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【海外旅行】猫のいるダンジョン・ミコノス島

 世界的に有名なビーチリゾート、ミコノス島である。

 渡航前、ミコノス島について調べてみた。アポロンの神ミコノスに由来する島名。ゼウスとギガスが戦った地という神話時代。

 有名なのはビーチだ。ネットで検索すると、ゲイが多いとか、トップレスやヌーディストビーチがあるとかいう情報ばかりである。

 しかし、それは夏の話。世界的に有名なトップレスビーチがあると聞けば、出かけずにいられるものか。でも、いまはオフシーズンの10月下旬。ビーチにいってもトップレスどころか、水着の人さえ期待できない。残念だ。残念すぎる。

 ちなみに2週間の旅行中、実像はもとより、映像でさえ、おっぱいを見ていなかった。成人以来のおれ人生で初めての記録ではないだろうか。インターネットがもう少し安ければ、そっちでおっぱいくらいみたものを……。

 そういう問題でもないし、くどいですか。そうですか。

 今回、歩きまわるのは島で一番にぎやかな、ミコノスタウン中心ということになる。ここギリシャで一番物価も高く、ハード・ロック・カフェまであるような観光地だ。

ミコノス観光
エーゲ海の朝日

 夜明け前から目が覚めてはいたけど、朝食を食べ、船内をうろうろし、ベランダでエーゲ海の島影を見て、ぼーっとしてランチを食べて、ミコノスに到着したのは、午後1時。

 船は沖止めである。飛行機以外で"沖止め"の乗り物から降りるのは初めてかもしれない。

 テンダーボートという連絡船で、船と港を往復するわけだが、到着時は乗客が集中してしまう。そこで午前10時からテンダーチケットという乗船整理券が配布される。しかし、これは一般客のためのものだ。

 クルーズ会社が主催するオプショナルツアーの参加者や、われわれのような団体客は別枠となっている。実際、われわれは午後1時15分集合で、あまり待つことなく、テンダーボートに乗れた。

ミコノス観光
テンダーボートに乗り込みます

 また、整理券がなくても混雑が解消されれば、「オープンテンダー」がアナウンスされ、好きなときに整理券なしで乗船できるようになる。テンダーボート、テンダーチケット、オープンテンダーという三段活用していくと、必殺技みたいだね。

ミコノス観光
テンダーボートの船内

 年配の人にはちょっぴりきついかもしれないテンダーボートによる移動だが、10分程度のものだし、はげしく揺れてつらいところまではいかない。むしろ少し楽しいくらいだったよ。

ミコノス観光
ミコノスタウンが近づいてきた。

 沖合にはぼくらのほかにセレブリティ・クルーズ社のもう一隻、そして、ホーランド・アメリカ・ラインのニュー・アムステルダムが停泊していた。つまり大型客船3隻分の客が、人口5千人の島になだれ込むということだ。繁茂期ではないいまだが、それだけの人間が小さなミコノスタウンに集中するわけで、島内の混雑が想像できる。

ミコノス観光
左にあるのがニューアムステルダム。

 ミコノスタウンの港で、現地ガイドの女性と合流。ここからのツアーは基本的に徒歩で行う。

ミコノス観光
パラポルティアニ教会。

 港から、パラポルティアニ教会を見て、ヴェネチアンポートと言われる入江を抜け、ミコノスの風車を眺めるところまでが、観光ルートだ。

ミコノス観光
ヴェネチアンポート

 ヴェネチアンポートのあたりは、店なんだか、道なんだかわからないところで、テーブルとテーブルのあいだを移動する。

ミコノス観光
通っていいのかどうか分からなけど、通りますよ

 そのさきの砂浜あたりでは、すごい人だかり。いったいなにかと思ったら、オリンピックでウィンドサーフィンのメダルを取った有名選手が来ており、まさに出帆するところだった。とはいえ、ぼくらが見たのは人だかりと、去っていくウェットスーツくらい。

ミコノス観光
すごいひとだかり。その先を見たら……。

ミコノス観光
ウインドサーフィンのひと。

 帰国後、調べてみたら、ニコラオス・カクラマナキスという選手だったらしい。アテネ五輪では最終聖火ランナーだったとのこと。

ミコノス観光
ミコノスの風車

ミコノス観光
この景色は島のシンボルですね

 風車まで見たところで、ミコノスタウンの狭くて、ややこしい商店街を移動する。ガイドさんの先導で、歩いているからいいけど、これ店のテキスチャーを貼りつけた迷路だよ。白くて美しい壁なのはいいけど、どこかコーナーを曲がったら、牛の化けものが出てきてもおかしくないよ。

 どれくらいややこしいか、Googleの空中写真を見てごらんなさい。


大きな地図で見る

 ふたたび、船着場に到着してそこで解散。歩いたのは1時間30分くらいか。

ミコノス観光
カフェで一服

 ぼくらは三重県のお寿司屋さんご夫妻とギリシャコーヒーを飲んで一服したよ。そういえば、ヨーロッパに来て、飲食店で初めての支払いだ。慣れないユーロの紙幣とコインとチップの相場に戸惑ってしまった。観光地ということもあって、もう普通に英語で話してもらえる。

 もちろん、自分も大した英語をしゃべれるわけではないし、ミコノス島のカフェの親父のほうが、おれよりも英会話達者だろうけど、非英語圏観光地のこういうひとつひとつが、楽ちんなわけですよ。

 母はここで初のギリシャコーヒー。大きな声ではいえないが、事実上のトルココーヒーである。注文のときに砂糖を入れてもらったのだが、「おいしい」とのこと。ぼくも少し飲ませてもらったが、そんなに悪くはない。

 その後、迷路のような町にもう一度チャレンジ。

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 いままで、ショッピングエリアで最大の難敵は梅田地下だと思ったけど、それどころではない。果てしなく続く白壁の中を歩いていくと、なにがなにやらわからなくなる。RPGを作っていて、スタッフからこんなマップが届いたら「どこが悪いか」という理由を付箋百枚つけて、つきかえすようなマップだ。

ミコノス観光
オート三輪?

ミコノス観光
トルコから独立した際、活躍した女傑、Manto Mavroyenous

 老齢の母の足元が心配だが、階段の上下さえなければ、大丈夫だろうと、あてもなく迷うことにする。

 そう心に決めたら、どんどん楽しくなってくる。

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Tシャツ屋

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映画祭でもあるのかな。ブルース・リーが!

ミコノス観光
ハード・ロック・カフェ。本物です。

 しかも、ミコノスタウンのいたるところに猫がいる。日本の野良猫のおように、人間を恐れていないのがいいね。ややこしいマップで、かわった猫をもとめて歩くRPGのようでさえある。気がつくと、それなりに長い間、街の中を迷っていた。

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 人口五千人ほどのミコノス島だが、教会の数は300とも400ともいわれる。入れてもらえる教会は中に入れてもらい、写真撮影が可能なようなら、撮らせてもらった。

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最初の1つだけカトリックの教会です

 ふんだんにイコン(神や天使や聖人を記念し象徴として模られた絵や像)のある正教会内部は、白塗りの壁の街から入ると、温度そのものがちがうように感じられる。仏像をみるとき、自然にてを合わせたくなるように、ここはやはり手を合わせたくなる空間だ。

 ニケーア公会議、コンスタンティノポリス公会議など、自分には受験世界史の知識くらいしかないけれど、こういう場をみると、そのあたりの埃がはらわれるような気がするね。

 それなりに迷ったところで、船に戻ることにする。最終の連絡船ラスト・テンダーは午後9時15分だ。それまでに戻ればいい。午後6時30分のサンセットを見て、酒でも飲みたいところだけど、母もお疲れのようなので、テンダーボートで帰ることにした。

 せっかく、ミコノスを訪れながら、ほんの一部しか見ていないのは残念だけど、まあ、いろいろ事情があるのです。
ミコノス観光
それにしてもよく迷いました。

ミコノス観光
小さな島に船のサイズがでかすぎる

ミコノス観光
自分たちの船に帰るときは、ここでシーパスカードを見せるわけです。

ミコノス観光
船に帰るときは、船客に水やコンソメスープ、冷たいおしぼりなどをだしてくれます。

 さて、今回はよく迷った。どれくらい迷ったかを表示させる強い武器がおれにはある。

 GPSロガーである。

 GPSロガーというのは、ナビゲーションしないカーナビみたいなもので、GPSを使って自分が移動した経路情報や速度を一定間隔で記録してくれるツールだ。ぼくが使ったi-gotU GT-600という機種は液晶画面など一切ないGPS記録に特化したツールだ。

 これを肩や腕にくっつけ、旅行中歩きまわってきた。メモリーもバッテリーも大きいので、11日間のロングクルーズでも途中充電2回で、動作してくれた。

 家に帰ったところで、PCにデータを吸い上げ、撮影した画像にジオタグ(位置情報)をつけたり、上のようなマップを作ることができる。立ち止まったりすると、誤差も出てくるけど、ある程度スピードを出しているときはかなり正確にルートをトレースしてくれる。今回のルートはご覧のようにごちゃごちゃだけど、それはそれで楽しいものがある。

mykonos_route.jpg
ミコノスで迷ったルートマップ

 船の中にもどってもショップやカジノは開いていない。外海へと出港しないかぎり、カジノは開かないのだ。船の中をひとりで少し歩きまわったあとに、客室に戻りちょっと仮眠をとって、メインダイニングでディナーをとった。

ミコノス観光
クルーズ会社の名を配したワイン。これはうまかった。

ミコノス観光 ミコノス観光
ビーフカルパッチョと、魚介のリゾット。この日はうまかったなぁ。
ミコノス観光
チョコバナナなデザートも絶品でした

 そして明日、目が覚めたらトルコにいくのだ。人生、初トルコ(きっぱり)。

※こちらのエントリーもどうぞ。

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コメント

ミコノスもなつかしいなぁ。
自分が行った時はサントリーニ→ミコノスの順に飛行機で移動しました。
ミコノスの空港の着陸にひやっとしました。

■コバトン松村さん
 おお、ミコノスにもいかれてましたか。ちょっとだけの寄港ではなく、何泊かしたかったです。
 このあとサントリーニにも行きます。

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