DIARY:1999 AUG.11〜20

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1999年8月11日(水)

音声認識格闘ゲームって、いかが
会議の前後にゲームのバカ話をするのって、楽しいんだけど、
これは先週の会議で出たネタ。

「ピカチュウげんきでちゅう」や「シーマン」のような
音声認識技術で格闘ゲームを作るというもの。

キャラの移動こそジョイスティックを使うのだが、
コンパネにマイクがあり、そこにむかって、
「波動拳!」とか「昇龍拳!」とか、技の名前を叫ぶと、
その技がくりだされるシステムだけど、
それだけじゃ、つまらない。

「百烈キック」と叫んだあと、一定時間内に
「あたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたたた」
と叫んだりする(声の連打!?)と、
24連コンボ技になったりして、すごそうだ。

「東京特許許可局局長キック」など、
正確に発音しにくい技の攻撃力はもちろん、かなりのもの。

あるいは
「おまえはもう死んでいる」と、つぶやいたりすると、
「必殺ゲージ」があがったりして……。

最後に勝つと、内蔵メモリーにとりこんだ
ユーザーの音声データを合成して、
あっと驚くキメゼリフが筐体からでたりして……。

このゲーム、「北斗の拳」みたいな世界観か
「リングにかけろ」的世界観なんかぴったりだ。

音声認識の初期設定がやっかいという問題は、
ドリキャスのビジュアルメモリーなどを使い、あらかじめ、
家庭で登録しておくことで、クリアできるだろう。

アーケードでこれをやると、
プレイヤーふたりの絶叫が炸裂する
阿鼻叫喚の対戦でかなり盛りあがるはず。
ただ、あまりにも強すぎ、連勝する人の声帯への負担は
かなりのものかもね。

ま、ぼくが作るタイプのゲームじゃないんだけど、
どこかでこれを作ってくれないかなぁ。


1999年8月12日(木)

もう初盆ですか
JAS319便で羽田→福岡。

今回は羽田空港までモノレールを使わず、
都営三田線、浅草線、京浜急行と乗り継いでいったが、
かなり早く到着。それでも1時間半かかったんだけど。

福岡空港到着後、博多駅のそばでラーメンを食い、
小倉まで新幹線。小倉から八幡まで在来線。

手元にあるカシオのGPS機能つき腕時計によれば、
自宅から実家まで直線距離で836キロであった。


1999年8月13日(金)

タイムカプセル
昼間、福岡ローカルの地上波で
「帰ってきたウルトラマン」のテロチルスの回、
衛星放送でズイヨーの「アルプスの少女ハイジ」総集編を観る。

子どもの時間を過ごしたこの町で、
子どものころに見た作品を観るのは不思議な気分。

「あんた、まだ、そんなのを観て、幼稚さが抜けとらんね」と、
母親からいわれるが、こちらが返事をするより前に、
叔母と祖母から、たてつづけに
「ハイジは名作だ!」と反撃される。

祖母は今年で90歳である。

いまだからいえる。
こちらは初盆なので、つぎつぎに来客。

夕方、来客も途絶え、身内だけになってから、
昔話の花ざかり。

父と母は見合い後の初デートは、
小倉の井筒屋デパートで待ち合わせだったのだが、
その場を母方の祖母が身を隠しながら、
見守っていたことは、
母もいままで知らなかった衝撃の事実。

父が水色のスーツを着ていたことなど、
正確に祖母は証言する。
わざと遅れて、待っている父の様子を見ていた母、
その母を見守る祖母。

祖母は今年で90歳である。

共仁さん日記表紙
祖父の書いた日記。

祖父の日記
このような歴史の証言が呼び水になったのだろうか、
父や親戚にまつわる
「いまだから話せる」ネタがつぎつぎに披露される。

最後にとりだされたのが、
昭和63年3月8日に亡くなった父方の祖父の日記。

共仁(くに)さん日記」と題され、
和式簿記帳に書かれた日記の記述は、
孫娘(つまりぼくの妹)の誕生からはじまっている。

考えてみれば、子どもは男ばかりの四人兄弟、
その後、内孫として、ぼくと弟が生まれ、
6人続いた男の血統の中で、最後に生まれた女の子である。

熱が出た。ことばを口にした。立った……。

そんな妹の成長の過程が
尋常小学校出身の祖父の筆書きの文字によって
つづられている。

部分的にかなり読みにくいところもあるのだが、
苦労しながら、読み進んでいくと、胸に迫るものがある。
そんななかの一文(すべて原文まま)。

昭和四十九年六月二十一日残す
親愛なる共代さんに告ぐ
山鹿大先生に御願して名付して戴いた立派な名前
素直な立派な人間として恥かしくない人となることを信ずる
おぢいちゃん昨年三ヶ月病院生活をした
病院の屋上で又此の山でも
何時も気分の轉換の時は好なレコードで下手な聲で歌った
おぢいちゃん亡き後は
命日等にはレコードを揃へて置くから盛んにかけて
さわいで想出してお呉れ
それがおぢいちゃんの願い
頼むよ共仁さん

文中、共代さんは共仁さんの誤記。
山鹿大先生とあるのは、妹の命名をした易の先生。
此の山とあるのは、祖父が(つい)の棲家として購入した山荘。
ちなみに、好きな歌とは「無法松の一生」だったらしい。

これを書いたとき、
祖父は65歳、妹は2歳の誕生日直前である。
もちろん妹は、ことばなどしゃべれない。

共仁さん日記1 共仁さん日記2
祖父の書いた「共仁さん日記」。
それぞれの写真をクリックすると、大きな画像になります。

その後、昭和58年まで、
祖父は小学校に入学する妹の様子や
お気に入りの玩具で遊ぶ妹の様子、
テストで満点をとり、算盤の昇級をする妹の様子を書き連ね、
おりおりの写真や、もらった手紙などを貼りつけていった。

そして、さらなる大手術をする直前
小学5年生の妹にこの日記を託した。
こんな手紙を添えて……(これも原文のまま)。

共仁さんへ
精神的支へになって呉れた共仁さんへ
おぢいちゃんは字が下手だから御免ね
それでも一生県命書いたのだから
思い起す所があつたら
それでおぢいちゃんは結講だから
昭58.9.23 記す
 
山鹿先生はとても学者だつた

こんな日記があったことは、まるで知らなかった。
これは、肉親から、肉親の未来に宛てたラブレターだ。

祖父の「一生県命」な思いは、
そのとき、たしかに存在した。

その思いはいま、どこにあるのだろう?

初盆で飾り立てられた仏壇の中央には
父の遺影がある。

父にきいたことがある。
「こどものころ、お父さんはなんになりたかったの?」

「戦車兵になって、戦車に乗りたかった……」
そう答えてくれた父は、もちろん、祖父の起こした店を継ぎ、
酒屋の親父になったわけだけど……。

戦車に乗りたかった国民学校の生徒の夢は
そのとき、たしかに存在した。

その夢はいま、どこにあるのだろう?


1999年8月14日(土)

今日も来客多々
一日、実家。
来客を迎えつつ、過去のアルバムを見たり……。

家族の肖像
運動会の昼食風景。ぼくが小学二年生。
学校の礼拝堂の前で父が撮影。
左から弟、ぼく、母、祖母、祖父。
この中でぼくと母だけが健在。


1999年8月15日(日)

SEA SIDE SPA
早朝、叔母と母方の祖母が帰る。
昼、妹夫婦が帰る。
入れ替わりに女房が東京からやってくる。

今日も来客、数組……。

夕方、女房とふたりでスペースワールドのそばにできた
スーパー銭湯「SEA SIDE SPA」へ。
小雨まじりの露天風呂は洞海湾に臨み、
天然のバスソルト入りで、気持ちいい。

八幡製鉄所の跡地に、テーマパークができ、
温泉ができているとは、不思議な気分。

ビールを飲み、マッサージ30分コースを受ける。
なんか、パワフルなマッサージだった。

帰宅後、持参したノートPCを使い、
母の携帯電話のメモリーに、30件ほど電話番号を書きこみ、
使い方を説明する。


1999年8月16日(月)

帰京
13:50発のJAS308便で福岡→羽田。
15:55発のリムジンバスで羽田空港→池袋メトロポリタンホテル。
45分で池袋に到着。やはり、帰りはこれがいちばん早い。

いったん家に帰り、荷物を置いてから、
ふたたび都心に出る。

野安ゆきおさんはガーナ育ちの江戸っ子だった
以前、こちらの掲示板で成沢大輔さんに呼びかけていた
「じゅげむオールスターズ」の創刊祝い打ち上げ。
新大久保駅「南口」改札に午後八時集合とのことだが、
新大久保駅には南口は存在しなかった。
ったく……。

ホームの先端から出口までとぼとぼ歩く。
5分ほど遅れて改札に到着したが、成沢さんの姿は見えない。
ったく……。

結局10分ほど遅れて、
成沢さんや、Y川さんこと吉川さやかさん、
アートディレクターの田村宏さんたちが到着。
ビルマ料理店「ヤッタナー」にむかう。
会場にはCB'sプロジェクトの面々のほかに
ゲームライターの野安ゆきおさんをはじめ、
ターニング・ポインツの面々……。

野安さんとは、これが初対面なのだが、
ガーナをふりだしに(?)、ヨーロッパ各国で暮らしていた
帰国子女であるから、話がすこぶるおもしろい。

ちなみに、ガーナからの帰国子女なんて、
ほかに推理作家協会賞評論部門受賞の
森英俊さんくらいしか、知らないぞ。

「スペースインベーダー」との出会いは
ヒースロー空港だったという野安さんは、
ぼくがひさしぶりに出会った「ゲーム好き」。
「ゲーム好き」のゲーム話がつまらないはずがなく、
じつに楽しく自分の好きなゲームを語ってくれる。

それに人や作品の悪口をいわないという点で
しっかりした矜持がある人である。

一方、昨年のワールドカップでは、17日間フランスに滞在。
日本代表の予選をすべて観てくるほどのサッカー狂である。
ゲームの話はもとより、ワールドカップの話もおもしろかったなぁ。

うちに帰って、じっくりと
野安さんのサイトのワールドカップ観戦記を読んだのだが、
いままで読んだワールドカップ関連記事の中でも屈指の楽しさ。

野安さんは東京下町のことばを話す人でもあった。
帰国直後はイントネーションがおかしいことで、
いじめにもあったそうだが、
どうして、どうして、
いなかもののおれなんかは、嫉妬しちゃうくらいの
かっこいい江戸弁である。

いずれにせよ、野安さんの話をきいてると、
「どこでもいっしょ」を買いたくなるし、
イスタンブールにいきたくなっちゃう。
結局それがライターのライトスタッフなんだろうね。

その後、百人町の屋台村で、宴会の続き。
深夜の2時ごろ、
原口を呼べ!」と叫ぶ成沢さんの口をふさぎながら、
バカな話をあれこれと……。

ゲームにおけるシナリオとは、なにかとか。
ひとつの雑誌に対して、どこを評価するべきなのかとか。
ゲームと映画を比較するのは、おかしいのではないかとか。
多くのウェブサイトのゲーム評は、なんでくだらねぇのかとか。
原稿を書くスピードが早い人に限って、締め切りを遅らせるとか。
愛情を育む際、なにかを負担に感じるとき、どうすればよいかとか。

深夜3時半、吉川さん、野安さんとタクシーで帰ったのだが、
タクシーからの降りぎわ、
「いやぁ、柴尾さんて、ホームページの印象だと、
もうちょっと文学系の人かと思いましたが、
実際は声がでかい人だったんですね」と、
野安さんにいわれてしまった。
あははははは……。

また、飲んでバカ話をしましょうね。

さて、成沢さんは朝8時半の新幹線で、
盛岡に行く予定だそうだ。はたして、間にあったのだろうか。


1999年8月17日(火)

各種再発行手続き
バンコクで紛失した財布の中に入っていた
キャッシュカードや会員証の再発行手続きをするために、池袋へ。
なんか、いろいろあって、いまごろになってしまった。

銀行でキャッシュカードの再発行手続き。
ビックカメラでポイントカードの再発行手続き。

ポイントカードには10万円分くらいのポイントがたまっていたから、
きちんと再発行してくれるかどうか、気がかりだったが、
新しいカードをくれた上で、調査後、2週間ほどで、
旧カードのポイントを新カードに入れてくれるそうである。

さらに西武デパートで
クラブONカードの再発行をしてもらおうとしたら、閉店であった。
ちえっ。

その後、パルコでサブカル系の本を買って帰る。


1999年8月18日(水)

風のように永田の……
「ファミ通」の連載記事「風のように永田のゲームの話をしよう」。
その成沢大輔さんのインタビュー部分を
都内の某開発会社にて通読。

7月末に掲載されていた部分だが、
先日の飲み会の際、成沢さんの話をうかがって、
読みたいと思っていたのだ。

ちなみに、ぼくはいま「ファミ通」を定期購読していない。

サド的ゲーム志向とマゾ的ゲーム志向の話からはじまって、
ゲーム作品と攻略本との関係に関わる部分など、
示唆に富むところ多数。

成沢さんとほぼ同時期に
ゲームライターをはじめたぼくだが、
その後、「女神転生」や「ダービースタリオン」といった
ややマニアックなゲーム(語弊は承知の上)をとことん愛し、
広い範囲のユーザーに愛される存在にレベルアップさせた上で
大きな貢献をした成沢大輔さんに対して、
5年ほどで、ゲームの本を作ることに、あきてしまい、
ゲームそのものを作ることにしたぼく……。

その分かれていった道に対して、思うところも多数。

たぶん、成沢さんにも
「ゲームを作ってみませんか」というオファーは
かなりあったのではないかと思う。

そっちの道に進むことをせず、
依怙地(?)にもゲームの本を作りつづけてきた
成沢大輔さんには、頭が下が…………ったりは、しない。
ゲームへの尽きせぬ愛情に嫉妬はするけどね。

一穴主義
下品な表現かもしれないけど、
そこにあるのは、一穴主義と浮気性の違いである。
ひとつの対象への愛情を持続させるのは、歴然たる才能だ。

ただ、一穴主義と浮気性は同じコインの裏表。
実際の行動こそ、ちがうものの、
根っこにある欲望は似たようなものなんじゃないかな。
なんてことも考えるんだけどね。

どちらも元来あきっぽい性向をもっているんだろう。
その上で、生きていくことを飽きないために、
どのような方法論をとるのかの違い……なのかな。

ちなみに一穴主義と浮気性のあいだには、
一穴主義にも浮気性にもなりきれない圧倒的多数が存在する。

いずれにせよ、なにかを好きになるパワーがなければ、
どっちにもなれないんだよなぁ。

まぁ、凡百のゲームデザイナーのインタビュー記事より
おもしろい記事であった。
身近にバックナンバーを置いてある会社などがあれば、
ぜひ、お読みください。

ちなみに「スターウォーズ エピソード1」について、
どこかで読んだような記述があり、
個人的にはたいへん、うれしかったことを申し添えておきます。


1999年8月19日(木)

タイの清算
夜、小学館「ヤングサンデー」編集部にいき、
リフレッシュ休暇明けのIさんに会う。
いっしょにいったタイ旅行の清算をするためだ。

Iさんはぼくが帰国したあと、ミャンマーを回ってきたのだが、
現地で撮影した写真を見せてもらいながら、
土産話をあれこれと聞く。
ミャンマーもおもしろそうだなぁ。

その後、焼肉屋にいき、雑談。
帰宅後、お仕事……。

金太郎はすごい
「サラリーマン金太郎(20)」を読む。
うあああ。すごいなぁ。
「それをやるか」という感覚である。

「ビッグコミックオリジナル」の「風の大地」と「龍」を読む。
たまらんなぁ。
どっちも「そうきたか」という感覚である。

それにしても、いつも疑問に思うんだけど、
本宮ひろ志の作品が好きな女性って、いるのだろうか。

読了直後「すげーーー!」と叫び、
女房に手渡した「サラリーマン金太郎」だが、
少なくとも彼女は興味なさそうな感じ。

「オリジナル」でも
「三丁目の夕日」と「浮浪雲」あたりを愛読している。
男と女の嗜好のちがいというのは、
おれ的には永遠の研究テーマではある。


1999年8月20日(金)

三浦海岸へ
片づけなければならない仕事を片づけ、
洗濯しなければならない衣類を洗濯し、
荷造りしなければならない道具を荷造りし、
充電しなければならないリチウムイオン電池を充電して、
あれこれやっているうちに午前10時。

徹夜である。

荷物を抱えて、西武百貨店へ。
クラブONカードを再発行してもらい、
海水パンツを買い、
(デブになったので、古いのはサイズが合わなくなった)
ビックカメラでミニDVテープを買う。

山手線で品川へ。
早く到着しすぎたので、構内の本屋をチェックしていると、
品切れでなかなか買えなかった
小学館文庫の「人間まるわかりの動物占い」があるではないか。
すかさず購入。

約束の午後1時、K村くんは待ち合わせ場所にいる。
一方、高瀬美恵さんは、きっちり20分遅れて、到着。
携帯電話を持たず、連絡がつかない人にかぎって、遅れる法則。

動物占い
京浜急行の快速特急内では、動物占いで盛りあがる。
動物占いは東洋占星術をベースに人間を12の「動物」に分け、
玖保キリコさんのイラストを配した、いま話題の占いである。

ライオン、チータ、ペガサス、ゾウ、猿、狼、
コアラ、虎、黒ひょう、ひつじ、たぬき、こじかの
12のタイプがあるのだが、
ぼくと高瀬美恵さんは「ペガサス」である。

本には、こう書かれている。
「束縛されるのが大嫌い」
なるほど、ふたりは作家とフリーのゲームデザイナー。
しかも、一度も会社づとめをしたことがない。
「ひらめきは天才的」
いやぁ、それほどでも……。
「堂々とした超お天気屋」、「面倒くさがり」
ごもっとも……。
「うなずきながらも、聞いていない」
ぎくっ……。
「突然、ふっといなくなる」「自分の気持ちにメチャクチャ正直」
なんか、すべていえてるなぁ。

ちなみにレコード会社勤務のK村くんは「さる」であった。
よりによって、「さる」!
ほかにかっこいい動物がたくさんいるのに「さる」!
その事実に本人はショックを受けたようだが、
「小銭がからむと頑張っちゃう」のあたりには、
苦笑しながらも、大受けであった。
でも、愛される無邪気な笑顔の人気者だから、いいじゃないか。

ちなみにおれと女房の相性は最悪に近いようだ。

まぐろ……
目的地の三浦海岸に到着したのは午後3時ごろ。
昼食のため、駅前付近を歩き回ったが、
ほとんどの店はしまっている。

たまたま開いていた「さかな料理 まつばら」に飛びこむ。
マグロのヅケを使った「あずま丼」というのを食う。
大正解!
マグロのヅケで、ここまで上品な味の食べものになるとは……。
さすがは三崎の漁港が近いだけある。

その後、今回の宿泊地「マホロバマインズ三浦」へ。
ここは、コンドミニアムスタイルのリゾートインである。
K村くんの会社の指定保養施設になっているので、
3LDKの部屋を格安で利用できるわけだ。

フリーの仕事をしているとはいえ、
やはり、持つべきものは会社員の友人である。
ここで合流したのが、地方公務員のYさん。
ちなみに彼女は、マイペースを崩したくない「狼」である。

ビデオカメラで遊んだり、
ボードゲーム「カタンの開拓者たち」を
2回ほどプレイしているうちに、午後八時。

遅れて到着したO田弁護士
(プライドが高く、あきらめの早いチャレンジャーである「チータ」)と
ともに、駅前にある「地魚料理 魚魚(うおとと)」へ。

焼き魚、てんぷら、刺身とメニューにあるものを
がしがし頼んでいく。魚を食えば、幸せになれるのだ。
その後、宿にもどり、すこし酒を飲んだ途端、
一気に睡魔がやってくる。

その間に、Yさんの同僚、Gさんも
東京での観劇を済ませ、到着したようだ。
まどろんでいたぼくの耳に
彼女が「チータ」であるという情報がとびこんでくる。


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