「ローマ人の物語VIII」
日中、外はすごい雨。
マンションの共聴アンテナにもその影響は歴然で、
BS放送もメダカノイズの大群で、かすれてしまうほど。
絶好の読書日和じゃないか。
昨日、買った「ローマ人の物語VIII 危機と克服」を一気読み。
ヴェスパシアヌス、ティトゥス、ドミティアヌス、マルティアリス……。
こんなに覚えにくい名前の登場人物ばかりの本は、
一気読みで文脈から登場人物の言動を読みとるにかぎる。
今回は皇帝ネロ自決後、
わずか一年で皇帝が3代かわるほどの混乱の時代と、
その後、帝国のシステムを復旧するために登場した
「健全な常識人」ヴェスパシアヌス帝と
その子らの業績を中心に描いている。
それにしても……。
暗愚な皇帝ヴィテリウスとその軍団を攻めるため、
首都ローマに入ったドナウ軍団の市街戦の模様など、
なかなか興味深かった。
首都の民衆は、この日の市内での戦闘を、
競技場で戦われる剣闘士試合でも
見物しているかのように観戦した。
敢闘するものには拍手と歓声を浴びせ、
苦戦するものにはもっと気を入れて戦えとヤジを飛ばしながら。
(中略)
兵士たちが激突し、死者が横たわり、
負傷者が苦痛のうめき声を上げている一方で、
公衆浴場や居酒屋は人でいっぱいだった。
死体が折り重なり流れた血が川をなしているそばでは、
娼婦たちが客と交渉していた。
当時の模様を描写した歴史家タキトゥスのことばだが、
いやはや、凡庸なおれごときの想像力では、追いつかないほど、
戦争というものは深い謎である。
今回、カエサルやアウグストゥスといった、
鮮烈なキャラこそ、登場しなかったものの、
ローマというシステムの強さ、健在ぶりが主役の話であった。
「ローマ人の物語」次巻は五賢帝時代。
来年が楽しみだなぁ。
ありがとう!
某レコード会社のK村くんより、
宅急便でDVD映画ソフト22枚が送られてきた!
どうもありがとう! 持つべきものは、友だちである。