家庭サービス
さすがに三連荘で午前さまは、まずかったので、
今日は家庭サービスである。
とはいえ、動き出したのは午後6時。
女房と池袋西武にいく。
「腹が減ったのじゃ」「へへー」
「美術の画集がほしいのじゃ」「へへー」
「オーブンレンジがほしいのじゃ」「へへー」
いいなりである。
その後、池袋の「滝沢」で一服中、
「安いレンジでよかったのに、あなたと買いものすると、
高いもの買っちゃうよね」とは、女房のことば。
いや、その、メカは好きですから……。
「インターネットでチン」の姉妹機種を購入した次第である。
インターネット接続機能はないけど……。
ゲーム仁義
成沢大輔さんから、成沢大輔著
「成沢大輔のゲーム仁義」(双葉社)を送っていただく。
親分の異名をとる成沢大輔さんだけに、
直球のゲームコラムを直球でまとめた誠意あふれる本である。
「週刊漫画アクション」の連載エッセイを中心にまとめ、
400本以上の脚注を新たに書き下ろした
すがすがしい一冊となっている。
酒の席で、成沢さんに失礼なことをいった覚えがある。
「いやぁ、人間には韻文の人と散文の人がいるんですよ。
ぼく(柴尾)は散文の人だから……」
で、自分はどうですかと聞く成沢さんに、
「成沢大輔は、[標語]の人です!」
まぁ、口がすべったわけですよ。
もちろん、悪意なんぞ、微塵もない。
条件反射で飛び出したことばなり。
で、今回、この一冊を通読して、
「ほんとに標語の人だなぁ」と、実感した次第。
さらに、おれにはこの才能はないんだよなとも……。
たぶんね。ぼくも成沢大輔という人も
あのころ、あの時代、ゲームを仕事とした人間ですからね。
いってることは、ぜんぶわかる。
だから、ゲームが好きなんだってところから、
あそこ、なんとかしてくれよってところまで、
わかるというより、まるっきり、おんなじことばかり……。
ちなみに、最後の年表を見て、気がついたけど、
同じゲームの攻略本を違う出版社で出してるんですねぇ。
それも「銀河の三人」……。
まぁ、おんなじ雑誌で、顔も知らないまま、
仕事をしていたこともあったけど……。
その上で、すごいのは、
おれみたいに、色気を出して、(というより、なにかに飽きて)
ライター仕事からゲームデザイナーへと移行するのでなく、
あくまでも最初の立脚点に、こだわってることだ。
自分の周囲の環境までも
自分に好影響をあたえるように配置し、
自分の周囲のあれこれをとことん信頼し、
気合を入れ、やんちゃを続け、
「おれはゲームが好きだぁ!」と進軍ラッパを鳴らせるってのは、
やっぱ、感動するより、ほかにないわけだ。
だから「標語の人」ってのは、
つまりその「背骨がある人」ってことなんだよね。
こういう人には、ほんと、かないません。
ああ、攻略本屋をやめて、ゲーム作りのほうにいってよかった。
なんてことは、さらさら思ってないけど、
「成沢大輔70歳、それでもゲームが好きでした」って
本もきっと出すんだろうな、この成沢大輔って人は……。
かなわねぇよ。