世界帝国は滅びず
目が覚めたら、トルコだった。昨日はギリシャのミコノス島で迷路のような街をさまよっていたのに……。船の旅は視点、移動感覚、距離感覚などが変わってしまう。
目が覚めたら、トルコだった。昨日はギリシャのミコノス島で迷路のような街をさまよっていたのに……。船の旅は視点、移動感覚、距離感覚などが変わってしまう。
世界的に有名なビーチリゾート、ミコノス島である。
やはり早めに目が覚める。シャワーを浴びてから、まだ暗いバルコニーから外を見る。依然として続く夏時間のためか、日の出は午前8時14分だ。
ローマ市内観光はさんざんな雨であったが、今回の旅のメインはクルーズ旅行である。バチカンでしっかり手を合わせたし、きっと、これからの旅は恵まれるだろう。信じるしかないのだ。
日本からイタリア用の変換プラグを持っていったが、それを使ったのは、ローマのホテルだけだった。船室では日本と同じ形のアメリカのコンセントが使えるのだ。
疲れていると思ったが、朝5時過ぎには目がさめてしまう。時差のせいだろうか。寝ようとしても寝つけない。シャワーを浴びて散歩でもしようかと思ったが、朝6時には窓を閉めた部屋の中にも響くほどの雨音が聞こえる。
アジアやアメリカには何度もいったが、はじめてのヨーロッパ旅行である。はじめてのクルーズ旅行である。勝手がわからないところばかりだ。