お寺めぐり
昼間、ホテルのランチバッフェで、
ドリンクの注文をとりに来たウェイトレスに、「コーヒー」という。
すかさず、ウェイトレスがフリーズする。
それを横で見て、
あわてて「かっふぇー」といいなおすIさん。
どうやら、こちらで日本語イントネーションの「コーヒー」は、
とんでもなく卑猥なことばらしい。
それにしても……。おいら、日本人だぞ。
このホテルは日本人が来て、コーヒーを注文しないのかよ。
ぷんすかである。
ちなみにカラムーチョのCFのように「ヒー」というのも、
かなりまずいらしい。
そんなこんなで、昨夜、欲望の王国にいったわれわれは
本日、心をいれかえて、
敬虔な人々の集まる聖地にいくことにする。
まずはワット・プラケオである。
タイ王宮に隣接するここは、
タイの仏教寺院の中でも最大の規模のものらしい。
タクシーで到着早々、雨が降りだしたので、ちと困る。
それにしても……、
なんだか知らないが、やたらと巨大である。
しかも、どれもこれも金ぴかなので、なんだかなぁって感じ。
大乗仏教の末端で、わびさびな仏教に親しむ
ぼくの理解を越えている。
とりあえず、理解しやすいところから、楽しむことにする。
アジア各地や欧米各地からきた観光客の
みなさまの記念写真でのポーズのとり方なんぞを観察。
巨大な柱に抱きついて、片足を跳ね上げている広東語な方々。
かいがいしくついているテイクアウトの
おねーちゃんにシャッターを押させる英語な方。
自分たちにカメラを向け、ツーショットでとる方々など。
最初はついていけないなと思っていた
この空間も、1時間ほどいるうちに、なれてきた。
いたるところで手を合わせ、拝んでいる現地の方々や
制服姿の女生徒たち、
出家したばかりの初々しい少年僧を見ているうちに、
多少は敬虔な気持ちになってくる。
やはり、信仰は建物ではなく、人の心に宿るもの。
そんな気持ちになると、
建てものの印象もちょっと変わってくる。
















