DIARY:1999 JUN.21〜30

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1999年6月21日(月)

都内某所にて
とあるゲームのお仕事。
いろいろあるけど、書けない。
どんなゲームをどこで作っているのかも、教えてあげない。

Happy Birthday!
新宿小田急デパート10階にある三省堂書店にて、待ち合わせ。

現在、あっと驚く本数の攻略本をかかえるライターの
原口一也さんがおなじみ、さくまあきらさん、作曲家の宮路一昭さん、
ポニーキャニオンの鵜飼泰隆さん、そして、ぼくに声をかけたのだ。

原口一也さんの32回目の誕生日と
宮路一昭さんの36回目の誕生日を祝うというもの。

男ばかりでお誕生会という、おそるべきシチュエーションに
戦慄していたぼくだが、
さくまあきらさんがおいでになると、やはりちがう。

奥さんの真理子さんに、娘さんのゆりさん。
「漫画家の卵」の汐崎隼(しおざきじゅん)さんに、
イラストレイターの高内優向(ゆうが)さん、
レイアウターの野沢知子さんと、
平均年齢も下がり、合コンのごとき女性率と化す。

たいへんに、すばらしい!
やはり、お誕生会は、こうでなくては……。

さくまさん()のゆりさんは
うまいものを探すことに関しては天下一品の嗅覚を持つ。
グルメ・バカ娘の異名をとるほどだ!

彼女が嗅ぎあてたのは13階の「旬・さがみ」。
たしかにリーズナブルな値段で、おいしい店。
予約もしてないのに、うまく個室も開いていた。


右手前から汐崎隼さん、高内優向さん、さくまあきらさん、
ご夫人の真理子さん、「グルメ・バカ娘」こと、ゆりさん。


左手前から、野沢知子さん、原口一也さん、
宮路一昭さん、鵜飼泰隆さん

さくまさん、真理子さん、原口さんは、「STAR WARS Episode1」を
プレミア試写でご覧になっている。
日本帰国以来、はじめて、口を使って、
スターウォーズ談義ができるのが、とても、うれしい。

まぁ、ご覧になってない方もいらっしゃるので、
ネタバレには気をつけたが……。

その後、空クジなしの「アメリカ土産」配布会。
家の中に残っていたアメリカ土産をかき集めて持ってきたのだが、
最高20ドル近いものから、3ドル程度のものまで、ばらつきがある。
そこで、ちょっとしたクイズゲーム仕立てで、配ったわけだ。

めぼしいものの獲得者といえば、
真理子さん=「ジョーズ」の小さなぬいぐるみ。
さくまさん=ダース・モールのネクタイ。
原口さん=「サイコ」のベイツモーテル備品ハンドタオル。
鵜飼さん=「T2」サイドバッグ(最高額賞品!)。
宮路さん=「アナキン・スカイウォーカー」ポスター。
汐崎さん=「サイコ」血まみれTシャツ。

ほかのみなさまは、ヒチコック・キーホルダー。
どちらさまも、おめでとうございます。

さくまさんの賞品であるネクタイは、
すかさず、ゆりさんのもとに。
さっそく締めているのだが、なかなか似合っていた。

最近、忙しい原口さんに、はやく嫁をもらえとか、
仕事なんてしなくていいから、サイトの更新をやれとか、
好き勝手なことをいったり、
さくまさんの秘密の計画をうかがったり……。

おいしいものと、おいしい話で、なごやかに一次会終了。

その後、原口さんは事務所に、もどるといいだす。
仕事がたくさん残っているそうだ。
自分で、みんなを呼びだしておいて、ひどいやつである。
サイトの更新をするという条件で、帰っていただいた。

汐崎さん、高内さん、野沢さんも帰ったあと、
新宿駅西口に出て、
ワインとタコ料理の店「(たこ)かっさい」へ。
ちょっとディープな業界話をする。

やはり、さくまさんは聞き上手、話し上手だから、
気持ちよく楽しめる。

さくま家、御一行さまがお帰りになったあと、
宮路さん、鵜飼さんといっしょに、東口方面に行く。
「Pearl Bar」で、大人の男性な話をする。

会社員、いいな。社員旅行があって。
ミュージシャン、いいな。ツアーがあって。
フリーのゲーム屋なんて、だらだら寝袋生活だもんな。
ちょっと、ぐれたりする。


1999年6月22日(火)

ユーザーサポートとか
ユーザーインターフェイスとか

推理小説作家の和久峻三と写真家の田中長徳の対談集
「カメラは病気 あなたに贈る悦楽のウィルス(光文社文庫)」が
滅法おもしろい。

昨年末に買ったまま、積ン読(つんどく)ライブラリーに
寝かしてあったのだが、読み出すと、おもしろくてたまらない。

「サービスセンター、お客さま相談室ってあるでしょう。
あそこに電話したときの対応も各社さまざまですな。
いわせてもらうと、いちばんいいのはオリンパスです。
いちばん頑固で強情で、絶対に自分の非を認めないのは、ミノルタ」
なんて、商業出版で、なかなか読めるものではない。

そういえば、以前、youderngさんのサイトの日記のリンクで知った
東芝アフターサービスの暴言」ってやつもすごかった。
電話での東芝本社社員の暴言を録音し、
サイトで公開(要RealPlayer)しているのだが、
これを聞くだけで、東芝製品は買いたくなくなるというもの。

この本にあるのは、そんな暴露ネタばかりではない。
所有する財産ではなく、
道具としてのカメラを法廷に提出する証拠資料のごとく
綿密に検証する姿勢は、まさに、たまげるばかり。

カメラを語るには
レンズの描写力、道具としての壊れにくさ、重量、
操作面での機能性、伝説(!?)など、さまざまな側面があるのだが、
クラシックカメラマニアが用いる
カメラに淫する言語ではなく、
シンプルに道具を描写することばは、読んでいて、小気味よい。

なにしろ和久さんは、
メーカーがカタログに記載してある製品重量も
「さばを読んでいることが多い」と疑って、
ひとつひとつ、自分で重量を測り、
すべてグラム単位でノートに書きこみ、
撮影旅行の前は、カメラバッグにどの機材を詰めこむかと、
検討する人なのだ。

さて、カメラ雑誌を読んでも、わかるように、
カメラの操作性というものは、
人間の生理的感覚に直結するものだけに、
シビアに評価されるもの。

露出ダイアルの位置や回転時の重さなど、
じつに細かくチェックされている。

ここから、ゲームの話になるんだけど、
ゲーム機のスペックを語るとき、いつも、
グラフィックエンジンやCPU中心になってしまうのが、
とても不思議だと、思いません?

百年以上の歴史があるカメラに対して、
ゲームは、ハードを語ることばが足りないというのは、わかるんだけど、
クリアまで、何十時間もかけるゲームなら、
それと同じ時間、コントローラを握っているわけなのにね。

任天堂のコントローラなんて、握る官能を感じさせてくれる。
+キーにLRボタン、Zボタンの発明は、
ゲームの歴史を変えたといっても過言じゃない。
「レナス」とか「レガイア伝説」の入力システムは、
+ボタンへのオマージュが入ってる。
ただ、N64のグリップの角度はちょっときつすぎ。
長時間プレイで手首が痛くなる。

PSのコントローラは、最初に写真で見たとき、
あのグリップを握ってみたいと思わせるインパクトがあった。
ただ、右にある4つのボタンのどれかに、
ホームポジションを触感でわからせる突起があってもよかったとは思うし、
アナログコントローラは、真上や真横方向に入力しにくい。

それにひきかえ、
セガのコントローラ作りはマスターシステム以来、
低空飛行を続けている。
ドリキャスで+ボタンを導入したのはいいけど、
アナログパッドとどっちをメインにするのか決めかねたように、
ひどい配置で、触っていると、いらいらしてくる。

なんだか、まとまりのない文章になってしまったが、
これだけは、いっとこう。
未だにドリキャスを買わないのは、
あのダサいコントローラのせいもあることは、事実だな。


1999年6月23日(水)

異動の季節
数日前のことだが、
「週刊少年サンデー」で長くお世話になっていたIさんが
「ヤングサンデー」に異動するとの連絡をいただく。

そういえば、「GameWalker」の加藤編集長も
「コンプティーク」に異動になったとのこと。

気がついたら、たくさん文章を書かせてもらっていた
最新の「GameWalker」誌。そのクロスレビュー欄でも、
加藤「元」編集長として登場していた。

なんか、そういう季節なんだな。

恐るべきトライアングル
会議の席上、なにげない雑談をしているうちに、
「いやぁ、ぼく12月12日生まれの射手座なんですよ」
なんて、話していたら、
すぐ右にいるイラストレーターと左にいるサウンドエンジニアが
同じ射手座ということが判明!

しかも、全員、おなじB型であることも判明!!

サウンドエンジニアは
同じ年生まれの寅年であることまで判明!!!!

日本で、となりにいる人が射手座のB型である確率って、
(1/12)*(3/10)だから、ほぼ、40分の1!
それがふたりいるから、1600分の1!
さらに、そのうちふたりが寅年で一致する
この組み合わせは19,200分の1である。

類は友を呼ぶとはいうが、
もともと、部活動などで、一緒に遊ぶのは、B型の人間が多かった。
なんか、ちょっぴりうれしくなっちゃう偶然。

「射手座のB型ってことは、
身近にいるときは、いいやつだけど、
距離を置くとそっけなくなるでしょ!
なんて、いわれるんですよ」
とは、イラストレーターのことば。

まさに、その通りである。以前にも日記には書いたが、
おれは、視野は広いが心は狭い人間である。

スタッフの中に、
こんなに射手座のB型が集中する作品って、
どんなゲームになるんでしょうね。


1999年6月24日(木)

ムービーとか、キャラ劇とか、イベントとか
開発の現場が変わると、用語も変わる。

2Dのゲームのころは、まぁ、任天堂方言(?)もあって、
オブジェ(オブジェクト)とスプライトという、
ほぼ同じ概念の用語が錯綜していたこともあったけど、
PSの場合はパレットとクラットかなぁ。
どれも厳密にいうと、いろいろあるんだろうけど、
やたらとややこしい。

「レガイア伝説」のときは、
プログラマーがフィールドマップといってるとき、
てっきり町やダンジョンの外にある、
野原のマップの話をしているのかと思っていたら、
ただの町のマップのことを話していたり……。

開発方言ってやつは、いろいろとあるわけだ。
新しい開発スタッフと仕事をするときは、
その方言を習得することに神経を使う。

まぁ、余談だけど、「ファイナルファンタジー」シリーズを
「ファイファン」と呼ぶ人がいたときには、
腰が砕けそうになったが、これも方言かな。

最近、困るのがムービーってやつ。

いまの現場では、
シナリオ中、実機上でモデルやカメラを動かす「キャラ劇」を
ムービーということがある。

おれ的にはムービーといえば、JPEGなどの形式で保存している
「FF8」のダンスシーンみたいなものだと認識しているので、
話はややこしくなる。

「そこはムービーにしようよ!」
「え? いいんですか」

むこうはボタン操作を受けつけない状態のイベントすべてを
ムービーといっているのだが、
CGIマシーンで秒いくら単位で作る映像をムービーと
思っているこちらは、予算のことや
困難な修正による納期の延長などを考えて、ひやっとしてしまう。

やっぱり、イベントという全体集合に
缶詰映像のムービーと、スクリプトで記述するキャラ劇という部分集合が
あるというのが、すっきり理解しやすいと思うんだけどなぁ。

別冊じゅげむ
午後八時、飯田橋ラムラにある「コージーコーナー」で、
CB'sプロジェクトの成沢大輔さんとY川さんにお会いする。

成沢大輔さんが、つぎに「責任編集」される
「別冊じゅげむ」こと「じゅげむオールスター(仮)」のうちあわせ。

ぼくの担当分は、ちょっと変わったコラムになりそうで、
書くのが楽しみなんだけど、成沢さんに
「サイトの日記で、どのあたりの雰囲気がおもしろいと思いました?」
と聞いてみると、
ストリップを書いてたやつです(きっぱり)!」

むふふ……。なるほど、そういうことですか。
ほんとうにいいんですね。

ということで、
8月上旬発売予定の「別冊じゅげむ」をお楽しみに!

その後、居酒屋「もー吉」で、おいしいお酒と楽しいおしゃべり。
ゲーム業界に関しては、素人同然のぼくにとって(ウソ)、
なかなか、ホットな話題を教えていただく。

ぼくの担当になったY川さんが、なかなかおもしろい。

落ちついた感じのかわいい女性なんだけど、
ときどき、こちらのボキャブラリーでは、
発することがないようなセリフをずばりといったりするのだ。

しかも早稲田の文学部出身だ。
なんだ、後輩じゃん!! 学部はちがうけど……。

いずれにせよ、CBって、おもしろい人が多いなぁ。

その後、成沢さんたちを強引に誘って、神楽坂の「タゴール」へ。
ご夫人の小杉あやさんも呼んでもらう。
おれは、ほとんど、だだっ子の酔っぱらいである。
だって、小杉さんは以前お酒を飲んだとき
かっこいい女性だなぁと思ったんだもん。

へろへろと飲んで、
深夜2時、うちの近所に住んでるY川さんとタクシーで帰る。

Y川さん、いいキャラしてます。


1999年6月25日(金)

森さん、ほんとうにうおめでとうございます!
開発午後八時、新橋のPRONTOへ。
今日、評論部門の推理作家協会賞を
受賞したばかりの森英俊さんの授賞式。その二次会である。

やや遅れて到着したのだが、
会場内はまさに立錐の余地もないぎゅうぎゅう詰め。

小説家、評論家、編集者、
現役OB入り乱れてのワセダミステリ・クラブ諸氏で、
たいへんなことになっている。

山口雅也、笠井潔、北村薫、霞流一、法月綸太郎、
折原一、新保博久、高瀬美恵、白須清美……、
各氏のスピーチもなかなか、興味深く、そして楽しく、
アットホームな盛り上がりで楽しませていただいた。

ちなみに、今回の受賞作である
「世界ミステリ作家事典[本格派編]」は、千ページ近い大著。
来週、ワセダミステリ・クラブ主催パーティの司会を
やらせていただく関係で、一部いただいたのだが、
読むほどにうならされる名著です。


参加者の一部が森さんを囲む。


白須さん(左)と高瀬さん(右)の楽しいスピーチ。

ハマーナイト!
その後、ロフトプラスワンでおこなわれる
菊地秀行さんのトークライブを見るために、
高瀬美恵さんとタクシーで新宿へ。

現地でK村くんやアニメディレクターの角銅博之さんたちと合流。
今回のテーマは「ハマーホラー」。

例によって、純粋にハマーへの愛を語る菊地さんと
純粋に六本木のランパブへの愛を語る飯野文彦さんの
抱腹絶倒のトークを聞きながら、
原子人間、ドラキュラ、ミイラ男、雪男、狼男、
フランケンシュタインの怪物の勇姿を堪能。

狼男を倒す銀の弾丸の設定は、
「ドノヴァンの脳髄」のカート・シオドマクが作ったことなんか、
知らなかったっす。

今回は飯野さんの予習ぶりもたいしたものだった。
菊地さんのケアレスミスをきちんと指摘したりして、
ちょっと、驚いたりする。ただの酔っ払いではないようだ。
しかし、終了前のQ&Aコーナーでは、
かなり、すごいことになっていたけど……。

低予算で知恵を駆使した恐怖の映画技法と、
イギリスの風土が生み出したカラーフィルムの色彩は、
いま見ると、ひとつの時代が生んだ奇跡というしかなく、
非常に興味深い。

テレンス・フィッシャーは
ブラム・ストーカーの原作も読まずに、「ドラキュラ」を監督したそうだが、
そのあたりがポイントなのだろう。

ドラキュラやフランケンシュタインの怪物はかくあるべしといった
既成概念で作った映像ではなく、
純粋に観客を怖がらせようという創意にあふれている。

やはり、そういう天才はいるのだ。
まぁ、おれのような凡才はいろいろ情報を収集して、
ものを作るしかないんだろうけど……。

その後、出席者の方と軽くお茶をして、帰る。


1999年6月26日(土)

ダース・モール
今日はとてつもなく派手なダース・モールTシャツを着ている。
マンションの部屋を出るとき、となりの部屋から、ご夫婦が出てくる。

国際結婚カップルなんだけど、
ご主人のJohnがぼくのTシャツをうらやましそうに見て、
「スターウォーズをもう観たんですか」と、聞いてくる。

Johnはあまり日本語がうまくないんだけど、
英語まじりで、LAで観たことなんかを話していると、
日本人の奥さんはきょとんとした顔。

やっぱり男の子の映画なんだよなぁ。

同窓会うちあわせ
西新宿のいか屋にて、秋にやる
明治学園中学校29回生関東地区同期会の打ち合わせと称する
飲み会である。

このサイトの常連としては、音楽教師のムラカミさん、
某大手ゲーム会社勤務(笑)のHIROくんが顔を出す。
さらに、経営コンサルタントのUくんや、
メーカー勤務のIくん、Yくんといったメンツ。

Uくん、Yくんとはかなりひさしぶり。
みんな、変わっているようで、変わっていない。
「あいつや、あの先生はいま」みたいな話題とか、
いろいろと盛り上がる。
みんな掛け値なしにいいやつなので、楽しい。

その後、Pearl Barに行き、軽く飲んだあと、会はお開き。

字幕版スターウォーズ
深夜、HIROくんのたっての希望で、
ムラカミさんといっしょに「スターウォーズ」の先々行オールナイトを
観にいくことになってしまった。

4回目のスターウォーズ鑑賞。

新宿スカラ座で深夜0時の回。
15分ほど前にいき、「お立ち見になります」と、係員が叫ぶ中を
なにげなくならんだんだけど、館内に入ってみると、
きちきちの立ち見という状態ではなかった。

前から四分の一あたりの右端の席で
3人並んで座れてしまった。

座席の位置のせいもあり、サウンドはあまりよくなかったし、
字幕をインポーズする分、フィルムの「焼き」の回数も増えているので、
映像の鮮度も落ちるのだが、
スターウォーズはスターウォーズだから、つまらないわけがない!

それにしても字幕版で、はじめて、この映画を観る人は、たいへんだ。
壮絶なまでの画面の情報量と、字幕の情報を
ともに視覚からとらなければならないので、かなり忙しい。

巷間、いろいろといわれてる戸田奈津子の翻訳字幕だけど、
かなり機械的に訳してる感じ。
ジャージャー・ビンクスなど、グンガ族のことばも
あれはひとつのアイディアだけど、疑問が残る。

それに、誤訳とまではいわないけど、
訳語の選択には、ちょっと首をかしげるものが多い。

ローマ史をモチーフにした世界観からいって、
Governerは「知事」ではなく、「総督」だろうし、
「My troops are in position to begin searching the swamps for these rumored underwater villages.」というセリフで、
rumoredを「伝説の」と意図的に訳してるのには、首をかしげた。
あれが伝説だったら、後半の展開と齟齬が生じるんだけど……。

まぁ、役職名は、総じてよろしくなかったけどね。

いずれにせよ、映像、音声、劇場のノリの三点で、
アメリカで観てきてよかったことを再確認。
金を払っただけのことはあった。

また、「Episode2」の際は、アメリカにいかねばなるまい。

さて、いいだしっぺのHIROくんだが、
映画の中盤、しっかり、寝くさってやがった。
アクションシーンで音が大きくなると、目が覚めていたようで、
「あんまり話に伏線とかなかったね」などと、
寝ぼけたことをいっていたので、思いっきり、どつきまくる。

伏線だらけの話だっちゅうのに。

その後、軽くお茶を飲んで、雨の中、タクシーで帰る。


1999年6月27日(日)

この脳みそ溶けるまで
三日連続で、午前さま。
早朝、スターウォーズ鑑賞から帰ってきたあと、すこし仕事をして、
それから、ひたすら寝まくる。

完全に目が覚めたのが、夜7時。
女房とふたりで、近所のお好み焼き屋「トンチャ」にいく。
中に入ってみたら、高校生の団体が十数名。

とにかくうるさい。

なんで、最近の高校生って、
デフォルトから絶叫モードで話をするんだろう?

地声の大小は別にして、叫ぶように話し、手を叩く。

消耗する。


1999年6月28日(月)

「ライター募集!」だって……
なんだか、おれ宛に変なメールが唐突に届く。
どこで、こちらのメールアドレスを知ったんだか……。
一部伏字で、ご紹介。

現在●●●出版では、
創刊予定『ゲーム●●●』のライターを緊急募集中。
ゲームの原稿が書けて、礼儀正しい人なら、
早いもの順にページを担当させていただきます。
今なら確率99パーセント!
詳細につきましては、
●●●出版の編集プロダクション「●●●●●●」、
●●宛まで連絡ください。
電話03-5***-****か03-5***-****で待っています。
もしよろしければ、29日の3時以降に電話ください。
東京都●区●●●*-*-* 株式会社●●●●●●

うーん……。
おれってば、ゲームの原稿が書けて、
多少は礼儀正しいと思うが、
こんな、そこはかとなく無礼なメールをよこす
編集部で仕事をする気はないぞ。

それにしても、早いもの順で確率99パーセントで、
ゲームライターが増殖するわけだ。おそろしい。

ここまで、やらなくても、
世の中にゲームライターやゲームエディターは
あふれかえっているのにね……。


1999年6月29日(火)

自分の名前
以前のことである。

ワセダミステリ・クラブ(現役)サイト
OB関係著作リストに、ぼくの名前がなかったので、
「小説を書いていない○○さんや××くんは、名前がのってるのに、
なんで、小説を書いたことのあるおれの名前がないのだ!」と、
学生相手に酒場でからんでいたら、
最近、名前が追加されていた。

やはり、ゴネドクというのは、存在する。
ほんとうに得しているかどうかは別の話だが……。

最近のことである。

パーティで大森望さんとスターウォーズTシャツを
見せあいっこしていたら、
ご自分のサイトにそのことを書かれていた。

ただ、
「柴尾氏はハワイ(推定)で
エピソード1Tシャツを20枚も買い込んできて、
毎日とっかえひっかえしているらしい。」
と、書いてある。

なんでハワイ(推定)?
LAで買ったのに……。
なんか、ハワイなイメージなのかなぁ、おれって……。

明日、水曜日のことである。

この日、発売される「週刊少年サンデー」に
久米田先生のE3レポート漫画が掲載。

この最下段に、
ぼくは、テキストによるE3レポートを書いたんだけど、
漫画の中で、すずというキャラが
「詳しいことは柴尾さんの文を読んでもらうとして……」
なんて、いっている。

漫画のキャラから
フキダシで名前を呼ばれるなんて、
不思議な気分。

以前、学年誌の漫画でキャラになったことはあるけど、
実在の人物として、実名で呼ばれるってのは、
なんとも意表をつかれて、不思議な感じ……。
どきどきした。


1999年6月30日(水)

秘密の会議
都内某所で、ゲームの打ち合わせ。
なんか、いろいろと話してて、口が疲れる。


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