DIARY:1999 DEC.11〜20

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1999年12月11日(土)

大混雑の池袋
ぼくが大学4年のころから、毎年、クリスマスパーティには、
友人の家などに押しかけ、プレゼントの交換会をやっている。
さっき指を折って数えてみたら、今年で15回目になる。
おお。15年もやっているんだ。なんか、すごいなぁ。

今年の会場は、高瀬美恵邸である。
会場をこちらに移して、3年目である。

けーむらくん、高瀬美恵さんと、午後2時に池袋に集合。
酒と食品の買いだしをする。それにしても池袋はすごい人出だ。
さすがはボーナスが出た直後だけある。
ビックカメラ本店前など、ラッシュアワーの山手線である。

CASAで食事後、
ビックカメラでシャンパンとシングルモルトのスコッチを買い、
西武百貨店地下一階で、
ローストビーフビーフや寿司など、各種惣菜を買いこむ。

大混雑にエネルギーを吸いとられたわれわれは
西武池袋線練馬駅前の喫茶店での一休み。

クリスマスパーティ
いささか気の早いクリスマスパーティである。

約束の7時には、差し入れの食品持参の木谷ジュンコさん、
プロレスマニアの国家公務員K松くん、
クリスマスケーキを焼いてきてくれた鹿殺クサリ姫さん、
シチューやキッシュを作ってきてくれたT山夫妻、銀杏社のI田くん、
最近は某ゲーム会社の破産管財人となったO田くんらが、集まる。

たらたらと酒を飲み、
それぞれ、今年の三大ニュースを報告。
たらたらとゲームをやり、たらたらとプレゼント交換をやる。

参加者がそれぞれ、
自分のプレゼントの内容に関するヒントをいったあと、
プレイしたゲームの得点順に、自分がプレゼントをもらいたい人を指名。
その後、一喜一憂するというのが、15年来変わらぬ基本ルール。

パーティを始めたころは、オリジナルルールのゲームなど
あれこれ、趣向を凝らしたものをやっていたものだが、
最近は、ゲーム作りには手を抜いている。

今回も木谷さんから、
「あれ? 去年はこんなルールでやってましたよ」と指摘される始末。
いかんなぁ……。
これもゲーム作りを仕事にしてしまった弊害というやつか。

その一方で、みなさん裕福になり、
プレゼントに明白な「ハズレ」が、なくなってしまったのは
皮肉な事実である。
以前は露骨に「もらって困るもの」があったんだけど……。

ちなみにぼくは、ボディブレードのにせものを
高瀬美恵さんにプレゼント。木谷ジュンコさんから
イルカのプリント入りのライトスタンドをいただく。

しかも、今回はみなさんのさしいれにより、
食べきれないほどの食品がある。飽食のパーティである。
せっかくこれだけメンツがそろっているんだから、
なんか、もうちょっと、やりたいものではある。

朝方まで、たわいもない話をして、朝6時に帰る。


1999年12月12日(日)

誕生日
ノストラダムスの大予言によれば、迎えられるはずのなかった、
37歳の誕生日は、家でひとり、静かにすごす。
女房はどこかに遊びに出かけやがった。ちっ!

つまらないから、こういうところとか、こういうところ
12月12日生まれの有名人というのを調べてみた。

フローベール、福沢諭吉、フランク・シナトラ、瀬戸朝香、
小津安二郎、コニー・フランシス、船木一夫、
ジェニファー・コネリー、メッチェン・アーミック、西村雅彦。

んー。共通点はないなぁ。
ここにあがっている女優はみんな好きだけど……。

ちなみに、小津安二郎は1903年の12月12日生まれで、
1963年の12月12日に亡くなっている。

みなさんは、ぼくのことを、「ゲーム界の小津」とも、
「小津の生まれ変わり」と、お呼びになっても、よくってよ。

厳密にいえば、ぼくが生まれたちょうど一年後に、
小津監督は亡くなられたわけだが、
そのあたりは誤差の範囲にしておいてくれたまえ。


お詫び
12月8日の日記に、とてもたいせつなことを
書き忘れてしまいました。
さくまあきらさんは、よい人だ!
書き忘れたお詫びに、いつもより、22倍のデータ量で、
感謝の辞を書かせていただきました。


1999年12月13日(月)

悲願達成!
悲願達成というほど、大げさなものではないんだけど、
サイト開設以来、ほぼ1年にして、
やっとYAHOOにこのサイトが掲載された。

開設当時、「エンターテインメント:個人」とか、
趣味とスポーツ:ゲーム:コンピュータ:タイトル:ロールプレイング:レガイア伝説
などのカテゴリで、サイトを自薦していたのだが、載せてもらえなかった。

開設1年が経過し、ふと思いたって、
趣味とスポーツ:ゲーム:コンピュータ:ゲーム制作」カテゴリに
自薦してみたら、あっけなく掲載してくれた。
しまった。そういうことか……。

その説明文は
「作者が携わったテレビゲームの談話と日記。」だそうである。

ああ、これでは、「レナス」でも「レガイア伝説」でも、
「柴尾英令」でも、「ゲームデザイナー」でも、
YAHOO検索では、このサイトにHITしないんだなぁ。

ま、いいか。のっけてくれただけでも……。


1999年12月14日(火)

郵便物の整理はしっかりね。
12日付で仕事場の郵便物受けの中に、
日本通運からの「ご不在連絡票」が入っていたのをいまごろ発見。
デリバリーピザとか寿司屋のメニューにまぎれこんでいた。
「一般・ゲームソフト」だそうだ……。

をを、これはきっと、あの幻のハード、「64DD」に違いない!
ただ、いつ受けとればいいのか……、日中、
不在がちの師走のスケジュールの中で、スケジュールが微妙である。
早く遊びたいのになぁ……。


1999年12月15日(水)

そういうあんたこそ、なにさま?
会議のあとの雑談中、
某誌のゲームソフト紹介ページをやっている方に連絡が入る。

あるソフトを紹介&批評した記事の校正紙を
メーカーに送ったところ、クレームがついたという。

その記事の基本姿勢としては、
事実誤認に関しては、修正するが、
評価部分と文体に関しては、修正しないとのこと。

今回の場合は、評価部分を直せというクレームらしいが、
いったい、どうなることやら……。

レビューページ用にソフトを貸しておいて、
評価が低いと、文句をいってくるメーカーも、
いかがなものかとは思う。

ただね。個人的には、
メーカー側から発売前のゲームを借用しておきながら、
それに低い評価をあたえるという行為は、
「ちょっと、いやーん」な感じがあったりする。

たとえ、それがCD-Rに焼いたゲームであっても、
映画の試写会であっても、
自分の金を使ってないものに関して、酷評はできない。

無料で、なにかをしてもらった上で、
文句をいうのって、不粋である。
駄作であれば、作品ごと、無視すればよいというのは、
書生論だろうか。

自分の財布をいためもせずに、
えらそうにいうのは、好きじゃない。

ちなみにぼく自身、長いこと、
「GAME WALKER」誌でレビューをやってきた。
これは、発売後、編集部の金で買ったソフトばかりをあつかっていたので、
心置きなく、あれこれ書けたはず……。

でもね。実際にやってみると、酷評ってやつは書けないんですよ。
作品を評価するという行為において、
ネガティブに評価するというのは、いちばん簡単だ。
簡単であるがゆえに、
おれのような凡人では、陳腐な表現になりがちなのだ。

なにより、わかってる人に
「そんな文章を書くってことは、もともとゲームが好きじゃないでしょ?」と、
いわれるのが、いやだ。
「ベジタリアンのカツ丼」評みたいになっちゃうからね。

悪口をうまくいえるって、
対象への愛情と憎悪をもとにした稀有な才能が必要なのだ。
インターネットのあちこちに転がっている
ネガティブなゲーム批評ページをチェックしてみればいい。
稚拙な表現のオンパレードだから……。

なにより、ポジティブに表現するという行為のほうが、
おれ的には、クリエイティブなものを感じるのである。

ちなみに、読者のはがきでのリクエストというのも、興味深い。
「もっと辛口の批評を」というのが、けっこう目立つのである。
その一方で、自分が好きな作品をけなされたと思うと、
「死ね!」と書いてくるのも読者であったりする。

「辛口批評好き」って、「ゲーム好き」の人ではない。
蓄積したストレスや鬱憤を晴らしたいだけの人なのだ。

だからこそ、「辛口批評」ってやつは、
ライターと読者のあいだだけで通じる
閉ざされたコミュニケーションに過ぎないってのが、持論である。

そういうのがいろいろあった上で、
もともとの話にもどるのだけれど……。

どんな理由があれ、
自分の会社の作品に対するネガティブな評価を
ナーバスに修正させようとするメーカーは、
1)ユーザーを信頼していない。
2)自社の作品を信頼していない。
3)自社のクリエイターを信頼していない。
4)精神年齢が低い。
以上のいずれかで、逆切れしているようにしか、
感じられないのである。


1999年12月16日(木)

事態終結
堀井雄二さんのサイトでの一件も、これにて、打ち止めである。

まさにいま、バランス調整の真っ最中なわけですね。
そろそろ、PSのホコリをはらっておきましょう。

「輝ける瞬間」
戦火のカンボジアで客死した
報道写真家、沢田教一を描いたテレビドラマ
「輝ける瞬間 コンバットカメラマン沢田教一の愛と青春」を見る。
昨夜、留守録をしておいたものだ。

コロンビア大学ジャーナリズム専門教授役の西田敏行に
饒舌な狂言回しをやらせるなど、
登場人物を整理しすぎ、淡白な印象が強いドラマ展開だったが、
ピュリッツアー賞受賞の「自由への逃避」など、
沢田教一の代表作が撮られた現場を再現する試みが、
効を奏したせいか、満足感は大なり。

なにより、ベトナム、カンボジア、香港でのロケーションが
ビデオ撮影ならではのリアリティとともに、
みずみずしい映像となっているのが、よかった。

まぁ、戦場シーンは、(日本のテレビ作品にしては)
よくやったという程度だけど……。

2000年1月には、
ディレクターズ・カット版のビデオが出るそうだが、
ちょっと見てもいいかも……。

YAHOO効果
アクセス解析すると、やはり、YAHOOの効果は大きい。
ありがたいので、トップページなどに、
YAHOOのリンクアイコンを……。

女帝
成沢大輔さんには、「ほめすぎ」といわれたが、
好きなんだから、しょうがない「女帝」の最新刊を購入。
やはり、爽快である。

これこそ、女のビルトゥングス・ロマンである。

ちなみに、以前も書いた気がするけど、
おれの「裏」オールタイム・ベストは、
花登筐の「どてらい男(やつ)」だったりするわけで、
LDかDVDで全集でも、でれば、
20万円まで出してもいいくらいの気分なのではある。

これこそ、男のビルトゥングス・ロマンである。


1999年12月17日(金)

買いもの
あれこれやっているうちに、気が滅入ってきたので、
午後8時、東上線の電車に乗り、西武百貨店のLIBROで本を買う。
午後9時の閉店まで、店内をうろつく。

「ファウンデーションの危機」 グレゴリー・ベンフォード著 早川書房
「人生の教科書[ルール]」藤原和博 宮台真司著 筑摩書房
「風雲漫画列伝」 夏目房之介著 小学館
「ロシアカメラがむせぶ夜は」田中長徳著 グリーンアロー出版社
「そして謎は残った 伝説の登山家マロリー発見記」 文藝春秋
ヨッヘン・ヘムレブ/ラリー・A・ジョンソン/エリック・R・サイモンスン著
「昭和時代回想」関川夏央著 NHK出版
「Naughty Vol.1 伴田良輔全撮影 美女は淫らである。」 徳間書店

やはり、本屋で散財するのが、いちばん落ちつく。
ちなみにゲームショップに長くいると、
気分が、すさんでしまうのは、なぜだろう? 


1999年12月18日(土)

本日購入
秋葉原の石丸電気ソフト1へ。
MGMホラーパック「キャリー:SF/ボディスナッチャー」、
「バジル」、「ハムナプトラ 失われた砂漠の都」、
「恋におちたシェイクスピア」(以上DVD)、
「桃太郎電鉄〜SOKOZIKARA〜」(CD)を購入。

AKIMBO@村役場
東筑高校の後輩、AKIMBOくん主催のオフ会へ。
会場は、秋葉原駅昭和通り口近くの居酒屋「村役場」である。

ああ、こんなところに居酒屋があるんだなぁ。
東京で暮らして20年近く、秋葉原には何度もいきながら、
まだまだ、おれの知らないところがあるんだなぁ。
おれもまだまだ未熟だぜ。ふっ。

参加者は11名。
高校の後輩2名を除けば、初対面か、
IRCでなんどかお話したことがある程度の面識だが、
アットホームな感じで、楽しい。

はっきりいって、これは、Akimboくんの人徳である。
Akimboくんは、オヤジギャグとダジャレさえなければ、
人類の最良の友となるであろう。

その後のコースは、銀座の居酒屋「北の家族」→カラオケボックス。

路上回転系銀行員のりかさんに、日本酒をすすめられながら、
「朝まで飲みますよね」と恫喝(?)され、
朝まで飲んでしまったおれは、雰囲気に流されやすい軟弱ものである。

それにしても、女性は元気である。
朝になっても、まだ、「吉野家へいこう!」などと、盛り上がっている。
吉野家はいいのだが、
朝定食で納豆を食われるのは、いかがなものか(誤用)。
てな感じで、タクシーに乗り込み、逃げの一手なり。

NY帰りのけいさんとも、あれこれ、話したかったのだが、
それはまた、次回のお楽しみということで……。


1999年12月19日(日)

おこもり
目が覚めると、頭痛気味。いかん、昨夜は飲みすぎた。
仕事をしつつ、
飽きたら、DVDで映画を観て、気の向くまま、本を読み、
サイトのコンテンツをあれこれと更新した一日。
たまにはゲームもやりたいけど、
積ン読の本をかたづけたり、
未見のDVDをチェックするだけで精一杯である。

ランドネットDDも箱のまま、開けてない。


1999年12月20日(月)

「恋におちたシェイクスピア」
映画「恋におちたシェイクスピア」をDVD鑑賞。
エリザベス朝のコスチューム・ロマンス、
名作が生まれるまでの作家の葛藤……。
などなど、個人的には琴線直撃(?)の作品である。

グウィネス・パルトロウって、あんまり好きな女優ではないが、
この作品ならOK。不覚にも、きれいだなと思ってしまった。
女優がきれいに見えれば、作品の魅力は120%増しである。

キャメロン監督は好きだけど、「タイタニック」がイマイチなのは、
デブ女が、汚くでているからである。
石を投げないでください。
デ・パルマ監督は好きだけど、「アンタッチャブル」がイマイチなのは、
デ・パルマ映画ならではの、マニア好みな女性がでてないからである。
だから、石は痛いってば……。
撮った女優がかならずブスになるのは、
オリバー・ストーン監督だが、「ウォール街」なんて……。
あれ、石が……こないようですね。

ていねいな脚本のメロドラマである。
アカデミー最優秀オリジナル脚本賞は、だてじゃない。
この脚本で、なにがいいかってぇと、
俳優、劇場主、そして、女王にいたるまで、
作品が生まれる瞬間の奇跡を信じ、愛してるってことである。
だれもが芝居を信じ、愛してるってことである。気持ちよし……。

それはそうと、以前、演劇部にいたぼくは、
本番当日に脚本を一行もおぼえていない夢を
いまでも、たまに見る。これは、なんなんだろう?


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