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2004年12月25日

BODY AND SOUL

 朝6時ごろ、寝床に就いたのだが、10時には目が覚めてしまう。仕方がないので、作業再開。

 困ったのはインターネット回線の接続が不安定なことだ。いまやっている作業は、ネットのテキストをたくさん読み、それをもとにデータを作っていくものだが、唐突にADSLの回線が切れ、再接続されるため、リンクをクリックしても動かないことが、たびたびある。20~30分に一度ある。けっこういらいらする。

 それでも作業は進み、全体の三分の二くらいはかたづく。あと一日くらいで、ひと段落しそう。

 午後8時から、青山のジャズ・ライブハウス「BODY AND SOUL」へ。

 mixiの北九州市コミュニティで知り合ったほーせきさんとは、オフラインでも数度会い、あれこれ話しているのだが、話せば話すほど、共通の知人が多いことに驚いたりする。

 今回「いっしょにジャズを聞きに行くことにしてるんですよ」という加藤龍勇さんもそんな共通の知人である。15年くらい前、スーパーファミコンではじめて作ったRPG「レナス」そして「レナス2」のストーリーボードや設定画を大量に描いていただいた。富士見ファンタジア文庫で一冊だけ書いた小説のイラストもカピさんだった。

 7~8年、お会いしてなかったんだけど、こういう感じで共通の友人を介して会うのはおもしろい。「まぜて! まぜて!」と、強引にお願いして、まざった次第。

 久しぶりに会った加藤さん。人生の経路はいろいろあったようだけど、基本的なキャラクターは15年前の延長線上にあるわけで、話していてもすこぶる楽しい。

 会場には、おふたりのほかに、ふたりのイラストレーターさん。クリスマスのスペシャルライブということもあり、会場は大盛況。

 ジャズのライブなんて、聞くのはひさしぶりだ。

 鈴木良雄(b)
 海野雅威(pf)
 トミー・キャンベル(ds)
 植松孝夫(ts)
 リレット(vo)
 宇川彩子(tap)

 ベース、テナーサックス、ドラム、ピアノの4人に、女性ボーカルが加わったライブくらいに思っていたのだが、驚くべきは女性タップダンサーの存在。

 タップダンスでジャズをするんですよ!

 いやはや、これはおもしろかった。目で見ている足の動きと、耳で聞こえる音の数がちがうんだ。あまりにも足が速くて、おれ程度の動体視力では、動きを追うことができない。「がんばれ元気」の堀口元気でも、追えるかどうか。

 ほかのプレイヤーとのかけあいも饒舌で、ほとんど、ライブのリーサルウェポン! こんなに見て楽しいジャズライブなんて、はじめて。

 黒人ドラマーもなんか技のデパートって感じ。天井の配管は叩くは…、足元のカエルのおもちゃは踏むは…、クラクションは鳴らすは…、客席のテーブルを叩くは…、カピさんをスティックでつつくは…で、遊びまくったあげくに、決めるところはくっきり決めるかっこよさ。

 いやあ本当に楽しかった。ライブ終了後、ほーせきさんとふたりで原宿まで歩き、じゃんがらラーメン原宿店で、こぼんしゃんを食べ、山手線で池袋に移動後、解散。

2004年12月23日

街のゴスペルライブ

 テレビのドキュメンタリーで、ドラッグ中毒から立ち直ったニューヨークのゴスペルシンガーを見たとかいう同居人、もののけデイジーが、近所の北町商店街で、無料のチケットをもらってきた。

「ねえねえ。北町でゴスペルのクリスマス・コンサートがあるんだって、いってみる?」

 今日は家でずっと作業をしていたのだが、ちょっと詰まってきたところ。そういうことなら、いってみるか。

 会場は近所の「北町アートプラザ」だ。

 立派な名前はついているが、

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2004年12月11日

ロード・オブ・ザ・リング シンフォニー

「指輪物語」を読んだのは高校1年のときだから、いまから26年前、四半世紀以上前である。文庫本がそろった前後のころだろう。母校が甲子園にでて三回戦まで勝ち進んだ夏休み、応援のバスやフェリーの中で、読みふけった覚えがある。

サンリオSF文庫が発売されるようなSFブームの時期で、おれはSFをとてもよく読んでいた学生だったのだが、「指輪物語」については、ある種、別格の「幻想小説」ってやつである一方、どこか地続きの「古典」といった存在だった。

当時の文庫版をご存知の方なら、あの活字の小ささを覚えているだろう。あんなに小さい活字の「小説」なんてほかになかった。しかも厚いページで何冊もある。

周囲のだれに聞いても読んだことがある人などいなかった。しかも、読み始めてすぐは、なじみのないホビットという種族とその生活について、延々と書かれている。いまの新訳とちがって、旧訳の文章は、かなり癖があって読みにくい。

「指輪物語」を読むことは、すなわち、チャレンジだった。本を楽しむというより、こういうものの勉強として読みはじめたといってもいいだろう。

「旅の仲間」を読み終え、「二つの塔」に読み進むころには、すっかり耽っていた。ファンタジーというよりエピック(叙事詩)の魅力にとりつかれて読み進んでいき、灰色港からの船出のあたりを読むころには、心の中に「中つ国」が生まれていた。

それから、予備校時代までは何度もくりかえして読んでいた。受験は世界史で受けたのだが、「中つ国史」という試験科目があったら、世界史よりいい点数が取れていたかもしれない。

大学に入って「指輪物語」を読む回数はめっきり減ってしまった。「シルマリルの物語」などをはさみ、最後に読んだのは、12年くらい前。30歳になるころに上梓された新訳が最後だったろう。これから「指輪」を読む人は幸せだな……と思ったものだ。

それから、「指輪物語」のことは忘れていた。いわれれば思い出すが、心の中にある「中つ国」に通じる扉は、がたついて開けにくくなっていた。

ピーター・ジャクソンの「ロード・オブ・ザ・リング」がいとも簡単にその扉を開放してくれたことは、はるか彼方にあの小説を読んだひとの多くが、うなずいてくれることだろう。

クローゼットルームにしまいこんだ「指輪物語」を引っ張り出すのが億劫で、新たにハードカバーをそろえ、すぐに読み返す。みずみずしくよみがえった世界の中に、懐かしい旧友の顔ぶれがならぶ感覚かな。

(薄々は聞いていたのだが、「指輪物語」が萌える腐女子の対象物になっていたことに、おどろきまくりもしたんだけどね)

いやもう浮かれまくって、ロケ地であるニュージーランドの大地を見たくなり、第二部「二つの塔」は日本より2ヶ月前にニュージーランド南島で見たあと、南島を旅し、第三部「王の帰還」は、ウェリントンのオフィシャルスクリーン、エンバシーシアターで見たあと、ニュージーランド北島を旅した。

そして、今日は東京国際フォーラムホールAで「ロード・オブ・ザ・リング シンフォニー」なのである。

じつは前回、8月30日のコンサートは、自分が中心になってチケットの手配をしたにもかかわらず、桃鉄USAのCMソングをうたうサイコ・ル・シェイムのライブを見るため、キャンセルして、Kdさんにチケットを譲ってしまったという、悔しい経緯がある。

そのときは、オケやコーラスがいまひとつだったという話を聞き、ちょっと複雑な気分だったりもした。

そのリベンジともいうべき、今回のコンサートだが、目玉は前回のジョン・マウチェリーから、ハワード・ショアに指揮棒が渡ったこと! つまり、サントラの作曲者自身が指揮をするのだ。

チケットは11,000円から12,000円になったのだが、今回、同行した加賀さんによれば、1,000円分は"ショア代"……とのことって、ダジャレかい。

オケも前回の寄せ集めではなくて、ロシア・ナショナル・フィル! これは期待するでしょう。

客席は中央付近だったのだが、照明音響の制御卓のすぐ前。ちょっといやな席についたと思っていたら、「ここだとうるさいので、席を移ってくださいますか」と、さらに中央よりのもっといい席に変えてくれた。しかも変更前と変更後の両方の席で、デザインの違う半券をもらえたから、うれしさ倍増!(写真参照)

コンサートはもう最高だった。ボーイソプラノが日本人の男の子たちで、カタカナ発音のエルフ語などが、ちょっときついかな……ってところももちろんあったのだけど、カチッとしたロシア・ナショナル・フィルのていねいな演奏と圧倒的な音の厚みに身震い。

「旅の仲間」から構成された第一部が終わるころには、おれ、泣いてました。

もうね。裂け谷をあとにするたびの仲間たちが、モリアの坑道、カザド・ドゥムの橋で迫ってくるバルログが、アンドゥインの大河のほとりで、絶命するボロミアがみえるんですよ。そんな映画のフラッシュバックだけじゃなくて、最初に書いたような初めて「指輪」を読んだころのこととか、ニュージーランドの大地とか、いろんなものが思い出されて、たまらないんですよ。

すごいよ、ハワード・ショア!

第二部は「二つの塔」と「王の帰還」。ソリスト、ケイティ・ヌーナンには完全にやられました。「イントゥ・ザ・ウェスト」はアニー・レノックスをしのぐでき。やっぱり泣き。スタンディング・オベーションの中で、涙をぬぐう。それにしても至福の2時間だった。

その後は加賀さんと池袋に移動。有楽町線の中で、延々とLOTRにまつわるネタ話。中つ国に生まれ変わるとしたら、だれになりたいか……とかね。サムはいやだし、ハルディアもちょっとせつないね。

加賀さんはいっしょにニュージーランド北島をうろついた旅の仲間の一人でもある。最初に声をかけたとき、「(10代の女の子とか、来るのに)こんな腐女子がいってもいいんですか」と、いわれたのも懐かしい思い出。

ニュージーランド仲間が集まるときは、羊を食うという掟があるので、池袋の「幾寅」で、ジンギスカン三昧。腸内羊濃度をとことんまで高めつつ、いろいろと濃厚な話を……。

ほんとにたのしい一日だった。

ネットでラクラクチケット予約購入、e席リザーブでシックスワンダフリー

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