DIARY:1999 FEB. 21〜28

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1999年2月21日(日)

女房がいない一日は……
外出せずに、家にいる一日。
仕事をしたり、本を読んだり、LDを見たり……。
ひとりで自分をとりもどす一日。

映画でいえば、こんな日は新作を観る気がしない。

カレーやラーメンなど、やたらと食いたくなる日があるけど、
映画にしても、やたらと観たくなる作品がある。

きのう、さくまさん、原口さんとお会いしたとき、
何度も繰り返してみる映画の話をしてたんだけど、
そのせいかもしれない。

「ライト・スタッフ」、「ゴッドファーザー完全版」、
コッポラの「ドラキュラ」、「地獄の黙示録」、
「帝国の逆襲」、「バーバレラ」、「バンデットQ」、
「ポランスキーの吸血鬼」、「大脱走」、
「バリー・リンドン」、「時計仕掛けのオレンジ」、
「殺しのドレス」……、
そのあたりは、どれだけ見たかわからないほど、
くりかえして観てる。

あえていえば、
史劇など、スケール感があるものが好きなのかな……。

じゃあ、「バーバレラ」はなに?
っていわれるかもしれないけど、
これは小学生のころ、テレビで観て、
なんともたまらんエロティシズムを感じて以来、
トラウマ的存在になったわけだから、
あまり、つっこまないように……。

たいした映画じゃないってのもわかるんだけど、
ロジェ・バディム監督の艶笑感覚ってやつが
おれのツボなのかもしれない。

まあ、これらの作品は観てるかぎり、
飽きることはない。
自分の座標をとりもどすために
基本の作品群だ。

さて、今日の気分はジョン・ブアマン監督の「エクスカリバー」。

これは予備校生のとき、劇場で見て以来、
ごひいきの作品なんだけど、
もはや、理屈ぬきで好き。
映像と音楽、リズム感覚がたまらない。

この映画以降、ワーグナーの曲を聴くと、
オペラよりもこっちを思いだすくらい……。

いやなところがひとつもない。
おれのために作られたとしか思えない映画。
人に紹介せず、おれだけの作品にしたいくらい好きな映画。

文句があれば、だまってろ。
おれに聞かすんじゃねぇって感じ。

そういえば、以前、
小学館の学年誌のうちあわせスペースで仕事をしていたときに、
隣りの席にいた編集者と絵描き(漫画家?)さん、
ふたりの会話を思いだす。

ちょうど、アーサー王物語をネタにした仕事の依頼をしていたようで、
おれ的には聴覚全開になっていたところ。

絵描きさん「そういえば、こないだ、深夜のテレビで、
そういう映画をやってましたよ。
なんといってたかな、「エクスカリバー」とかいうやつかな。

ふむふむ……。

編集者「どうでした……?

絵描きさん「いや、たいしたことがない映画でしたけど……。
 えらいむかしのかったるい映画でしたね。

むっかー。

ばかやろう!
「エクスカリバー」は、ジョン・ブアマン監督の名作で、
「レイダース」の時代に英米で大ヒットしたんだぞ。
独自のバイオレンスとエロティシズムの表現が
当時、物議をかもしたけど、
かの国の研究家のあいだでも、
その考証と作劇ぶりは高く評価されてるんだぞ。
アーサー王の話をやるくらいなら、
あの映画を100回は観やがれ!!

なんていいたかったけど、
さすがにいえない……。

まぁ、大好きなものや、こだわってるものをけなされると、
熱くなってしまうのは、だれにもあるところ……。

なにかをつまらないというのは簡単だけど、
ときにより
それはうすっぺらな感受性の発露に過ぎない。

いたずらにけなすより、
なにかをおもしろいといえる人間に……、
おもしろいものを素直におもしろいと感じとれる力のある人間に
わたしはなりたいと、思ったわけ……かな?

あ、ブアマン監督は
「戦場の小さな天使たち」もおすすめ。
この映画に関して、不満なのは邦題くらい。

あとの作品もとりあえず、好きだけど、
「エクスソシスト2」とか、「未来惑星ザルドス」、
「エメラルド・フォレスト」なんて、
好事家のための作品としかいえないもんなぁ。


1999年2月22日(月)

くずれた日記
肩こりがひどい。

ずっとパソコンに向かって、
「仕事」&「遊び」をしているせいなんだろうけど、
なんか、いらいらするくらい、ひどい。

ちょっと憂鬱になっているところに、
「少年サンデー」のIさんから電話連絡。
「メシでも食いませんか」とのこと。

夕方、いそいそと編集部へ。

Iさんから、
「柴尾さんのHPの日記……、
表示がくずれて、読めませんよ」と
いわれる。

たしかに、
デスク上のノートパソコン(W95&I.E.3)を見ると、
表組みすべてが、ぐちゃぐちゃになっている。

文字が文字の上に乗り、
ほとんど読めない状態。

うっきー!

ちなみに、
最近トップページをいじったりしているんだけど、
表組みを使うと、同様にぐちゃぐちゃになる。

表関係のタグって、ブラウザによって、
こんなに解釈が違うものなのか……。

なにが悪いのか、わからないので、
とりあえず、その場で
I.E.4をダウンロードして、組みこもうとするが、
HDDの容量不足で不可。
ううむ。

うちに帰ったあと、
とりあえず、スタイルシートなどを変更。
これで読めるようになったかしら?

その後、IさんとCさんといっしょに
神保町のタイ料理店「メナムのほとり」へ。

映画や漫画、ゲームの話などをする。

冗談で話していた
「めざせ! 500万部! 少年漫画編集長」ゲームなんて、
けっこうおもしろそうだ。

さらには、Iさんの持論、
雑誌で人気がとれる漫画と、単行本で売れる漫画の違いなど……。

どんなものでもそうだけど、
職業として
一途に考えている人には、かないません。


1999年2月23日(火)

妻かえる。
「夕張国際冒険・ファンタスティック映画祭'99」
取材にいっていた女房が帰ってくる。

なんだか知らないが、大林宣彦監督や
トロマのロイド・カウフマン(!)監督など、
いろんな人の名刺を持って帰る。

ちっ。

なんか、うらやましいぞ。

それにもまして、うらやましいのが
佐伯日菜子と
ツーショット写真を撮っていたことだ。

なんか許せんなぁ。

「電話はかけてくれたの?」と、きくと、
そっけなく
「留守電にいれたよ」との答え。

たしかに入ってましたよ。
月曜日(感覚としては日曜の夜中)の
午前3時30分に……!

これだから、上州女は……。

あいかわらず、
おれには口がない、それでもおれは……。


1999年2月24日(水)

自由業の敵。
こういう仕事をしていると、
たいへんによく聞くトラブルが、
連載終了の通告とギャラの未払いだ。

幸運なことにいままでのところ、
ぼく自身はそんなに深刻なトラブルに
巻き込まれたことはない。

せいぜい、
****(意味不明な経理的な都合)のため
ロイヤリティをすこし下げさせてくれとか、
そのくらい……。

そのときは、そのことよりも、
そんな大切なことを本人(プロデューサー)ではなく、
入社したばかりで、右も左もよくわからない男の子に
事務的に伝えさせたっていう、やり方に
かなりムカっと、きたんだけど……。

まぁ、いろいろあったんだけど、
詳細については、そのうち、
「フィクション」として書くかもしれない。
書かないかもしれない……。

連載打ち切りは、そんなにない。

それより先に雑誌が
休刊することの方が多い。

いいんだか、悪いんだか……。

連載終了
さて、雑誌において連載は生きもの。
固有の寿命ってやつがある。
だから、連載終了は仕方のないことではある。

ただ、
これを伝えられない編集者ってのが、
世の中にはいっぱい存在するのだ。

個人的には悪い人間でなかったりするだけに
難しい問題だけど、
ずるずると通告を延ばして、
結局、感情的なしこりを残すことだって多々ある。

まぁ、その点、
最近のぼくがらみでいえば、
「GameWalker」さんは、
しっかりやってくれたので、感謝している。
(2/19日参照)

基本的には、
「それならそうと、早めにいってくれ」
って問題だ。

「なんでもっと早く言ってくれなかったんですか」
と、聞いたときに
「いろいろ、忙しくて……」
なんて、バカなことを答えられると、
首を締めたくなる。

「忙しさ」ってのは、言い訳の中で、最低の種類。

まるで、おれの忙しさのほうが、あんたより大事なんだよ。
と、いわれてるみたいだもんね。

結論。
いやな問題はかならず起こるが、
時間が解決することはない。

いやなことであればあるほど、
早めに対応すること。

ギャラの未払い
あと、ギャラの未払いね。

小出版社のつらい状況は、この際、除外して、
大出版社だってこれをやる編集者はいる。

いわゆる「ずぼら」さや「うっかりミス」だけど、
やられた執筆者はたまったものではない。

生活がかかっている若いライターなど、
死活問題だ。

しかも、今後の仕事を考えると、
編集者に嫌われたくない思いで、
いえないことが多い。

聞いた話では、勇気をふるって編集者に
「ギャラが振りこまれてないんですけど、調べてもらえませんか」
といったにもかかわらず、その後も振りこまれず、
悩んでいる人もいる。

フリーライター同士では、
そういう問題があったとき、
「しょせん、やつらはサラリーマンだから、こっちのことはわからないんだよね」
といったりしてるんだけど……。

ま、あんまりひどいようなら、
自爆覚悟で、上にいっちゃえばいいんですよ。
大きい会社なら、
確実にそいつは懲罰対象だから……。

その後の仕事は
きついかもしれないけどね……。

会社はいくつでもあるが、きみの才能はひとつだけだ!
相談時には、そんな話をしたりもする。

とにかく、自分がひとりの人間に対して、
どれだけ強いちからを持っているかを理解してない。
そんな、無自覚な人間って
いちばん困るんだよね。

結論。
あいても生きている人間だっていう
想像力を持ちましょう。

え、ぼくですか……。

さいわいなことに、
最悪の事態ってやつは迎えたことはないです。

でも、基本的に
「視野は広いが、心は狭い((C)高信太郎)」
人間ですから、
追いつめられると、どうなるかは、わかりません(笑)。


1999年2月25日(木)

ねちねち無限ループ
「げーむじん」の木村初編集長とお酒を飲む。

19時半にお店に入ったのだが、
そのまま0時すぎの閉店までねばって、
とにかく、しゃべりつづけた。

ややおくれて、
「少年チャンピオン」のゲームページでも有名な
ゲームデザイナー、笠井修さんも合流。

ふふふ。
飛んで火にいる夏の虫……

じつは、笠井さんに
ちょっといいたいことがあったのだ。

なんだか、2月19日は
どこぞで、二十人近く集まって、
楽しい「もんじゃ」を食べてきたそうで、
そのことを、まったく知らされず、
ハブンチョにされた、ぼくとしては、
けっこう、くやしかったのである。

ぼくの方は、みなさんのことを、
十数年来の仲間だと思っていたのに
みなさんからは、そう思っていただけず、
二十分の一でさえなかったようで、
くやしかったのである。

そんな冷たいみなさんの中に
たまさか、笠井さんがいたわけである。

とりあえず、
ねちねちねちと笠井さんをいじめる。

ぼくだけでなく、霞流一さんも
この件に関しては、ご立腹らしい。

最初に「もんじゃを食いに行こう!」といってたのは、
霞さんであるにもかかわらず、
肝心の日には
声もかけられなかったとのこと……。

ひどい!

まさに人情、紙のごとしだ!

そういう大人には、なりたくない!

人間に対する最大の侮蔑は無視である!

電話も、FAXもメールも携帯電話もあるのに、
連絡もくれないなんて、
意図的としか思えない!

そんなことを
ねちねちねちとしつこくいう。

まぁ、事情そのものは分かってるから、
遊びでいってるんだけどね。

それに、だれかが確信犯的に
無視したわけじゃないってこともわかってるし……。

でも、くやしいから、
ねちねちねちねちという。

たとえ、声をかけてもらっても、
その日は別件で、ぼくは行けなかったんだけど、
それでも、ねちねちねちねちねちねちという。

大事な友だちだと思っていたけど、
ちがうようなので、
笠井さんがつぎにどんな病気になっても
見舞いになんていくもんか!
たとえ、いったって、笠井さんには、迷惑でしょうとも……。

ねちねちねちねちねちねちねちねち……。

なんて、いやなやつだ、おれは。

笠井さんがいい人で、助かったぞ。

さて、笠井さんの弁によれば、
「柴尾は、問題があったときは、にこにこしているくせに、
半年以上、たってから、むしかえす癖がある」とのこと。

その通りである。

あえて、付けくわえさせていただくとすれば、
半年以上、無期限である。

おまけに、
心に棚がある人間である。
自分のことはたやすく、置いておけるのである。

もともと
「視野は広いが、心は狭い」柴尾だから、
なにか理不尽なことがあったときは、
とりあえず、人間観察モードに入る。

はたから見ると、にこにこしているわけだ。

でも、心の中のHDにしっかり書きこまれている。

しかもB型だから、
一見、あっけらかんとしているようでも、
自分の受けた仕打ちはけっして忘れない。

人からは忘れたように見え、
本人のぼくでさえ、忘れてるつもりなんだけど、
スイッチが入ると、
きっちり思いだすいやな性格らしい。

まぁ、相手がきちんとしていれば、
すっかり忘れてしまうのだけど、
きちんとしてないやつに
似たようなことを、ふたたび、やられると、
一気に記憶の倉庫にDMA(ダイレクト・メモリー・アクセス)するのだ。

いやなやつである。

恨みDMA状態になったあとは、
相手が好きな人か、嫌いな人かで行動を決める。

笠井さんは大好きな人なので、
ねちねちねちと、しつこくいって、
遊ばせていただいてるだけ。

嫌いな人だと……、
まぁ、書かないほうがいいでしょう。

ということで、肝心の木村さんをおいて、
暴走していたのだが、
気をとりなおし、いろいろとアイディア放出開始。

つくづくよくわかったのだが、
酒場で話を聞いてくれる人がいるときに、
おれの着想エンジンってやつは全開になるらしい。

天才じゃないかと思うほど、
アイディアがでてくる。

しらふのときにこれができれば、
天下がとれるだろう。

ゲーム界の「あぶさん」とお呼びいただければ、
無上の幸福である。

なんか、きょうの日記のおれって、
ちょっと、こわれているなぁ。

笠井さん、しつこくいって、ごめんなさい。
次回は楽しく飲みましょうね。


1999年2月26日(金)

十年ぶりの……。
夜、ちょっとした用事で、「サンデー」編集部へ。

Iさんとかるく雑談後、
なぜか、麻雀にいくことになってしまった。

「レナス2」製作時、プログラマーさんと
教育麻雀をうったことこそあるものの、
きちんと人間とうつ麻雀なんて、十年ぶりくらい……。

面子はIさん、Nさん、I原さん。
すべて「サンデー」編集部の方。

静かにはじまった最初の半荘の東2局。
いきなり、
国士無双をあがってしまった。

Iさんのフリコミだ。

九種九牌から静かに運試しをしていたら、
着実にてんぱり、上がってしまった。

どうやら、
十年分のラッキーがチャージされていたようだ。

しかも、Iさんはおとといも国士を
振りこんでいたとのこと。

と、となりの編集者卓でも、
国士をあがった人がいる。

運命の特異点だ……。

結局、半荘4回ほどやって、
トータルでぼくは二位。
トップはIさんだった。奇跡の復活。

Iさんのしぶとい手作りが、うまくきいた感じ……。

なんか、しみじみと楽しい麻雀でした。


1999年2月27日(土)

浅草しゃぶしゃぶ
今宵もオフ会。
浅草でしゃぶしゃぶを食べる。

みなさん、
IRCでしょっちゅうお話しているあいだだけに、
不思議な親しさがあって楽しい。

今週の「ケイゾク」は、
出会い系オフ会で
殺人が起こる話みたいだったけど、
このオフ会もけっこうへん……。

めんつもばらばら。
会話の内容も風俗情報やシモネタから、
けっこうシリアスな話までいろいろ。

出会い系ではないけど、出会って仲良くなった
でれでれカップルまでいやがる。

それにしてもインターネットでの時間感覚は違う。
メインの女の子がサイトを立ち上げて、
ちょうど半年くらいなんだけど、
数年来のお友だちのような感覚になっている。

早いのか、おそいのか、わからないけど、
不思議な距離感と時間感覚は
最近のおれ的には大きな収穫。

みんなとは、なんとなく去りがたいけど、
つぎがあることを期待して、
夜半に帰る。


1999年2月28日(日)

ガメラはつらいよ。
イイノホールにて女房と
「ガメラ3 イリス覚醒」観賞。

周囲では、すでに見た人が多いのだが、
まさに賛否両論。

否定的な意見はかなり多く、
気を揉んでいたのだが、
こいつがとてつもなくおもしろかった。

----------(以下、ネタバレ注意!)----------

予備知識なしで映画をご覧になりたい方は
これ以下をお読みにならないでくださいね。

賛否の両論で大きく分かれるのが、
エンディングの評価。

終幕後に劇場で聞こえた声だけど、
あれじゃ、終わったっていうカタルシスがないよ……。
なんていう人がかなり多かった。

うーん。たしかにそうかもしれない。
イリスを撃滅した。
世界は平和になった。
めでたし、めでたしで終わった方が、
すっきりするかもしれない。

でも、そんなカタルシスより、
あのエンディングの余韻をとりたいっすね。

はっきりいいます。
あのエンディングでぜんぶOKです。

ストーリー展開的には、先日見た
映画「死国」と印象が重なる部分もあり、
あれれとか、思う部分もあったり、
情報量の多さにぐったりした部分もあった。

でも、いいんです。

オープニングの東南アジアで発見されたギャオスと、
エンディングのあの展開の呼応ぶり……。

あのエンディングで、
この映画は
現在進行形の世界の
一断面なのだということが明確になり、
ガメラさんの存在が永遠のものになったわけでしょ。

いいじゃないですか。

つまり、ガメラさんにとって、今回の事件は
数ある駆逐活動のひとつでしかなかったわけですよね。

たまさか、不運なことに自分を逆恨みする
子どもが不始末をしでかしたんだけど、
しょうがねぇなぁって感じで
身をていして、後始末をしてやったというわけですよね。

でも、ガメラさんの本来の業務は
ギャオスをはじめとする地球の害虫駆除ですから、
このあとも、がんばっちゃうわけです。

シジフォスのいとなみのように……。

ぼくらが映画館の闇をあとにしても、
あの世界では、ガメラさんが生きていて
がんばってるんだと思うと、
しびれちゃいますよね。

まさに「ガメラはつらいよ」!

冗談めかして書いたけど、
世界を覆うギャオスの映像や
日本以外でのガメラの活躍などが
きちんと描かれていれば、
先述の部分もきちんと理解されたと思う。

予算的な問題もあったんだろうけど、
映像よりもセリフで設定を描写せざるをえなかったのが、
つらかったのも事実。

また、ドラマのプロット上、仕方ないんだろうけど、
イリスってガメラにくらべて
そんなに悪いやつじゃない気がしちゃうのも
つらいところ。

でも、そんなの、ぜんぶOKです。

クライマックスで、
少女の心象を映像で表現したあたりは、
知人が「エヴァンゲリオン」やっていると評していたけど、
それはちょっと、ちがうと思う。

全体の映像のなかで、バランス的につらいところはあるけど、
あれと「エヴァンゲリオン」の描写では、
質的にかなりちがう。

なによりも歴代ヒロインが勢ぞろいした
京都駅ビルの中で、
せつなくも「わかってくれよ」という目で見つめる
ガメラさんの心の叫びが、おいらの胸をうちました。

ただね。
やっぱりこいつは「怪獣映画」じゃないっす。

でも、
いままでで、いちばんSFしてました。

女房は途中で、すこし寝たそうだけど……。


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