DIARY: 1999 May 16〜20

Top(表紙)へ
日記詳細インデックスへ:↑最新の日記ページへ↑
←前回の日記ページへ!次回の日記ページへ→


1999年5月16日(日)

中国な町
完全に仕事を終えて、完全にリラックス。

今日は日曜日、加藤編集長とふたりで、
ダウンタウンに遊びにいく。

まず、中華街。
11日にもいったOcean Seafood Restaurantにいき、
飲茶の朝食。

ここはとんでもなく大繁盛。
広東語がいたるところで飛び交い、
飲茶のワゴンサービスが、ごろごろと走り回る。

とってもおいしかったのだが、
香港マニア、加藤編集長の弁によると、
香港では、中の下クラスの味らしい。

なにやら、ぼくの知らない言語で、
ウェイターに命じる加藤編集長。

なんで、
あなたがゲーム雑誌の編集長を……?

そもそもここに到着したときから、
目の色が違う。

水をえた魚……、
中華街の加藤編集長である。

食後、町に出る。

「ちょっと、ここに寄っていいかな?」と声をかけるが早いか。
乾物屋や漢方薬屋に飛びこむ編集長。

あの、ぼく……、まだ……、
なにも答えてないんですけど……。

つぎつぎに、店に飛びこみ、
店内をビデオ撮影しては注意を受け、
また、つぎの店に。

ほんとうにパワフルだ。

しかし、そのおかげで表通りからは見えない
不思議なマーケットで、ばったもんのピカチュウの大群を見たり、
あやしげなカラオケ屋を発見できたりした。

本屋に入ったときなど、
「柴尾くん、ちょっと、15分ほど、ここをみていい?」と、
少年のような目で見つめられる。
そんな目で見つめられたら、NOとはいえない。

まさに15分以上店内を物色して、
一万円くらいする料理の本を購入。

「妻へのお土産です」とのこと。

メキシコな町
その後、たらたらと歩いて、エルプエブロ州立史跡公園へ。

ここはロサンゼルス発祥の地である。
1781年にメキシコからやってきた11組の家族が
ここに家を建てたのがすべてのはじまり。

ちょうど、浅草仲見世のようなならびのストリートの左右に
メキシカンなお土産物屋がならんでいる。

歴史的な建物を修復しているところなど、
明治村のようなものであろう。

公園の中心部では、歌う神父が
なにかにぎやかなことをやっている。

女性はベールをかぶり、男性は手を上げて、
聴衆が口々に神をたたえている。

うーん。なんか楽しそうだなぁ。

そのままユニオン・ステーションへ。
アーチ構造の高い天井、
リッチなソファのならぶ、
待合室でのんびりとダブルのエスプレッソなんぞを飲む。

すぐとなりでは、結婚式をあげている。

なんか、思ったよりも楽しいぞ。
ロサンゼルス。

ここからメトロに乗りこむ。

クルマ社会であるロサンゼルスに地下鉄があるなんて、
ちょっとびっくり。
Blue Lineが'90年に開業したそうだ。

あやうく回送電車にのりこみそうになったりしたが、
Red LineでWest Lake駅まで、あっという間。
車両も新しく快適だった。

降りたのはぼくらのホテルから
3ブロックほど離れたところ。

メキシコ系の住民でにぎわう商店街。

ここをたらたらと歩いていると、交差点のたびに、
人生をてんぱってそうな方々から、
「Licenseを持ってねぇか」と声をかけられる。

なんか不法移民の方たちなんでしょうか。
IDなしでは買えないものを
かわりに買って欲しいんでしょうか。

それにくわえタバコで歩いていると、
やたらとタバコをねだられる。

みんな断っちゃうけどね。

日本な町
いったん、ホテルにたどり着く。

E3期間中に入手した大量のプレスキット。
このまま、持ちかえるのはあまりにもたいへんなので、
リトル・トウキョウにある店から、
日本に送らなければならない。

オニズカ・ストリートまでタクシーでいき、
日系商店でペリカン便を依頼する。

荷物の説明をするうちに、
E3のことも話したりする。

「ゲームの世界なら、景気がいいでしょうね」

「いやぁ、なかなかたいへんですよ」

まぁそんなことを……。

20歳くらいの男の子がいたので、
STAR WARSの話などをする。
やはり、チケットを入手するのはたいへんそうだ。

彼も初日に観たいそうだが、
WWWでもチケットフォンでも、うまく通じず、あきらめていた。

「Mann系のシアターはきついけど、Century系のシアターなら、
まだ、大丈夫なはずだよ」と教えてあげる。

その後、リトル・トウキョウをすみずみまで歩き回る。

N64のSTAR WARSを買いたいという加藤編集長の提案で、
ヤオハンにむかうが、ここにはゲームショップはなかった。

やはり、「トイザらス」などの郊外店でなければ、
きついんだろうな。

ヤオハン内の旭屋書店のゲーム雑誌コーナーに
若い日系カップルがいたので、
「普段ゲームをどこで買ってるのか」と、きいてみる。

近所のショッピングモールのどこにあるかで、
喧嘩するカップル。

はらはらして見守るが、
女の子の方が、日本語がうまく、
喧嘩になると「ちがうよ。絶対にあそこにあるよ」と
日本語を使って、男の子をやりこめるのが、おもしろい。

結局、わけがわからなかった。

さらに歩く。

編集部へのお土産を買いたい加藤編集長が
つぎに目指したのは、DUTY FREE SHOPPERS。
ふたりして、DUTY FREEなんて、何年ぶりだろうね。
と、それっぽい会話をして、通ぶったりする。

店内は関西からの観光客でにぎわっている。

これだけ日本語が多いと、
ほっとするやら、居心地が悪いやら、変な気分。

加藤編集長は
HOLLYWOODと書かれたマカデミアナッツチョコを購入。

うーむ。ノーコメント。

WATER GRILL
その後、しみじみと
ホテルニューオータニでお茶をする。

なんか、このホテル、
うらぶれた感じなんですけど……。
これなら、MIYAKO INNの方が、いい感じっす。

今夜のディナーは白ワインで魚がテーマ。

加藤編集長持参のJCBガイドブックを参考に、
ダウンタウンの中心にあるWATER GRILLへ。

今回はぼくがおごらせていただくことになっていたので、
メニューはぼくが決めることになった。

まず、
ウェイトレスのおねぇさんがいいっす。

セルロイドの眼鏡に金髪のひっつめ髪!
完全にぼくのツボです。

さらに、オーダーを出すたびに、
「Excellent!」、「Very Good」と答えてくれる。
なんか、うれしくなっちゃう。

あんまり、うれしいので、
渡されたワインリストをそのまま返し、
「白でおすすめのを持ってきて」なんて、いっちゃう。

もって来てくれたワインもVery Nice!

内装もなかなかいい感じの店で、まずは牡蠣から。
Rのつかない季節の牡蠣はやばいという話も聞くが、
これが、ばかうま!
あっという間に3個ずつをたいらげる。

つづいて、はまちをたたき風にした料理にプラムソース。
うほほほほ……。

クリスピー・ソフトシェル・クラブ。
たまんねぇ。

ボトルが空いたので、
「ほかに、いいのを持ってきてよ」
まいあがっている。

最後にカリフォルニア風ブイヤベース。
最高!

やっぱり、料理がうまいと、酒が進む。
1時間ほどで、ふたりでワイン2本を飲み干す。

デザートメニューがでたので、
これもおすすめをいただく。

さらにブランデー。
ぼくはすっきりとクルバジェVSOPを1杯。
加藤編集長はカルバドスを2杯。

いやはや、満足。満足。
つぎにLAに来ることがあったら、また、ここだな!
すでにただの酔っ払いである。

最後にチェックを頼む。
なかなか、うあああな金額であった。

ちなみにワイン一本8000円くらい……。

まぁ、酔っ払いだから、気にしない。
加藤編集長との最後の夜だ。

チップもはずみまくって、店を出る。

ふたりして、ウェスティンボナベンチャーの
最上階にあるカクテルラウンジを目指す。

あたりは低層ビルや住宅の多いLAでも
高層ビルの立ち並ぶオフィス街。
深夜の丸ノ内といった風情。

ふたりの酔っ払いは、ふらふらとさまよいながら、
やっとボナベンチャーに。

なんかエレベーターの銘板には、
「このエレベーターは、
映画「TRUE LIES」の撮影に使われたものです」
とか、書いてある。

ふむふむ。あの馬が乗ったエレベータね。
けっこうじゃない。

なんせ、酔っ払いだから、
カクテルラウンジのウェイティングでも、
「Two Japanese!」なんて、ふざけたことをぬかす
自分がいる。

「ちょうどJapaneseに最高の席が空いたところです」
なんていう、クラーク。おまえ、いいやつだな。

ここでカクテル2杯ほど、飲むのだが、
ここは回転式の展望ラウンジになっている。

「なんか、景色が動いてるぞ」と、加藤編集長。
「フロアがまわってるんですね」と、ぼく。
「フロアの外側も二重に回ってるんだな」
「え? そんなことはないはずですよ」
「いや、回ってる」
「よく、みてくださいよ、窓の方が回るはず、ないじゃないですか」
「だって、あの景色が動いてるぞ」
「だからテーブルのあるフロアだけが回ってるんですってば」

まるで、酔っ払いのガリレオ・ガリレイである。
この天動説、地動説論議でだらだらとしゃべる。

その後、いい気分でホテルに帰る。

部屋でメールのチェックをしていると、
ドアがノックされ、加藤編集長がご入場。

「あのさぁ、柴尾くんの部屋、ばすたぶないじゃない?
だから、うちの部屋に来て、入らない?」
「いや、シャワーがあるから、いいですよ」

「………」
「………」

「柴尾くんさぁ、あそこにある店、気にならない?」
「え?」
窓の下には深夜までやっているベーカリーがある。

「なんか、おもしろそうなもの、売ってそうだよね」
「でも、いま、夜の11時ですよ」
「いってみない?」
「かんべんしてくださいよ。危険ですよ」
「気になるなぁ」
「ぼくはいきませんよ」
「じゃ、いってくるから……」

そのまま、部屋をでていく編集長。
危ないなぁとは思ったが、
ぼくも酔っ払いだから、深く気にしない。

20分ほどして、ふたたびノック。
加藤編集長だ。

「これさぁ、買ってきたんだけど、食べない?」

なんだか、チーズベーコン入りのブレッドなにやらを
袋から取りだす。
とりあえず、食べてみると、ほかほかにあったかい。

なんだか知らないが、ベーコンのパックや
チーズのかたまりまである。
お土産だそうである。

「いや、店の番をしているじいさんと話しこんじゃったよ」

きっと、よっぱらいな会話をしてきたのであろう。

しばらくすると、残ったパンをかたづけはじめる。

「柴尾くん、食べないのね。食べないなら、捨てるから」

バスルームのゴミ箱に、ぼこぼこ捨て始める。

なんだか、不思議な行動のような気がするが、
こっちも酔っ払いだから、あまり深く考えられない。

そんなこんなで、
にぎやかに加藤編集長は去っていった。

サイトの更新しなきゃ。
メールのレスを書かなきゃ。
あれやこれやを考えているうちに、
めんどくさくなり、爆睡。


1999年5月17日(月)

顔面蒼白
二日酔いである。
あれだけ飲めば、無理もない。
とにかく喉が乾いたので、ミネラルウォーターをがぶ飲み。

チェックアウトは正午。

のんびりと荷造りをはじめる。

あれ?

おかしいな?

帰りの航空券がない!?

まさかね。

でも、ない……。

絶句して、あらためて荷をほどき、
チェックする。

やっぱりないぞ!
真っ青になる。

可能性はふたつ。

きのう酔っ払って、
歩き回っているうちにどこかに落とした。

大量のプレスキットを送付する作業中。
まちがえてまぎれ込ませてしまった。
大量の紙だ。その中に滑りこませたかもしれない。

そんなこんなで、
今日、帰国する加藤編集長と
朝食をとる時間。

ふらふらと歩き回って、
ホテルの近くにあるマッカーサーパークの向かいの
メキシカンファーストフードを食う。

いずれにしても、気が気ではない。
めしも喉を通らない。
自分のまぬけさ加減にあきれはてる。

でも、
しっかり食っちゃったけど……。

ホテルのロビーで加藤編集長を見送ったあと、
部屋にもどり、
荷をほどき、荷をまとめ、荷をほどき、荷をまとめる。

航空券は見つからなかった。

あきらめて、
VISAデスクでJALの電話番号を聞き、
連絡してみる。

JAL版、ゾーンPEXの悟空を使っているせいか、
簡単に再発行してくれるという。

ありがたい……。

ほっと息をつく。

いやはや、
考えるだに、ざつな旅行をしておるなぁ。

そういえば、以前、歌舞伎町で
加藤編集長とへべれけに飲んだとき、
編集長は財布をなくしたという事件があった。

ぼくと編集長でしっかり飲むと、
なにかがなくなる。
まさか、そんなジンクスが……。


ユニバーサルシティを見下ろすように
そびえたつヒルトンホテル


ゆとりの室内

天上の世界
そんなこんなで、
ばたばたと荷をまとめ、チェックアウト。
タクシーに乗り込み、ユニバーサルシティ・ヒルトンへむかう。

部屋は古い。バスタブもない。冷蔵庫もない。
禁煙ルームしかない。深夜の治安は悪そう。
そんなホテルから、普通のアメリカン・ホテルである
ヒルトンにうつったわけだ。

3倍以上の宿泊費を支払うだけあって、
ここはもう、天国であった。

ほとんど正方形のキングサイズベッドに、
ゆとりのある室内。3台の電話機。
電話機にはデータポートまでついてやがる。
ビデオ・オン・デマンドにバスタブにドライヤーにアイロン。
鏡張りのバスルーム。
ちくしょう! コーヒーメーカーまであるじゃないか。

冷蔵庫には飲んでくださいって顔をして、
冷たいお酒がならんでいる。

ノックが鳴ったと思ったら、
ウェルカム・フルーツにクッキーを届けてくれやがる!

日本では、これよりよい部屋に泊まったこともあるはずだけど、
落差というのは、おそろしい。
すっかりバブル長者な気分である。

世界を支配できそうな気分である。

いやぁ。
なんで、これだけの部屋に
ひとりで泊まっているんだろう。
すげぇ、贅沢じゃないか。

うれしくなって、
部屋から出たくなくなる。


眼下にあるのがユニバーサルスタジオ


データポートつき電話で、サイトの更新

昼間からバスタブにお湯をため、
のんびりと1時間以上つかる。

書き残していた日記を更新して、
メールを書いたり、ネットサーフィンしたり、
テレビにキャプションをつけ、映画を見たりしているうちに
深夜の一時。

バスケットの中のバナナを1本しか、食べてないぞ。
あとは、ペリエ2本だけ。
なんだか、ひとりになると、不精になるなぁ。

今日で、旅行も折り返し点。
のんびりとした休暇の休暇。


1999年5月18日(火)

ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド
今回の旅には、大きく三つの目的があった。

1)E3を取材する。
2)「STAR WARS」を観る。
そして……。
3)「T2 3D」を観る。
である。

「T2 3D」。
監督
ジェイムズ・キャメロン。
撮影監督
アダム・グリーンバーグ。
出演
アーノルド・シュワルツェエッガー。
エドワード・ファーロング。
リンダ・ハミルトン。
ロバート・パトリック。

といったT2スタッフ・キャスト総出演!
ユニバーサル・スタジオ・ハリウッドでは
できたばかりの新しいアトラクションだ。

早速、ホテルから出るシャトルバスに乗って、
ユニバーサル・スタジオへ。。


スタジオのシンボル、ユニバーサル・グローブ


ユニバーサル・スタジオ・
ハリウッドの入場ゲート付近。

T2 3D
入場後、早速、「T2 3D」をめざす。
アトラクションの入口は
サイバーダイン・システムズ社!

偏光式の3D眼鏡(セーフティバイザー)を受け取り、
進んでいくと、ウェイティング・インストラクション・ホール。

ここで、サイバーダイン・システムズ社の
広報担当の女性が登場。
いかにも、うさんくさげな風情で、説明をはじめる。
Super!

続いて、
サイバーダイン・インタラクティブ・ネットワークによる
会社紹介ビデオ。

うーん。
ここからはネタバレになるので、
書けないなぁ。

とにかくアトラクションは
生身の役者によるライブ・アクションと
3D映像とを駆使したみごとなもの。

きちんとしたアクション短編映画になっているし、
それなりの続編になっている。

T1000、T2000に続く究極ののターミネイターも
圧倒的な迫力で登場。

つぼを押さえた3D映像は先端恐怖症の方には
おすすめできないほど、みごとっす。
映像、音響に文字通り
空気までコントロールしている。

それにしても……、カイルのエドワード・ファーロングは
いい男になったけど、
T2000のロバート・パトリックさんは
だいぶお太りになられましたね。

しかし、とにかくすごかった……。
度胆をぬかれました。
終演後、まわりの観客と一緒に拍手をいたしました。

大満足である。


サイバーダイン社の入口というか、
アトラクションの入口。


いかにもつくられた笑顔と、
最高のうさんくささで会社案内をする女性。

つづいて、
「Blues Brother2000」のショーを観て、
まぁ、それなりに楽しみ、「T2 3D」のそばにある
「Cyber Grill... A Robotic Cafe」で、
ばかでかいビーフサンドを食う。

あごが疲れたっす。


昼食。そばにあるグロいボトルは、
一日、飲みものを詰め放題


ブルースブラザース2000ショー。
会場にいるお子さまに参加していただく
アメリカンな感じ

その後、
バック・トゥ・ザ・フューチャー・ライドへ。

いぜん、フロリダのユニバーサルスタジオに
いったときには、半年後に完成ということで、
涙をのんだ念願のアトラクション。

エレガントさのかけらもない
パワフルなムービングシート型アトラクション。
半球状のスクリーンに映し出された映像の中を
ビフを追いかけて、進んでいく。

案内役は故クリストファー・ロイド。

動きがとにかく粗暴なのだ。
いやぁ、思いっきり絶叫しちゃいましたよ。
せきをしてもひとり、
「絶叫してもひとり」なのは、ちょっとさびしいけど……。

ぶんぶん振りまわす感じのシートは
背骨を直撃!

すごすぎるんだけど、
いまとなっては、ちょっとやり過ぎの感も……。


バック・トゥ・ザ・フューチャー・ライド


ビートルジュースショー

ビートルジュースのショーは
ちょっと下品なミュージカル。

火薬を使った効果パイロテクニックもたっぷりで、
ダンスや歌もよく、気持ちよく楽しめました。

その後、名物の(?)トラムツアーに参加。
十戒の海が割れるシーンやジョーズでおなじみのやつだけど、
ジョーズのプールは現在メンテナンス中。

干上がった池の中にせびれが悲しく残っていた。

まぁ、洪水の効果や巨大なキングコングも
楽しかったし、
現実に使われた小道具やサウンドステージもあって、
楽しいんだけど、ちょっと、のどかな感じ。

丘の上にあるエンターテインメント・センターから
STARWAY ESCALATORを使って
スタジオ・センターへ。


STARWAY ESCALATOR


エスカレーターの途中にあるテラスには、
「アポロ13」のカプセルが記念写真用に
置かれていた

スタジオセンターのメインは
ジュラシックパーク・リバーアドベンチャー。

つまり、スプラッシュマウンテン。
ボートに乗って、何匹かの恐竜にあいさつ。
その後、滝壷に落とされるといった仕組み。

落差と水飛沫はTDLのスプラッシュマウンテンをしのぐけど、
途中のアニマトロニクス恐竜の数は、
ちょっと物足りない感じ。

ただ、本気でずぶぬれになるから、
LAの熱い5月にはちょうどいい感じ。


JURASSIC PARK


とてつもない水飛沫の中にボートがある。

その後、
バック・ドラフトで、とてつもない火の海を見て。
ETアドベンチャーでETに名前を呼ばれ、
エンターテインメントパークにもどる。

つぎはWATER WORLDショー。

実際の映画よりもおもしろかったかも……。

ショーの終了後、グラフィッカーへのお土産にするため、
プロップやテキスチャーの写真をとりまくっていたら、
係員に早く出ろと、注意された。

英語がわからないふりをして
シカトしたけど……。

さらにもういちど「T2 3D」を観て、
ディテールをチェック。

theWILD WILD WILD WILD Western Showで
だじゃれ、ベタギャグ、スタント満載のショーを楽しみ、
お土産を山ほど買う。

男性向けのいいお土産はあっても、
女性向のものは困るなぁ。
女房用のはいいものがあったけど……。


WATER WORLD入口。
中にはさまざまなプロップが置いてあった。


アクション満載のWater Worldショー。

パークを出るころには、腹も減っていたので、
思いっきりひよって、Citywalk内のスシ・バーに入る。

だって……
ずっと日本語、しゃべってないし、
味噌汁が飲みたかったんだもの……。

これがやはり、大失敗。

気の抜けたような味のスシ。
ビール1本と、握りの盛り合わせに、手巻きのネギトロで
5000円以上……。

せつない気分で、シャトルバス乗り場に行ったら、
バスは8時で終わっている。
ちょうど15分前だ。

とぼとぼと、ホテルまで歩いて帰る。
やはり、はんぱな里心をだすと、ろくな目にはあわない。


1999年5月19日(水)

その朝が来た
(このページにネタバレはありません)
ここ、LAではすでに深夜0時から、
「スターウォーズ エピソード1」の公開は始まっている。

思えば、第1作(Episode4)を観たのが、高校1年生のとき、
北九州市の黒崎という町にある映画館だった。

アメリカ公開より、一年遅れた「スターウォーズ」は、
すでに事前情報や映像が出まわりすぎていたこともあり、
楽しみはしたが、感動することはなかった。

「帝国の逆襲」は高校3年生のときに観た。
衝撃であった。
あの空間と物語、そしてあのエンディング……。

すべてが、みずみずしく、せつなく、美しかった。
十代という時期に
この映画にめぐり逢えたことを感謝した。

映画というものを
ほんとうに好きになった。

いまでも、「帝国の逆襲」は
マイフェイバリットの第一位である。

そして「ジェダイの復讐」は大学2年……。

なんど、三部作を観たことだろう。
映画館で……、テレビ放送で……、LDで……、
そしてまた映画館で……。

物語はもはや血肉である。

その後の製作中断……。
「ハワード・ザ・ダック」や「タッカー」なんて
作ってる場合じゃないだろう……。
なんて思いながらも、
いつの日か「スターウォーズ」が帰ってくることを
待ち望んでいた。

そして、その朝が来た……。

サイトの日記を更新したあと、
しっかりとシャワーを浴びた。

タクシーを呼び、North Hollywoodの映画館へむかう。

タクシーの運転手と雑談。
やはり、スターウォーズを観るために、
東京から来たというと、あきれられる。

心配だったのは、
その映画館を運転手も知らなかったこと。
とりあえず、Coldwater Ave.とVictory Blvd.の角だと
伝えている。

フリーウェイを降りたタクシーは、
やがて郊外の住宅地に……。

「ここが、その角だけど……」
「みあたりませんね」
ちょっぴり不安になる。

とりあえず、
なにかありそうな右に回ってもらうと、
大きなカメラの絵が描かれた壁がある。
これだ……。これだ……。
ひと安心である。

しっかし、
えらいところに来ちゃったな。
ほんとに普通の郊外住宅地。
近くにはバーガーキングなどあるけど、
なんだか、さびしいところ。

さいしょにWebで調べたとき、
LA北部では、ここしか見当たらなかったので、
すぐに予約を入れてしまったのだ。

帰りの交通手段が不安になり、
運転手にチップをはずみながら、
3時になったら、ここにもどってくるようにお願いする。

ノースハリウッドのセンチュリーシアター。
古いけど感じのいい映画館でした。

STUPIDの群れ
チケットボックスにいき、クレジットカードを提示して、
Advanced Ticketと交換してもらう。

午前十一時、劇場前には、
ふたり連れのティーンがいるだけ。
おまえら、学校はどうした?

ぜんぜん、盛り上がってない。

平日の正午の回、
しかも、いなかの映画館である。
きっと現地の人間で、この日、観ようってやつは
こんなところじゃなくて、
もっとほかの映画館にいってるんだな。

その後、
10歳くらいの少年ふたり連れも登場。
おまえらも学校はどうした?

係員が現われ、劇場入口の前に、
「正午の回、チケットをお持ちの方はこちら」という
サインを立てる。

だらだらと列ができる。

先述のティーンが、
スターウォーズのテーマにあわせて、
替え歌をうたう。

「We are stupid,stupid,asshole……」

たしかにバカだ。
東京から来ているおれはきわめつけのバカだ。
なんの因果でこんな映画館で……。

その後、列はすこしずつ増えていく。
ひまつぶしにSTAR WARSトリビア(クイズ)を
はじめるティーン。

大声で
「みんながみんな、スターウォーズのファンってわけじゃないぞ」
なんてことをいってるやつもいる。

じゃあ、初日から、ここに来るなよ。

少年は、ライトセーバーの口真似をしながら、
じゃれあったり、
キャラの名前を、えんえんと、いいあってたり……。

11時45分の開場の時間のころには、
列は20人くらい。わりと老人が多い。

そのまま、シネマコンプレックス内に。

ミディアムサイズのダイエットコークとホットドッグを買う。
考えてみたら、なにも食ってない。
これが朝食だ。

劇場は日劇プラザくらいのサイズのスクリーン。

その後、すこしずつ客は増えてきたが、結局、六分の入り程度。

4〜5本程度の予告編のあと、
THXのロゴとドルビーデジタルのロゴ。
うん、これなら、サウンドシステムはOKなはず。

そして20世紀フォックスのロゴと音楽が……。

スターウォーズだ。

感想はこちらをクリック。

現在、オフィシャルで流れている以上の
ネタバレはありませんが、
一切の事前情報を頭に入れたくない方は、
ご遠慮ください。

不思議な満足感だった。
英語の理解度は7〜8割程度といったところ。

映画の終了は2時20分。
タクシーが迎えに来るのは3時。

余裕をとりすぎたな……。

近くにあるバーガーキングで時間をつぶそうと思い、
歩いていると、中から、運転手が出てきた。
ラッキー。

だって観光客だもん。
そのまま、タクシーに乗りこみ、
ユニバーサルシティにもどる。

ユニバーサルスタジオのそばには、
シティウォークといって
土産物屋がならんでいるエリアがあるのだが、
ここをひやかしてまわる。

おや?
昨日、ここを歩いたときに目をつけていた
スターウォーズのTシャツがなくなってるぞ。
ダース・モールの顔が全面に広がったクールなやつだ。

昨日は荷物も多く、あとで買おうと思っていたのだが、
このままだと、ほかのもなくなってしまう。
あせって買いまくる。やはりバカである。

あとで考えると、
きっと冷静ではいられなくなるくらい
Tシャツを買う。

このあと、ここにあるシネコンプレックスで
5時の回を押さえているのだ。
ボックスでチケットを受けとり、
ハードロックカフェへ。

ハードロックカフェ。
アメリカの都市や観光地にはかならずあるよね。
六本木にもあるけど……。

いまさら、ハードロックカフェってのもちょっと……。
って感じではあるが、
なんせ観光客なので、おかまいなし。

バーカウンターで、バドワイザー2本と
つまみになるようなものを頼む。

ぼくの胃袋には
こっちのつまみくらいの量がちょうどいい。
案外とうまかった。

その後、まだ時間があるので、
シティウォークのはしっこにある
ライドものっぽいアトラクションに入ってみる。

ムービングシート系のアトラクションだが、
映像が始まって、びっくり。

ショウスキャンだ!

ショウスキャンといえば、
「2001年宇宙の旅」や「未知との遭遇」の
特撮監督ダグラス・トランブルが創案したもの。

うろ覚えだけど、
60フレームくらいのなめらかな映像を
使っているはず。

一時期、日本にもあったけど、
期間限定でなくなったような気がする。

スクリーンにはドラキュラものの作品がかかっていたが、
なかなか、よくできていた。

ユニバーサルシティのシネマコンプレックス。
入口には現在公開中のユニバーサル映画「The Mummy」の
ディスプレイが……。
こちらは18スクリーンもある大きなもの。

2度目のEpisode1
4時過ぎに映画館の列にならぶ。
こちらは夕方5時の回というのもあって、数百人の行列。

学校帰りとおぼしき、少年たちもたくさんいる。
観光地ということもあり、
スペイン語や広東語、日本語がちらほらと聞こえる
バラエティ豊かな行列。

これだよ、こうでなくっちゃ。

かなり気持ちが盛り上がり、
そのまま館内へ。観客でいっぱい。

となりの席の人に席を見ててもらい、
ゆっくりとポップコーンとドリンクを買い、トイレにいく。

じつは
前回の後半は、尿意との戦いがあったのだ。

念願の映画鑑賞中に、
トイレで中座では泣くに泣けない。
鑑賞後、自分の膀胱をほめてあげたい気分になった。

こちらの音響はTHXにSRRS。
たしかにクリアなサウンドが気持ちよい。

前回、聞き逃したディテールをしっかり聞きながら、
充実の鑑賞。あっという間だった。

こちらの映画館では通常エンディングロールが
流れるころには観客が席を立つものだが、
前の方になかなか席を立たない一団がいる。

しかも、美術関係のスタッフクレジットが
流れるたびに拍手をしている。

うーむ。関係者か……。
そんなこんなで、シャトルバスに乗り込み、ホテルに帰る。

なんか巡礼が終わった気分。
どうしよう? あと5日もこっちにいるぞ。
こんなに簡単にSWを観られるとは思わなかったからなぁ。

明日から、どこにいこうか……。
それともまた、SWを観るのか、おれ……?


1999年5月20日(木)

のんびりと……
SWを観てしまったいま、ある種の虚脱感がある。

ホテルの部屋でだらだらとしてしまう。
たまっていたメールを返信したり、
IRCをのぞいたり……。

ホームバーのチェックがやってくる。
どうぞ、どうぞ……。

その後、部屋のドアに
「Keep privacy」の札をかけていたら、
部屋の電話が鳴る。
「室内の清掃はいつごろしたらいいか」と聞かれる。
時計を見たら、12時45分だ!

PCの時計は日本時間のままなので、
うっかりしていた。

もう昼を過ぎてるのか……。

とりあえず、
午後2時にやってくれと答えて、
出かける支度をする。

ホテルの玄関でタクシーを呼んでもらうが、
20分くらいかかる。

なんか、いらいら……。

今日はダウンタウンにあるVISAデスクへいき、
その後、航空券の再発行に空港のそばまで行く予定。

結局、ダウンタウンに到着したのが、
午後2時20分ごろ。

このとき、パスポートを忘れているのに気がついた。

しまった、これじゃ、
航空券の再発行はできないかもしれない。

JALにいくのは断念。

なんだか時間が、ぽっかり空いてしまったので、
リトル東京にいくことにする。

日本語でしゃべることに飢えていたのと、
先日いったときには閉まっていた
猫グッズの専門店にいくためだ。

ダウンタウン内を巡回するDASHバスの
A路線の乗り場がわからないまま、
あたりをうろうろしていると、地下鉄入口があった。

そのまま乗りこみ、CityHallへ。
ふらふらと歩いて、リトル東京。

猫グッズの店を発見。
表には「なめ猫」のポスターが貼ってあり、
ちょっと、おやおやな感じだが、
店内は落ちついた雰囲気。
感じのいいご婦人といろいろ話したあと、
おみやげに、なかなかいかす陶器の猫を購入。

その後、先日いった大政寿司へいき、
ビール三本を飲みながら、寿司をつまむ。
職人さんといっぱい話したので大満足。

もちろん、STAR WARSの話題から、
アトランタの銃乱射事件。
PSのゲームはバイオレントなものが多いので、
子どもには64を買ったとか、
ミヤコ・インの向かいにあるエロビデオ店の数々は
日本人として恥ずかしいとか、
まぁ、いろいろと……。

非情のバス
今回はメトロバスで帰ることにする。
ユニバーサル・シティまで行く路線のバス・ストップが
見つからないまま、うろうろしていると、
目指す420番のバスが走っている。
あわてて、追いかける。

バス・ストップにはまだバスがいる!
やった!

バスに乗ろうとしているお客が運転手となにやら、
話している。

運転手は「とにかく、乗れよ」といってる。
話が終わるのを待っていると、
目の前でドアが閉まる。

あちゃああ。
こっちのバスは客に非情だよ。

ドアに向かって、声をかけるが、バスは発進。

うーむ。

しかし、10分ほど待ってると、
つぎのバスが来る。

ユニバーサルシティにいくことを確認して乗車。

やはり、LAのバスには
いろんな方が乗ってらっしゃる。

途中のバス・ストップで
人間のクズな方が半ダースほど乗りこまれたり……。

バスはフリーウェイを走るエクスプレス路線。

ちょっと不安になったので、
運転手にユニバーサルシティのそばに着いたら、
声をかけてくれるように頼む。

で、ユニバーサルシティのそばに到着。
しかし、運転手はなにも声をかけてくれないので、
もう一度、「ここはユニバーサルシティのそばか」とたずねる。

「そうだよ。降りたら右の方にいくんだ」

あんた、忘れてたでしょ!?

バスを降りて、ホテルの方に向かう。
ぼちぼち、日没。

途中、フリーウェイの下をくぐる暗い道があるのだが、
なんだかいやな気配を感じて、ふりかえると、
ちょっとクズな方がかなりの早足でこちらにせまっている。

やばいかも……。

こっちもスピードアップ。
走らないけど、競歩のスピード。

暗がりをぬけ、ふりかえると、
クズな方は消えていた。
やっぱり、そういう職業の方だったのかなぁ。

ユニバーサルシティ内を巡回する
シャトルバスに乗りこみ、ひと安心。
女性ドライバーにハローと呼びかけられると、
ほっとする。

その後、ホテルにもどり、
メールで依頼されていた仕事をかたづけ、
ビデオ・オン・デマンドで「メリーに首ったけ」を観て、
あまりの下品さに大笑いして爆睡。

今日の教訓。
クルマなしのLAは、ほんとにめんどくさい。
免許をとるぞ!!



Top(表紙)へ

↑このページの冒頭にジャンプ!↑:日記詳細インデックスへ

←前回の日記ページへ!次回の日記ページへ→