DIARY:1999 DEC.21〜31

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1999年12月21日(火)

小学館コミック謝恩の会と……
午後5時、日比谷シャンテの喫茶店で
さくまあきらさんのご家族と原口一也さんと落ちあい、
帝国ホテルで開かれる「小学館コミック謝恩の会」へ。

いろんな方といろんなお話をする。

「いま、****誌にいらっしゃるんですね。
編集長は、どなたなんですか
(にやりと笑って、いただいた名刺の肩書きを指さされる)
え! 編集長になられたんですか。失礼しましたァ」

「そうかぁ、ブックオフ問題って、
かなり厳しいことになってるんですね」

「え? (某ゲームソフト名)って、それくらいしか売れてないんですか。
それなのに、あの人がプロデューサーに……」

例によって、広大な宴会場がすごい人の数で埋まっている。
会場全体を三周くらい回ってみるが、
会いたい人に会えなかったり、意外な人にばったり会ったり、
万乗大智さんとしみじみと話したり、
遅れてやってきたプレゼンターの本上まなみを遠くから見たり……。

お土産としていただいた「ドラえもんミレニアムクロック」は、
指定の日時までの時間を逆算で刻む
カウントダウン・デジタルクロック。いったい、なにを刻んでやろう?

その後、
万乗さんのアシスタントおふたりと原口さんとタクシーに乗り、
六本木で行なわれる「少年サンデー」の二次会へ。

昨年はビンゴ大会で、
大相撲春場所のチケットをいただいたものだが、
今年はビンゴ運がまるでなく、だめだめであった。

会場を盛り上げる立教大学チアリーダーの
健康なお色気ってやつに、眼福を感じるおれってば、
すっかりすけべなオヤジである。

すけべなオヤジけっこう!
人間にはふさわしい年のとり方がある。
たとえ、うしろ指をさされようが、おれはすけべなオヤジとしてふさわしい
年をとってやるぞ、コンチクショー。

ああ、むなしい。

むなしいけれど、ここは六本木である。
10分も歩けば、むなしい心を埋めてくれる「なにか」がある。

おお、目の前には、原口さんがいる。ハドソンの藤原さんがいる。
ふたりともビンゴに外れているじゃないか!
そうだ、むなしいにちがいない!
むなしい人は、友だちだ!
そのむなしさを埋めるのが、友情ってやつだ!

自動的にフラミンゴバーへ。
ぱふぱふ……?
ん? このまとわりついてくる「ぱふぱふ」とは、いったいなにぱふ?
ぱふぱふ……?
あえて読者に喚起したいのは、
ぼくがドラゴンクエストをプレイしているわけではないということぱふ!
それなのに、ぱふぱふ……?
なぜ、「ぱふぱふ」が、ついてまわるぱふふ。

ぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ
ぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ
ぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ
ぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ
ぱふぱふぱふぱふぱふぱふぱふ
ぱふぱふぱふぱふぱふ
ぱふぱふぱふぱふ
ぱふぱふぱふ
ぱふぱふ
ぱふ
ぱふ






ぱふぱふぱふぱふぱふ

ああ、ぱふぱふのワイングラス(意味不明)。
さかさにすれば、ぱふぱふのクリスマスツリー(縁起もの)。

師走の深夜の六本木、つかまえにくいタクシーをつかまえて、
同乗した三人の男は、それぞれの思いとともに、
帰路についたと思っていただければ、けっこうである。


1999年12月22日(水)

ばっちゃら!?
今日は、午後三時からクレアテックで、年内最後の会議である。
「ぱふぱふ」にうつつをぬかしている場合ではないおれは、
3時間ほど眠ったあと、作業をする。われながら、だんどりが悪いなぁ。

そのまま、クレアテックへ。
クレアテックの会議の見もののひとつは、笠井修さんのプレゼンである。
会話の際、擬音語、擬態語というより、
意味不明な音引きと、奇怪な外来語が多いので、有名だ。

今日もあるマップの説明をする際、
「この部分の おおとうえいを、このままーー、だーーっと進んでいくと、
こっちのどあーが、おおとまちっくで、ずんちゃと 上がるわけです。
するってぇーーと、反対側のどあーが あがらないかという疑問は
とーーーーーぜん、あるわけでーーー、それが ですねぇ。
このーー すいっちがーー がっしと
があど しているわけでーーーーー ありまして……」
なんてことを話していた。

ちなみに笠井さんの説明の口調を表現するために、
あえて、ひらがなを多用してみました。
読みにくいですって?
それがリアルタイムで耳に飛び込んでくるんですよ、こっちは。

そんな中で……。
「でーー、前回の会議でもーーー、ご指摘ですね……
されたとおり、このキャットウオーークの存在は、
ばっちゃらに、してみました。」

ばっちゃら??

会議の参加者全員がいっせいに資料から頭を上げる。
笠井さんを見つめる。声がそろう。
「ばっちゃらーーー?」
「あ、あの ばっちゃらって、なんですか」

説明を聞いたのだが、もはや覚えていない。

会議もなかなかたいへんである。

会議終了後、クレアテックでは恒例のクリスマスパーティである。
宮岡寛社長の郷里から送られてきた大量の牡蠣に
寿司やローストビーフを食し、
なにより恒例のすごいものを見る会である。

   
恒例のすごいもの(左・右)
本人の名誉のために、ここに登場した、クレアテック社員のみなさまと
某ライターさんの固有名詞をいっさい伏せさせていただきます。

クリスマスパーティ in クレアテック
とほほ……。
男のナマ足を見てもなぁ……。
男のニセオッパイをもんでもなぁ……。

いやはや、去年は色っぽかったけど、今年は力強かった。

かれらのお披露目がすんだあと、
これも恒例のビンゴ式プレゼント交換である。
エピソード1マウスパッド、ハムナプトラTシャツ、DVD映画という
映画ファン3点セットを供出したぼくだが、みごと、宮岡社長に当選!

ぼくはといえば、スポーン、ガンダムなど、大量のフィギュアに
ラベンダーの香りのするアイ・ピロー(目の上に載せる枕)をいただいた。

今日はこれだけでは終わらない!
深夜から菊地秀行さんの「忘年[怪]」があるのだ。
ただ、問題がひとつ。
千歳烏山の駅まで見送りにいくと、「かれら」がいっているのだ。

しばらく、静かに身を潜める。

「じゃ、わたしたちはこれで……」
とみさわ昭仁さんである!
とみさわさん、あんた、いい人だよ。

とみさわさんとともに「かれら」は、千歳烏山の駅へ。
その様子を見るために、クレアテック社員が窓に群がる。
「コンビニから、どんどん、人が出てきてますよ!」
「お母さんが子どもの目をふさいでます!」
「いいんですか、もうすぐ交番ですよ!」

阿鼻叫喚……。いまだ! いまがチャンスだ!!

「じゃ、よい、お年を!」
無事にクレアテックから脱出できたおれであった。

忘年[怪]
例によって、新宿ロフトプラスワン。
今夜は、菊地秀行Nightのスペシャル版「忘年[怪]」である。
1年以上、このイベントを盛りあげてきたファンの方々への
菊地さんからのプレゼントのような企画なのだ。

けーむらくん、高瀬美恵さん、角銅博之さん、倉阪鬼一郎さんらと、
会場で合流。今日のスペシャルゲストは、
「魔界都市」シリーズなど、菊地作品最多登場(?)を誇るキャラにして、
大学以来の菊地さんのご友人、外谷善子さんである。

まずは、(キャラとしての)外谷さんのコスプレをした菊地さんと
飯野さんによる「寸劇」があり、
横浜でバーを経営する外谷さんの豪快な人となりを紹介。

つづいて、到着した外谷さんご本人が
満場の拍手とともに壇上へ。

「外谷さんがくると、たいへんなことになるよ」
「ほんとにすごいんだから……」などなど、
いままで菊地さんから、さんざん脅されてきただけに、
いったい、どのような女性かと、だれもが興味津々であったが、
なんともすてきな女性(マジで)であった。

舞台にとまどっていた最初こそ、口数は少なかったが、
慣れてくるにつれて、じつに素敵に話をされていた。

さてさて、本日のメインイベントであるプレゼント抽選会が始まった。
プレゼンターとして開田あやさんも壇上に上り、
コスプレをした作家陣が持参してきたプレゼントが配られる。

ぼくも飯野文彦さんから
ファミ通文庫「〜放課後恋愛クラブ〜恋のスクランブル」をいただくが、
すごいのは、角銅さんである。
くじ運のいいことに、3つもプレゼントをもらっていた。
中でも出色は、「外谷さんに足蹴にされる小説家、菊地秀行先生」の
写真入りのフォトフレームだ。まさに家宝となるアイテムである。


(後列左から)井上雅彦@秋せつらさん、菊地秀行@Dさん、
笹川吉晴@屍刑四郎さん、飯野文彦@グル メフィストさん
(前列)スペシャルゲストの外谷純子さん

超ド級ギフト
最後のプレゼントがすごかった。
なんと菊地さんの肉筆原稿である。
しかも、今日脱稿したばかりで、当然、本や雑誌に発表されてない
「魔界都市」シリーズの短編(原稿用紙32枚)である。
その権利をいっさい放棄するから、
もらった人は、好きなようにしていいとのことである。

心からファンを大切にする菊地さんならではのプレゼントだ。
会場のだれもが、抽選札を手にする菊地先生に注目する。
おれも心の底から念じる。

「111番!」
おれは天を呪った。おれの手元には「110番」の抽選札があった。

熱狂の抽選会のあと、会場のスクリーンでは、
菊地さんがハンガリーにあるブラド=ツェペシの城を訪ねた際の
ホームビデオを上映。

その後、怪奇怪獣映画のトレーラー集を流す中、
会場でお客さんにビールを手酌して回る菊地さん。
同時に壇上では、飯野さんと外谷さんのトーク。
学生のころから菊地さんを見てきた外谷さんならではの
暖かなエピソードの数々が、印象的であった。

さて、いつもは反復性下品症候群の使徒、飯野さんが
今日はおとなしい。やはり、外谷さんの存在のせいか。
蛮勇を奮って、下品なことをいっても、
外谷さんにさりげなく返されて、おしだまってしまう。

そんなイーノはイーノじゃない!
局所的飯野文彦応援団の柴尾とけーむらとしては、
歯がゆいかぎりである。

下品なことばを飯野さんが発するたびに
「GO!! GO!!」と応援するのだが、
やはり、低調であるのは、いかがなものか。

和やかな雰囲気の中、「忘年[怪]」は終了。
朝5時の新宿はひたすら寒い。
参加者一行40名以上がぞろぞろと、カラオケボックスへ。
人数のあまりの多さに三つの部屋に分かれることに。

がんがんと歌いまくる、ふたつの部屋にたいして、
われわれの入った部屋は、しみじみと口数も少ない。
周期的に来訪する飯野さんが、田中啓文さん、牧野修さんという
関西作家コンビに、あしらわれては去っていく無限ループ。

その後、角銅さんとタクシーで帰ったのだが、
家に到着したのは、午前8時であった。

「サイト内関連リンク」
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1999年12月23日(木・祝日)

昼夜逆転
女房がのしのし歩き回る音で、目が覚めたら、午後5時である。
外は暗くなりつつある。
「今日はふたりで、映画「御法度」でも観にいって、
年末の買いものでもしようか」と
いっていたのだが、完璧に眠っていた。

すでに女房は池袋で買いものをすませたとのこと。
「池袋のデパートは、すっごく、こんでたよ」
うーむ。

どてらい……
おお、さくまあきらさんのウェブ日記の九州旅行編が
ついに完結しているぞ。
か、か、亀の井別荘ですか。亀の井別荘に泊まったですか。

その件は、小学館のパーティのおりに聞いてはいるが、
日記でじっくりと描写されているのを読むと、うーん、すごすぎ。

心が、だらだらとよだれをたらすですよ。
(↑とりあえず勢いで書いてみたが、想像すると、きたねぇなぁ↑)

ということで、ずずっと読んでみると、12月21日分に
こちらのサイトの日記に触れていただき、
「どてらい男」のことを書かれている。

なんと、「ビデオで残ってないと思うけどなあ。」ですって!
ほんとですか。
それは、やばすぎますよ。
重大な国民文化的喪失ですよ。


1999年12月24日(金)

二年連続でひとりぼっちのクリスマスイブ
目が覚めると、女房が、でかけているのは、いかがなものか。

しみじみと海外のサイト中心にネットサーフィン。
ライブカメラ系なんぞも、クリスマスな気分ではある。


1999年12月25日(土)

クリスマスはフグで祝おう!
名古屋のうだうだ看護婦(略称・うだ看)、上京!
その報を受けて、帝都の緊張は一気に高まった。

じつは11月の「越後湯沢オフ」なるイベントで、
「つぎに亜里沙さんが東京に来たら、フグをごちそうしますよ」と、
口走った、うかつなゲームデザイナーがいたのだ。

吉原方面からも、むちゃくちゃ雄弁なプレッシャーが、かけられる。
ここで逃げたら、男がすたる!
さらに「いい人だ!」普及委員会としても、
前向きに対処せねばならん。

インターネットの検索サイトで「ふぐ、ふく、フグ、河豚」と、
検索をかけ、予約の電話を入れる。
さすがに師走だけあって、予約をとるのも、ひと苦労である。

いきつけの床屋で、髪を切り、すっきり。
男前指数が115くらいになる。

亜里沙さん、なおさん、とまほーくさん、神崎川さん(すべてハンドル名)、
そして、ぼく。総勢5名で東池袋の「とらふく亭」へ。
「とらふく亭」の内装は和風居酒屋風であるが、
流れる音楽はクリスマスソングである。

ふぐの煮こごり、ふぐ刺し、ふぐの唐揚げ、てっちり鍋、
炙ったふぐの白子に、ひれ酒などなど、
下関直送のふぐをつつきながら聞く、クリスマスソングもまた、
風情があって、たいへんよろしい。

とどめの雑炊で幸せ絶好調になるころには、
音楽が、お正月ソングに……。

その後、神崎川さんが、いい人となって、
居酒屋「にほんばし亭」で、軽く飲み、帰宅。
ああ、神崎川さんはいい人だ。


1999年12月26日(日)

プラムランド・オフ!
今日は午後から、コミケにいこうと思ったのだが、
目が覚めると、女房がこわい顔をしている。
なんてこった!
この方は、おキレになられると、とても恐いので、
さからっては、だめだめなのよ。

つつしんで、大掃除を手伝わせていただく。
とりあえず、言い訳ができる程度に、あれこれやって、
DVDで「恋に落ちたシェイクスピア」を簡単に見られるようにセッティング。

なるべく女房の顔を見ないようにして、新宿にむかう。

コミケに参加したプラムランドのお疲れさま会である。
プラムランドは少女小説家、樹川さとみさんと高瀬美恵さんが
少女の夢をかなえる合同プロジェクト(なのか?)。
当然、この会の参加者も(お酒を飲める年齢の)少女ばかりである。

会場の新宿「橙家」にいき、高瀬さんの名をだすと、
VIPルームへ案内される。VIPルームだって?
案内されるまま、奥に進んでいく。
巧妙なライティングに照らされた室内は
10人のたおやかな女性が醸しだす雰囲気により、
濃密な少女空間になっている。
例外は、末席に座るけーむらくん、倉阪鬼一郎さん、片桐朝海くん
といった男性陣、そして、黒猫のぬいぐるみのミーコちゃんだけである。

なんだか、えらくリッチなコース料理を食べる。
今日は「くだんちゃん音頭を聞きにきたんだよ」といわれる
倉阪さんのために、作曲の優さんに電話をするが、うまくつながらない。
(と思ったら、すでに九州に帰省してたのね)
遅れて、木谷ジュンコさんや角銅夫妻も到着。

なごやかにあれこれ飲み、談話室「滝沢」で、談笑後、カラオケへ。
「赤い風船」を歌うミーコちゃんや
吉幾三、筋肉少女帯、戸川純といった倉阪さんの至芸の数々を堪能。
0時30分という早い時間に、お開き。

おれって、いい人!
更新されたなおさんの日記では、
「いい人だ!」の連呼が気持ちよし!
ああ、いい人といわれると、こんなに気持ちがいいものなのだ。
くせになりそうである。

それにしても、歩くの速かったすか。
そいつは、失礼しましたー。


1999年12月27日(月)

酒席は続くよ!
このサイトの常連であるかづきくん、井上ジェットくん、
それに、タイクーンのおかもとさんと池袋のにほんばし亭で、飲む。
風邪気味で体調はあまりよくないが、
酒を飲んでいるうちに、多少は、元気になる。

あれこれと情報交換をする。

その後、人生の転機をむかえたゆでんさんも合流して、もう一軒。
LANをまじえた開発の組織論、プロデュース論など、
わけのわからんことを、熱に浮かされながら、しゃべる。

明日も酒だ。


1999年12月28日(火)

酒の特異日
本日、誘われた酒席は5件。
その後、いろいろあって、結局、今日は2件参加する。
まだ、風邪はぬけていないが、なんとかなるでしょう。

PLUS PLAN&旧月光舎忘年会
高田馬場で、
ゲームの企画をしたり、レイアウトをやったり、編集をやったりする
謎の事務所、PLUS PLANと、
かつて高田馬場で、
ゲームの企画をしたり、攻略本を作ったり、雑誌の編集をやっていた
謎の事務所、月光舎の共同忘年会。

高田馬場の居酒屋「らいんごおるど」に集まった
参加者は十数名だが、座った席の関係上、おもに、
和智正喜さん、松井淳さん、笠井修さん、今井修司さんらと話す。
話題の中心は笠井修さんである。
笠井さんとは、つまり、ひとことでいえば、怪人である。
12月22日の日記をごらんいただければ、わかると思うが、
やはり、怪人である。

この怪人についての数々のドラマはすべてを書き尽くすとなると、
ファウンデーション・シリーズをちょっとしのぎ、
グイン・サーガにすこしおよばないくらいで、
山岡荘八の「徳川家康」くらいはあるんだけど、
それを書くだけのひまが、あいにく、ない。

他人の持っている漫画のコレクションを便所に蓄積したり、
意味不明の外来語を使ったり、
仕様書にセクシーダイナマイツな女の子を書き足したり、
コンビニで酒ビンを割る大暴れをしたり、
癌から奇跡の生還をしたり、
東北人になったり、名古屋人になったり、四国人になったり、
高田馬場で空手の使い手と決闘したり、
倒れたバイクを起こすときに肋骨を折ったり、
外人になって映画にでたり、女装して映画にでたり、
忠誠心のない子分を連れまわしたりするのが、
笠井修さんである。

人生の中で、一度は会っておきたい怪人である。
笠井修に会わない人生は不幸だが、
会ったからといって、かならずしも幸福ではないことは、
このおれが保証しよう。

ちなみに笠井修さんをみたければ、
「週刊少年チャンピオン」のゲームレビューページを
見ていただきたい。虚構と虚飾の似顔絵が、そこにある。

そのほかに、ちょっぴり邪悪な話もしたような気がするが、
気のせいだろう、きっと。

恵比寿の鹿鍋会
大味健一郎さんのマンションで、鹿鍋会があるときいたおれは、
高田馬場からタクシーで恵比寿へ。
会場は毎度のようにすごい人数である。

「柴尾さんと双子のようにそっくりな人がいるので会わせたい」と、
大味さんや津村和宏@ミレニアムフリーさんには、いわれていたのだが、
会場に入るやいなや、手招きされ、引き合わされたのが、
グラフィックデザイナーの安住政敏さんである。

現在はフリーだが、
ゲームアーツで「グランディア」などを作られていた方だ。
似ているかといえば、本人には、よくわからない。
よくわからないが、まわりが似ているというので、
きっと似ているのだろう(推定)。

よくわからないまま、義兄弟の盃をかわし、
東映ビデオのプロデューサー松井俊之さんや
もとデータイーストの西山英一さんをまじえる形で、
ゲーム論などを語りあう。
安住さんとは、見た目はともかく、考え方は近いようだ。

さて、漫画家の田中政志さんと映画の話をしていると、
中井覺さんが乱入。
田中さんにエロ漫画家の烙印を押して、去っていく。

夜が更け、女性陣
(声優さんがいたそうだけど、記憶にないぞ)が去ったあとは、
中井覺さんとビッツラボラトリーの宮崎暁さんのオンステージである。

上品にいえば、エッチな話、
下品にいえば、いってはならない話で、ぐっちゃぐちゃ。
大人はみんな、汚いよ。
そんな汚い大人たちに、彼女をあてがわれようとする
田中政志さんは、悲惨である。

おお、よく見ると、10人以上いるのに、
妻帯者はおれとナムコの川村順一さんだけではないか。
しまった、ここのところ、女房をほったらかしにしている。
我に返り、深夜3時タクシーで帰宅。


1999年12月29日(水)

年末だから
仕事納めも終わり、ひと気のない小学館にいき、
ヤングサンデー編集部で、Iさんと軽く打ち合わせ。

その後、池袋西武百貨店へ。
WAVEで、DVDソフト「エネミーオブアメリカ」と「エクスカリバー」を買う。
「エクスカリバー」は、
LDで邦盤、輸入版など4枚くらい持っているんだけど、
好きなんだから、また、買っちゃった。

LIBROにいって、本をまとめ買い。
「裏モノ JAPAN 2月号」 鉄人社
「スターログ日本語版 3号」 竹書房
「白い館の惨劇」 倉阪鬼一郎著 幻冬社
「名もなき墓標」 ジョン・ダニング著 ハヤカワ文庫
「ラーメン王国の歩き方」 竹内伸著 光文社文庫
「トンデモ本 女の世界」 と学会著 メディアワークス
「レインボー・シックス(全4巻)」トム・クランシー著 新潮文庫
「インターネット 得 海外旅行術 ヨーロッパ編」 オデッセウス
「君は小人プロレスを見たか」 高部雨市著 幻冬社アウトロー文庫
「漫画で育った60年 現代コミック私史」辻真先著 東京新聞出版局
「もっとどうころんでも社会科」清水義範・著 西原理恵子・え 講談社
(↑文字数でならべてみました↑)

その後、地下で惣菜やケーキを買い、帰宅。


1999年12月30日(木)

自堕落な年末
「レインボー・シックス」を読む。
衛星で録画をしていた「恋愛小説家」を見る。
メシを食う。寝る。インターネットで巡回する。
どこも、年末は更新が進んでない。
ああ、おれも更新をしてないぞ。そうだ。更新しちゃえ。

まだ、20時30分だが、
今日はこのまま、本を読んでいることでしょう。


1999年12月31日(金)

「レインボー・シックス」
あれこれと気になることがあり、うまく寝つけないまま、
布団の中で、トム・クランシーの小説「レインボー・シックス」を読んだり、
そのまま、寝たりしているうちに、1999年は暮れていく。

おお、気がついたら、紅白歌合戦を見てねぇよ。
裏番組の「電波少年&雷波少年&ウリナリスペシャル」は
留守録で見たけど……。

結局、文庫本4冊で1500ページほどの
「レインボー・シックス」を年明けに読了。
国際テロ事件に対処するため、新創設された
J・クラーク率いる多国籍特殊部隊の活躍を描く作品。
「レッド・オクトーバーを追え」のクランシーならではの
ハイテク・スリラーである。

一気に読めるおもしろさは、卓抜しているが、
レインボー部隊が、すごすぎるわりには、
相手にするテロ事件が、あまりにも、へなちょこ。
しかも、とんでもない陰謀をたくらむラスボス(?)が
その陰謀のスケールのわりには、「いい人」なのが、こまりもの。

前作「合衆国崩壊」のほうが、
ジャック・ライアン大統領の世界的な大活躍を楽しめた分だけ、
破天荒な醍醐味があった。

いや、これまたクソ厚い「ファウンデーションの危機」をうっちゃって、
読みふけるほど、おもしろいのは事実なんだけどね。


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