラクター造形が失敗していることも理由のひとつだ。
なにより中途半端な恋愛要素が全体を弛緩させていると思ったら、レベッカという女性キャラ自体が映画オリジナルのものだったんだね。
近所のシネコンでは吹き替え版しかやっていないのが残念だった。ダレン・シャンを山本裕典が吹き替えていることなど、全体に安手のテレビドラマっぽくなっていた。
原作は未読だが、こういう設定の話なら、読んでみてもいいかなと思わせるくらいの出来ではあった。とりあえず、コミックスを読もうかな。
キャスト クリス・マッソグリア ジョシュ・ハッチャーソン ジョン・C・ライリー 渡辺謙 サルマ・ハエック ウィレム・デフォー パトリック・フュジット ジェシカ・カールソン 他


