DIARY1998 NOV.21〜30

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1998年11月21日

 オールナイトミーティング
夜から翌朝まで、秘密の会合。
とほほなまでに疲れきる。


1998年11月22日

舞台「デストラップ」
夜、女房と赤阪で観劇。
アイラ・レヴィンの「デストラップ」を野沢那智が演出したもの。

出演陣はみんな適役。
映画版ではクリストファー・リーヴがやってた役があるのだが、
それを演じてる関俊彦に好感を持つ。

それにしても、野沢那智のきっちりした演出は
さすがって感じ。
奇妙にてらうことなく、作品どおりに作ったことがすばらしい。

ただ、脚本はちょっと古すぎ。
「十字弓」なんて、いまなら、クロスボーのまんまのほうが、
通りがいいと思うんだけど……。

その後、近くの店で点心を食い、
いい気分で、赤坂の町を歩く。

三年も仕事場にしていた町をこうやって女房と歩くのは
不思議な感じ。

すっごく寒かったけど。

夜「進ぬ! 電波少年」を見る。
パンヤオの旅が終わっちゃったのが妙にさびしい。


1998年11月23日

ホームページがまだできない
ホームページのプロフィール作り。
だから、突然、フリーズするのだけはやめてくれ!
と、何度も叫ぶ。

しかも、ネスケで見るとへんに化けるし、
表はぐちゃぐちゃになるし、
文字は小さすぎるし、色も違う気がするし。

エーイ、めんどくさい。

やめちゃうぞ!

でも、やめられない。

調子の悪い機械はかわいいと個人的には思う。
しかし、二回に一回くらいしか、
きちんと終了処理が終わらないPCなんて……。

一体なにが悪いのか。

NORTON先生も役に立ってるのやら……。

恐いから、アンインストールもあんまりやらない。

それでもやるしかないのだ。


1998年11月24日

 「スターウォーズ・エピソード1」予告編の衝撃!
「スターウォーズエピソード1」の予告編をワイドショーで観る。
泣きますね。
すごすぎて、すごすぎて。
映像が香るって感じ。
生理的にぞくぞくしてしまう。たまんねぇっす。
なんか、今日まで死ななくてよかったって、マジで思うぞ。
あれが、来年公開されるのか。
そのときまで、ぜったい死ねない。
公開時には、アメリカに行こうかしら。

さて、
TCUPに登録して、BBSができたところで、
ホームページついに仮オープン!

友人のサイトにつぎつぎと連絡。
みんな、昼間だってのに、がしがし遊びに来てくれる。

うれしい! うれしい! うれしい!

 引き続いて、アウトルックの予定表を見ながら、
日記を捏造する。

いろいろと鮮明に覚えているものだな。

スタート地点は「レガイア伝説」発売の
10月29日がよろしかろう。

ということで、みなさん、今後ともよろしくお願いします。 


1998年11月25日

業界ではよくある話
古い仕事仲間から突然の電話。
業界の人が聞いたら、開いた口がふさがらないことを聞く。

ぎゃははははは。

これをこの日記に書いたら、おれの業界関係生命は
途切れる。終わる。ぶった切れる。
殺されるかもしれない。

なんてことはない。

業界では、ほんとによくある話。よく聞く話。
具体名がいえないだけ……。
ほんとうに学習能力が必要なのは、だれだろう?

おしごとダブルヘッダー
さて、今日の仕事は二本立て。

まずは夕方から、夜まで、某所にて秘密の会合。
ずいぶんとはかどる。
のっているときというのは、こういう感じかもしれない。

続いて、小学館に直行。
よる十時から、ワープロを打合せデスクに展開し、

入稿準備完了。
しかし、なんだかんだと手間どってて、
けっきょく本格的に仕事をはじめたのは、深夜0時30分くらい。

よくある話。よく聞く話。

今日は、「桃太郎伝説」と
「チョコボの不思議なダンジョン2」の入稿。

ていうか。最近は、この二本が「サンデー」の
一押し作品なのだ。

実際には、最後までプレイしていないが、
どちらも手応え良好。

以前の日記にも書いたが、
「桃太郎伝説」などは、ほんとうに手触りのよいゲームで、
すばらしい。

ゲームは人が作るもの
ファミコンのRPG時代の香りが、
PSの環境でよみがえっているのは不思議な気分。

いまみたいに、見かけに割く時間より、
企画を練る時間のほうが、圧倒的に長かった時代のテイスト。

企画にかける絶対的な時間という点では、
昔にくらべて、いまのほうが短いということはない。
しかし、グラフィックスなど、見かけにかける時間(人月)のほうが、
圧倒的に増えてるのだ。

わかりやすくいっちゃえば、
もやしっ子みたいなゲームが増えたってことか。
見掛けは立派だけど中身がともなってない。

そんななか、
「桃太郎伝説」はなつかしく、あったかく、新しい。

でも、このタイプのゲームを
いま、誌面で紹介するのは、ほんとうに難しいと、
担当編集者I氏と話しあう。

最新のムービー満載ゲームと並べたら、
なんか、「新しさ」を感じにくいからね。
ユーザーのみなさん、でも、それって気のせいなんですよ。

以下は理想の夢想です。

発売されてすぐのゲームなんか、
買わなくていいから、実際にプレイした人から聞く
口コミでゲームを選んでほしい。

止まっている誌面より、信頼できる友達のことばが
どれだけ、真実をついているか。
(でも、中古はやめてね)

そんな時代になればいいなぁ。
でも、ぜったい無理だろうけど……。


1998年11月26日

 宮岡さん、さくまさん、鳥嶋さん……。
このサイトの正式開業に備えて、
各方面に連絡しまくるつもりだったが、前夜の無理がたたり、
午後のワイドショーをやっている時間に目を覚ます。

余裕があったら、リンク集を作りたかったのに……。
一日を損した気分。

と、それどころではない。
締め切りなのだ!!!

雑誌「げーむじん」の「げーむじんのココロ」の原稿を
書かねばならない!

すでにテープ起こしも完了している
宮岡寛さんのインタビュー原稿をまとめなければならない!

急いで頭を起動しなければならない!

人間、「ならない」が三つ重なると、
ついつい掲示板にレスをつけたりするものだ(笑)。

で、観念しておもむろに書き始めたのだが、
これがおもしろい。

「電子立国 日本の自叙伝」や
「メタルカラーの時代」ではないけど、
日本のRPG草創期のおもしろい話がぽんぽん飛び出してくる。

あのころ、
さくまあきらさんの存在がいかに大きかったか。

ジャンプ編集長、鳥嶋明さん、
キャラメルママの社長さん、
そして、堀井雄二さん、中村光一さんを始めとする
ドラクエスタッフ……。

「”ドラクエII”を作ったときは、
(みんな)世界より3年先にいったという実感があったね」

ぼくもそんなセリフを一度は、いってみたいものだ。

熱が伝わるインタビューで、
その熱に浮かされるまま、一気に原稿を書き上げる。

気持ちよし!

正直なところ、軽く酒と食事をとりながらやったインタビューだし、
宮岡さんとは個人的によくお酒をごいっしょしてるので、
インタビューの内容は、ほぼ忘れきっていたのだけど(笑)、
こうやって文字を打っていくと、すごい「熱さ」が伝わってくる。

そして、宮岡さんの語るゲームへのこだわり……。

詳細は「げーむじん」次号でお楽しみください。
って、宣伝か、おい?

サイト正式開業!
その後、強引にサイトの正式オープンにこぎつける!
時間は深夜0時!
やったねって感じ。

家にもどって、なにげなく、テレビを見ていて、大爆笑!

提供

サッポロ一番
アルマゲドン

だって……。

妙にツボに入ってうけまくるが、
一夜明けた、いまとなってはなんであんなに受けたのか
さっぱりわからない。

やっぱ、つかれてたのかな(笑)。


1998年11月27日

新ハードはならんで買いたいけど
世間的にはドリームキャストの発売日。
めでたい!

 しかし、柴尾的にはサイトの正式開業日!
めでたい!めでたい!

ということで、
ほんとうはドリキャス発売中の店頭にいきたかったのだが、
テレビで、社会現象のようにあつかっている映像を見ているうちに
自分までいった気になって、今回はパス。

以前、プレイステーションやセガサターン、
ニンテンドウ64発売時には、
わざわざ、池袋のさくらや駅前店に予約を入れて、
初日に店内の狭い階段の中でならび、
清く正しく購入していたものだ。

えらかったな。あのときのおれ!

「スターウォーズ」や「インディジョーンズ」の公開時など、
ぼく自身、初日にならぶことが大好きという性向はもともとあるけど、
そのメリットは大きい。

まず、なにげないユーザーの声が聞けたりすること。
これがなにより楽しい。

「現在のサターンのマシンパワーでは、
バーチャファイターIを移植できても、IIの移植は難しいんだ」
ほんとか!?

「プレイステーションの開発には、
ナムコからすごい金が流れてるらしいぜ」
ひええええ!

まあ、そんな風聞は酒場のネタにしかならないけど、
そこにいて、ユーザーが、どんなゲームの、どんなところが好きかを
聞くのは楽しいし、お勉強になる(笑)。
まるで、「ユーミン@ファミレス伝説」気分……。

でも、ほんとに楽しいのは、自分が一ユーザーになれるってこと。
やっぱ、その場にならんで、その場の熱気にあたるのは、
心のリフレッシュになる。

で、今回だけど、「レガイア伝説」発売前後の
ぐちゃぐちゃ状態の中で、ちょっと油断してるすきに、
あっという間に予約締め切りになっちゃったというのが、正直な真相。
まあ、マヌケだったのね。

いかんなぁ、おれの反射神経。

それにしても、もっとたくさん作れよ、セガ!
って気分は、みなさんお持ちのようで……。

悪いのはチップを作ってる某社とも聞くけど、
そんな、いい訳、ききたかないわい!

悪いと思ったら、
とりあえず、おれに湯川専務ストラップをよこせ!
いまのストラップは「せがた三四郎」なんだよぉ!
ハードはあとからかならず買うから……(笑)。

でも、早起きして並びたかったよぉ!

がんばってね、ドリキャスさん!
業界活性化のためにも!

結局、「一発太郎」さんを利用して、
検索エンジンへの登録や、このサイトのコンテンツ作り
あと、各種のお仕事をして、一日が終わる。


1998年11月28日

サイトの色調整
一日中、仕事場にいる。
リンク集などを作ったり、ちょっぴり仕事をしたりして、
やれやれと思って家に帰る。

さくまあきらさんや角銅博之さんより、指摘のあった、
このサイトの色の問題を確認するため、
女房のiMACを借用して、サイトをチェック。

なんなんじゃ!
この色は!!!!!

唖然とする……。
マック系のモニターでは、
こんな色に見えていたのか……?

さくまさんには、後日修正しますと、
メールしてしまったが、
これでは、まずい! まずすぎるのだ。

みえているのは、
にごった安っぽいオリーブ色もどきなのだ。
色に関するセンスがないやつと思われるのは、
悔しいのだ。
うーむ……。あまりにもいやな色なので、
急遽変更することに決定!

と、いうことで、
こんな色にしてみました。
いかがでしょうか。
前日までの日記の色と比較してみてください。
(すでに全面的に変更しましたので、比較は不可能です:後日注)

一気にブライトネスを半分にしてしまいました。
これはこれでOKかな。うちの液晶画面では鈍色っぽい感じです。

ゲームとブラウン管への色のこだわり
それにつけても色である。
グラフィックスにこだわるゲームは数あれど、
多くのメーカーでは、
家庭用モニターの発色の違いをどのように考えているのだろうか。

家庭用のテレビの色なんて、まさに千差万別。

オーディオでは、メリハリだらけのサウンドチューニングを
ドンシャリ気味とか表現するけど、
普通のテレビの見せてくれる映像なんて、
まさにドンシャリそのもの。

ひたすら明るさをかせいで、
暗い部分の階調なんて、ばっさり切り捨てる絵作り……。

お店でずらりと並んでいるときに、
まあこのテレビはこんなに明るくて、
きれいなんですよという
「店頭効果」をねらっているためなのだけど……。

いざ、買って、我が家で見た場合、
目がつぶれるほど、明るすぎるのだ。

みなさんもテレビを見るときは
「明るさ」や「ブライトネス」はきちんと絞りましょうね。
買ったままで、調整せずに見てると、
きれいな絵はでないし、眼がつぶれちゃうよ!

さてさて、
たとえば、「バイオハザード」や「ファイナルファンタジー」……。
暗い部分の階調を生かした絵を見せてくれる作品は多いけど、
どんなモニターで最終チェックをしてるのかな?

ぼくの知る限り、パソコンモニターの横で、
プログラマーズボックスなどに接続している
家庭用テレビの発色に関しては、
たとえ同じメーカーの同じ製品で、似たような調整をしていても、
全然ちがう絵になってしまうことから、
気にはするけど、あきらめてるって、
開発環境が多いみたい……。

理想をいえば、テレビ局を見習って、
業務用のモニターを使い、
映り込みを防ぐために、調整室のような
薄暗い環境で見るべきなんだろうけど……、
セーフティフレーム
(テレビによっては画面の端っこで
本来映るべき映像が映らないのです)の
チェックをするために、
いちばん安っぽいテレビを使わなければならないなんて、
迷信がいまだにはびこっているのが、正直なところ。

ゲーム中にグレースケールをつけて、
モニターの調整をしてねなんて、
いってるソフトなんて、
「メタルギア・ソリッド」くらいしかしらないしね。

やべぇ。
なんか、ややこしい話になっちまった。

でも、みなさんにもあるでしょ?
凝ったグラフィックスのマップで歩くべき道や
進むべき階段が見えないって問題が……。
発色の問題はゲームそのものにもかかわってくるのです。

この問題はそのうち、別ページで考えます。
それにしても、マックとウィンドウズで、
こんなに色が違うなんて……。

ウェブデザインもたいへんっす。


1998年11月29日

博物館で埴輪を見る
埼玉県立博物館で特別展「女性はにわ-その装いとしぐさ-」を見る。
義兄がこちらで学芸員をしており、
今日が最終日ということなので、女房とふたりでいったのだ。

こんなに大量の埴輪を見たのは、はじめて!
埴輪といえば、教育テレビで<はにゃああ>とかいうやつくらいしか、
印象がない一般人なので、
どれを見ても新鮮でおもしろい。

こんなにバリエーションがあるものなんですね。
中には雑な女性器を線で書きこんだものもあり、
大爆笑。ってできる雰囲気じゃないけど。

顔のサイズ感や両手両足の省略(一種の記号化?)を見るにつけ、
日本って、このころからデフォルメ表現の国だったんだなと
再認識。

都心では味わえない充実した静寂を
たっぷり堪能して、池袋へ。

ビックパソコン館本店で
女房がiMAC用のUSB対応スーパーディスクを購入。

その後、西武でお茶して帰る。
歳末で夜九時まで営業してくれてるのって
ありがたいことです。


1998年11月30日

タバコ屋へ急げ
今日で11月もおしまいということで、
タバコ屋にダッシュ!
財布の中の有り金をはたいて、
「キャビンウルトラマイルド100」を6カートン購入!
すこーしだけ、得をした気になる。
しかし、これで一月もつだろうか。
12月はお酒のシーズン。酒を飲めば、タバコを吸う量も増える。

ちなみに、多くの開発室が禁煙の中、
「レガイア伝説」を開発したプロキオンでは、
理解ある社長さんのおかげで、
ぼくだけ特例で、タバコを吸わせてもらっていた。
(空気清浄機まで、買ってもらって……)
ほんとうに感謝している。

ぼくは、ものを考えるときにタバコを吸わないと、
リズムがとれない不自由な体質なのだ。

これでも、20歳になるまでは、強烈な喫煙嫌悪派で、
「口から煙を出すなんて、野蛮なやつの神経がわからん」なんぞと
ほざいていたものだが、すっかり転んでしまった。
それ以来15年、肺の色はどうなってるんでしょうか。

でも、正常な感覚では、ハードディスクがくるくる回っている環境で、
邪悪なマイクロダスト製造機みたいなおれって、
相当、危険なやつなんだろうな。
うーむ……。

そんなこんなで、
「レナス」にしても「レガイア伝説」にしても
確実に命を縮めながら作った作品です。
たっぷり堪能してください(笑)。

あとはやったことといえば、
GameWalkerの仕事で「ゼルダ」のプレイ、
それに、「ウルトラランキング」と「ReadMe」への登録。

ReadMe」では、新規参戦者リストというのが出るんだけど、
柴尾の直前に参戦しているのが
なんと、翻訳家、柳下毅一郎さんのサイト
ぼく自身、けっこうよく見にいくサイトではないか。

すでに立ちあがっている有名サイトのひとつだし、
「なんで、いまさら」って感じもあって、
不思議なんだけど……。
こちらが、かのガース柳下さんと、ならんでしまうっていうのも、
インターネットならではの一興といえよう。
ふふふ……。

ほかにも「私をレイプして下さい」なんて、あやしいサイトがあって、
とんでもなくおもしろい。
いやはやではある。


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