DIARY:2000 FEB.21〜29


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2000年2月21日(月)

ゆうばりファンタ4日目
旅先では、早起きになるものだが、
今日はわりと早い時間から、映画を観る予定なので、
気合も入る。
朝7時に目を覚まし、朝食をたっぷり食い、大浴場に入る。
ノートPCであれこれ作業をし、朝8時半、ホテルの玄関へ。

夕張スポーツセンターに行くため、
フロントでタクシーを呼んでもらったのだが、なかなか来ない。

8時40分、来ない。10分で来るといっていたのに……。
8時45分、来ない。映画は9時から始まるのに……。
8時53分、やっと来た! しかし……、
「柴尾ですけど」と、運転手に声をかけるも、
「クリタさんじゃないの?」と、返事。ザケンナヨ。
そんな栗田なんてやつは、どこにも見当たらんぞ。
なおもしつこく、食いさがると、無線で確認をとった上で、
「どうぞ」だって……。
バカヤロ! エイガニ オクレチマウノニ!

乗車中、あれこれ無線で話す様子から判断すると、
迎車の指示が入れ違っていたようだ。

スポーツセンターに到着したのは、午前9時ジャスト。
ったく……。
料金1480円のところ、つりを受けとる時間も惜しいので、
1500円を渡し、「おつりはいりません!」
そりゃ、20円ぽっちで「※※に追い銭」とは、いわんが、
いやまぁ、ほんと、むかついた。

ちなみにホテルから、スポーツセンターまでの料金は、1480円。
むかしなら、映画一本分である。
往復すれば、約3000円。
よいこのみんなはシャトルバスを使うように。
ともかく夕張市は広い。香川県の半分の面積だって……。

映画「アイアンジャイアント」
アニー賞9部門受賞の話題作「アイアン・ジャイアント」である。
舞台挨拶は(なぜか)吉野紗香さん。
今回は市内の小中学生鑑賞会ということで、
彼女を指名したのだろう。

なんでも、昨日は4時間もスキーをすべり、
夢にまで滑っている自分の姿が出てきたそうである。
さらに、キタキツネにも遭遇。それも群れで……。
ああ、夕張には都会の猫のように、キタキツネがいるんだと
感動したそうだが、地元の人に「そんなことはない」と
否定されたんですって、お客さん!!

噂にたがわぬ、よい作品っすよ、万乗大智さん!
もちろん、最近のハリウッドアニメだから、
冒頭からさりげなくコンピュータを駆使して、映像作りをしているものの、
普通に映画を観ているぶんには、意識する必要はまったくない。

漫画家さんが、「Macなら使ってますけど、
使っていると、わかるような絵を描くのは、野暮ですよ」
という、そんな感じかな……。

50年代、冷戦危機時代のアメリカの田舎町で、
少年が宇宙から飛来した巨大ロボットとの友情を育む物語。
むかしから手塚治虫作品に親しんできた人なら、
「あ!」と膝を打つ部分も多々ある。

やはり、宇宙から来た金属製の巨大ロボットという発想は
冷戦時代ならではのもの。
あの時代の映画へのオマージュという点をさしひいても、
冷戦の時代が「おとぎばなし」の舞台になるのは、感慨深い。

タクシーでホテルに帰り、また、ノートPCで作業。
やること多いなぁ。

映画「MONDAY」
ホテルから歩いていける市民会館で観たのは、
SABU監督の新作「MONDAY」。
以前、マイケル・ダグラス主演の逆ギレ・ホワイトカラー映画
「フォーリング・ダウン(1993)」ってぇのがあったが、
それを思い出させるような作品。
今年のベルリン映画祭の批評家賞をとったとのこと。

舞台挨拶で監督が、
「日本の批評家には、かなりたたかれた作品なので、
ザマァミロという感じですね」とか……。

内容について、くわしく書くと、すぐにネタバレになっちゃうが、
物語の結末をのぞく90パーセントは、圧倒的におもしろい。
気持ちよく笑えるコメディとなっている。

これで「あとあじ」が、もうすこしよければなぁ……。

映画「どら平太」
映画祭のクロージング作品。
黒澤明、木下恵介、市川崑、小林正樹の共同脚本を
最後に残った市川崑が監督。主演は役所広司。

市川崑の絢爛豪華な映像美作品は苦手だけど、
こういう動きのあるスタイリッシュな作品は、
やっぱり、たまらん! すばらしい!

つまり日本マンガの源泉である、
キャラクター、映像の構図、ネームの技術が甦った観すらある。

「これぞ時代劇!これぞ映画!映画のおもしろさここにあり!」
なんてのが映画のキャッチだけど、
市川崑というスタイリストに対して、「これぞ時代劇!」ってのは、
ちょっと、疑問符がつくなぁ。
なにより、映画「東京オリンピック」公開時の騒ぎを考えると、
そうやって、「これぞ時代劇!」と、くくることに、
意味があるのかどうかが、わからない。

とにかく、10フレームのピン送りや、
アクロバティックなイマジナリー・ラインの創出など、
もし、これを撮ったのが30歳の監督なら、
GROOVE感あふれるスタイリッシュ時代劇(わけわからん)とかなんとか、
まぁ、オシャレでぽっぷな映像として、
キャッチがつくんだろうけど……。

もちろん、ひとりのヒーローを描いた
よい脚本とは、こういうものだという一点でも、
この映画を観る価値がある。
ああ、鮮やかな短編小説の切れ味だなぁ。

いまふたたび、こういう映画を新作で観られることは、
ほんとうに素晴らしい。

おなじ日に観た「MONDAY」のほうが、
いわゆる「日本映画」していたことに、
ちょっと、感じるものはある。

いや、日本映画もいろいろと遠回りをしてきたねって、感じである。

授賞式・閉会式
さて、そのまま閉会式へ。まずは各賞の発表である。
結果については、映画祭公式サイトを見ていただくとして、
審査員の講評のなかで、
立川志らく@ファンタスティックビデオフェスティバル部門が
「ファンタスティック映画祭に、アートなんか、いらないっすよ。
いっそのこと、エンターテインメント作品に限定するべき。
エンターテインメント万歳!」といえば、
若松孝二@ファンタスティックオフシアターコンペティション部門は、
「やはり、アートこそ、たいせつにしたい」と、ひとくさり、
犬童一心監督@グランプリ受賞は、
「自分としては、アートとエンターテインメントの中間を……」と、
まぁ、なかなか、熱いやりとりが……。

いまさら、
アートとエンターテインメントの二元論じゃあないでしょう。

きっかけを作った志らく師匠の無邪気さも、いかがなものか。
ともかく、
そういう話になるあたりに審査の「熱気」がでていた模様。

そんなことは、まぁ、どうでもいいんだが、
オフシアター部門ディレクターの塩田時敏さんの
木村奈保子さんイジリには、大爆笑。
木村奈保子さんって、おいしいキャラだなぁ。

夕張 夕張国際ファンタスティック映画祭閉会式
(左)夕張の風景。(右)ゲストが並ぶ閉会式。スクリーンにいるのは夕張市長。

さよならパーティ
ホテルMt.レースイに場所を移して、さよならビュッフェ。
地方都市に来たことを感じるのは、ならんでいる中、
がつがつと力づくで、横入りをする中年男女に遭遇するとき、
あんたたち、いい加減にしなさい。

会場でビデオカメラマンのNさんと、
SABU監督やその奥さんに関しておしゃべり。

そこに……「わたし、……の……ですが、
沖浦監督! 「人狼」の受賞おめでとうございます」と、
妙齢のお嬢さんに、いきなりいわれて、めんくらう。

え? ぼくですか? ぼく、沖浦監督じゃないですよ。
(少なくとも、おれはあんな作品は作れ(作り?)ませんよ:心の声)

「ごめんなさい」と、謝った女性は、そのままNさんに
おなじフレーズを話して玉砕。

なんだったのだろう?

今川千佳夫さんとは、DLP上映について、くわしくうかがう。
アイマックス社が、イギリスのDLPの会社を買収したとか……。
ああ、そりゃすごいや。
あとは、オフレコな話を少々……。

山頂からのたいまつ滑降「さよならカーニバル」を
満喫して、ホテルに帰り、おとなしく寝る。
「アイアン・ジャイアント」と「どら平太」は、よかったなぁ。
佐伯日菜子さんは、とっくにお帰りになっている模様である。
ちぇっ。


2000年2月22日(火)

ゆうばりファンタ5日目
帰京後にメールで知ったのだが、
サンデーで、「DANDOH!!!」連載中の万乗大智さんは、
夕張で、たいへんな悲劇に遭っていたそうである。

20日に日帰りで来るという話は聞いていたのだが、
会場で会うことはなかった。
スケジュールの関係で、これなくなかったのかなと思っていたら……。

じつは、夕張にきていたのだ。

万乗大智さんが夕張に到着したのは、午後2時30分。
観たい映画「ボーダーライン」は午後4時30分、上映開始。
しかし、最終バスの発車が午後4時00分……。

結局、映画を観ることは断念して、
親子そばを食べて、お帰りになったとのこと……。

夕張の親子そばは、うまかったのだろうか。
一杯の親子そばのために、往復1700キロを移動した男。
万乗大智、ぼくはあなたのことを忘れない……。

さて、今日は映画祭の最終日だが、
各賞受賞作品の上映が、おこなわれるくらい。
チェックアウトまで、部屋で作業をして、
正午、市民会館の「さよならビュッフェ」へ。

ゆうばりさよならビュッフェ
さよならビュッフェ。壇上にいるのは、ブルース・ロウ監督。

夕張の奥さまたちが作った、心づくしの石狩鍋、おでん、
そうめん、唐揚げ、ポテトサラダ、巻寿司などなどを食べ、
夕張ワインをしこたま飲み、
期間中にお知りあいになった人と雑談。

ブラスバンドが鳴り響く中、会場を出発、夕張駅へ。
ふたたび臨時特急列車で新千歳空港。
新千歳では限られた時間の中で、いくら丼を食うために、
ダッシュでターミナルビルを駆けぬける。

北海道まできて、いままで、いくら丼さえも食ってなかったのだ!
結局、イクラ、ウニ、イカののった三色丼を食う。
ああ、これだよ! これを食いたかったんだよ!
すでにダイエットは忘れているようだ。

ちょっとしたお土産を買い、空路、羽田へ。
羽田空港のROYALで、
ニフティサーブの鈴木奈美子さんや、ライターのあげこさんと
たらたらとお茶を飲む。
なんか、あれやこれやの雑談で、閉店まで粘ってしまった。

通販商品
帰宅後、のぞいてみた宅配便ボックスには、
3つの荷物が入っていた!

まずは、カナダの業者から届いた映画ビデオ
「Jamaica Inn」、「The Tunnel」、「Inserts」の3本。
前二者はジェーン・シーモア主演の日本未公開映画、
後者はジェシカ・ハーパー出演の日本未公開映画である。

輸入ビデオ
到着した3本のビデオ。すべて中古品だから、箱はぼろぼろ。

すべての作品がいままで数年来、欲しいと思っていたものだ。
アメリカに行くたびに、いろんなショップをチェックしてきたが、
在庫はなかった。

もう、なんというか、感無量である。
こんなにあっけなく手に入るなら、
もっと早く、インターネットを使うのであった。

もうひとつ届いていたのは、VAIO専用バッグ
VAIO用アプリケーションのアップグレードキット。
なかなか、使いよさそうである。

夕張といい、ビデオといい、充実の日々であった。


2000年2月23日(水)

オンデマンド出版
今日もまた、うれしい宅配便。

小松左京の「虚無回廊1・2合本」と「虚無回廊3・はみだし生物学」。
虚無回廊の3巻は、雑誌連載はされていたものの、
単行本未収録の作品。

すべて、インターネットのBook Parkから
オンデマンド出版で購入した。

ユーザーがインターネットで
リストにあがっている作品(短編・長編)を選択指定。
もちろん、複数の作品を一冊に指定することも可能だ。
その後、業者が注文に応じて、
作品を印刷、製本してユーザーに届けるというシステムが、
オンデマンド出版だ。

小松左京全集 小松左京 本文 
(左)今回、届いた「小松左京全集」 (右)本文。大き目の文字級数と広めの行間。

単行本未収録作品や、入手難の作品など、
ある程度のプレミアムがつけば、
紙で読みたい読者にとって、理想的なシステムなのかもしれない。

事実、おれは「虚無回廊3」を読みたかったから、
発注したんだけどね。
「虚無回廊1・2」合本は、書架にならんだときの
気持ちよさをねらっている。

いわゆる「マイ」カセットテープを作るノリで、
自分の好きな作品だけをチョイスした短編集も
できたりもする。

きちんとルビもつくし、モノクロの図版もついている。

今回の注文では、
一冊500ページが、5800円という値段になった。
この値段に見合うプレミアムがどこまで見出せるかが、
ポイントなんだろうけど、
ちょうど、ゲームソフト一本とおなじ値段なのが、おもしろいね。


2000年2月24日(木)

ダイエットリバウンド
夕張での日々のなによりの証拠はヘルスメーター。
ああ、1.2キロも増えていやがるぜ。
しかも、木曜日から土曜日まで、ずらりとならぶ飲酒スケジュール。

だいじょうぶか、おれ?
今日も恵比寿でジンギスカンを食って、
六本木でへろへろと飲んじまったし……。
一週間で三食のジンギスカンって、おれもバカだなぁ。


2000年2月25日(金)

羊のたたり?
午後8時30分、ロフトプラスワンのイベントに参加するため、
けーむらくん、高瀬美恵さんと新宿で待ち合わせる。
そのとき、おれの気分はなぜか、フグ!
以前、桜通りを歩いていたとき、安くてうまそうなフグ料理店を発見。
いつかいきたいと思っていたのだ。
てっちり! てっさ! フグ雑炊! ふふふ。

しかし、お目当ての店は、お客さんでいっぱい。
30分以上、待たねばならない。
ならばということで、周辺でふぐ料理を食わせてくれる店を探す。

2、3軒、チェックしたあと、よさげな店を発見。
フグコースが2980円だって、そりゃ安いよ! むふふ……。
コースのほかに、白子豆腐や、わかさぎなども食う。
病み上がりの高瀬さんは、箸をほとんどつけないので、
その分も、バシバシ食う。地ビールなんぞも飲む。

ああ、うまかった……。あれ?
なんか、胃の下あたりがうずいてきた。いてててて。
とりあえず、トイレにいく。

その後、レジでひとり平均で6,000円くらいを請求される。
2980円のコースと酒、500円のつまみふたつを頼んだにしては、高いなぁ。
で、伝票を見せてもらうが、お通し代がけっこう高い模様。
納得はしたが、なんか理不尽である。

歌舞伎町を歩いているあいだに、腹がずきずきと痛みだす。
薬局で薬を買ったところ、
けーむらくんが「ぼくもその薬をもらえますか」。
けーむらよ、おまえもか!

ああ、いてててて……。
とりあえず、休もう! しかし、喫茶店も満杯。
痛む腹を抱えながら、西武新宿駅近くのマクドナルドへ。
すかさず、トイレにかけこむ。個室でほっとしていると、
「しばおさーーん。ぼくも入りたいんですけどーーー」と、
けーむらくんのせつない声。

句点をつけわすれた文のような思いで、外に出る。
じりじりする。けーむら、まだか、まだでないのか。
けーむらくんと入れ違いに、また入る。その後、2〜3往復。

店で、食事にほとんど箸をつけなかった高瀬さんは、
ぜんぜん、へっちゃらな様子。
おそらく、にこごりか、わかさぎか、つきだしが原因だろうな。
「フグを食いにいって、フグにあたったのならともかく、
ほかのもので、食あたりとは、情けないですよね」と、けーむらくん。
いや、フグにあたるのも、いやだけど……。

ここ一週間でたくさん食べたジンギスカンの羊と、
フグとのくいあわせなのかなぁ。とほほ。

腹の中に爆弾を抱えたまま、ロフトプラスワンへ。

菊地秀行presents 「クラシック・ホラー」
恒例の菊地さんナイト。
今回からは新シリーズ「ホラー映画史」である。

映画草創期のトリック映像の数々から、
メリエスの「月世界旅行」やエジソンの「フランケンシュタイン」、
「オペラ座の怪人」をはじめとする、
千の顔を持つ男、ロン・チャニーの数々の映像、
サイレント版「アッシャー家の崩壊」などなど、
貴重な映像がいくつも……。

今回、おれとしては、緊急事態を抱えていたので、
メモはとらずにきいていたのが、残念。

さて、おれはといえば、いつもの奥座敷で、
「ゆうばりファンタ」でお友だちになったシエラさんと、
あれこれお話しながらも、腹の中とも対話中。
30分に一度は、トイレにかけこむ。
ロフトプラスワンのトイレットペーパーは、かたいぞ!

舞台で、エジソンの映画パテント独占に菊地さんが言及すると、
「それは、日本のゲームでいえば、任天堂に似てるということですよね。
なぁ、柴尾!」と、飯野さん、おれに振らないでください。

「いや、いまはSCEでしょう」と、答えるおれもおれだが、
「任天堂は、いい会社ですよ」とは、いったとたん、
うしろからキックした角銅さん、そこは胃腸に響きます!

さて、飯野文彦さん、今回も絶好調である。
序盤は「マエバリ映画祭」など、下品フレーズもおりまぜながら、
きちんと時代背景の解説をするあたりなど、
なかなかたいしたものである。

しかし、中盤、カール・レムリに、菊地さんが言及すると、
「こないだ、吉祥寺で飲みました!あいつ、いいやつですよ」
とは、飯野さん。あなた、何歳だよ!?

※カール・レムリ(1867〜1939)
ドイツからの移民。劇場館主へのフィルムのレンタル業で財をなす。
その後、エジソンの会社で「大車強盗」を作ったエドウィン・ポーターをひきぬいて、
ユニバーサル映画社を創設。

最後の一時間は、菊地先生の小説講座である。
作家を志す人たちに、やさしく、あたたかく語りかける
菊地先生のことばを、おれはトイレで聞いてました……。
とほほ……。

それにしても……。
「飯野さん、あなたの作家デビューはどうだったの?」
ときく、菊地先生に、
「いやぁ、そんなことはねぇ……。ねぇ、みんな、すごいでしょ?
あの菊地先生が、こういう話をしてくれるんだよ!」と、
意味不明の展開になる飯野さんは、
すっかりサナギマンからイナズマンになっちまった模様である。

終了後、いつもなら、喫茶店へのコースだが、
胃袋の状況はいかんともしがたく、とっとと、タクシーで帰宅。
ああ、映画版「D」のこととか、菊地さんに話したかったし、
ジェシカ・ハーパーについて、
倉阪鬼一郎さんと話したかったのになぁ。

シエラさん、大喜戸さん、さきに帰って、ごめんなさいね。

「サイト内関連リンク」
第2回第3回第4回第5回第6回第7回忘年[怪]


2000年2月26日(土)

ごち会スペシャル2000
原口一也presents「第一回ごちになる会」
宮路一昭presents「第二回ごちになる会」
さくまあきらpresents「第三回ごちになる会」につづく、
第四回のごちになる会はスペシャルバージョンである。

肥大化の一途をたどっていた「ごちになる会」をいったん、軌道修正。
慎重に検討を重ねた上で、人数を厳選。
各方面のプロフェッショナルを、最高の料理で、心よりもてなそう!
そんな方針のもと、ドラフト会議が開催され、
招待リストが作成された。

●今回、お招きしたゲスト●
-「さくまあきら」招待分-
土居孝幸さん…「桃太郎」シリーズで、おなじみのイラストレーター。
田森庸介さん…「ポポロクロイス物語」の原作者。
梶野竜太郎さん…ハドソン桃太郎事業部。強力な映画マニア
くぬぎふみたかさん…トミー。おもちゃの雑学王。
岸本好弘さん…ナムコ。「ファミスタ」の生みの親。グルメ。
福本岳史さん…放送作家。新進ゲームデザイナー。巨体。
なかむら治彦さん…4コマ漫画家。熱狂的ドラゴンズファン。
岩崎摂さん…漫画家。霊能者。「レガイア伝説」クリアありがとう!
 清正まなつさん…放送作家。
 佐久間真理子さん…「さくま嫁」!
 佐久間ゆりさん…「グルメバカ娘」!
戸田圭祐さん…最古のさくまにあ。日本の係長。

-「成沢大輔」招待分-
 小杉あやさん…あみぐるみの女王。成沢夫人。
原口一也さん…ゲーム・ライター。「人の情のない事務所」所有者。
内本まなみさん…漫画家。
 野安ゆきおさん…ガーナ帰りのゲーム・ライター。
高橋政輝さん…イラストレーター。田中公平ファン。
 海里さん…イラストレーター。
 石川亨さん…小学館「ヤング・サンデー」編集部

-「柴尾英令」招待分-
田中公平さん…作曲家生活20年。代表作は多数。
宮岡寛さん…ゲームデザイナー。六本木在住!?
万乗大智さん…「DANDOH!!」の漫画家。「夕張限定」そば研究家。
宮路一昭さん…作曲家。ギタリスト。ゲームマニア。
 小林千尋さん…有限会社「ハートビート」の良心。
 高瀬美恵さん…少女小説家。梅チャーハングルメ。

-特別枠(「福本岳史」招待分)-
河野靖さん…ガーター刑事にして、俳優。
瀬戸カトリーヌさん…タレント。日曜夜の「ウルルン滞在記」に出演。

以上、ぜんぶで30名!!
どこが人数を厳選しているのか、はなはだ不明であるが、
なんだか、とんでもないバリエーションで集まったわけだ。

もちろん参加人数も二転三転。
当初、25人で予約していたのが、24→21→26→29→30と変遷。
おごり担当者も成沢&柴尾から、
さくまさんのありがたい申し出により、3人になった。

参加者のみなさんで、サイトをお持ちの方は、
「いい人だ(×12)」をよろしく!
まぁ、今回はそれぞれ3×4回でも、よくってよ。

会場の銀座アスター新宿賓館に到着したのは、
6時50分だったのだが、すでに万乗大智さんは到着。
なんと、中華な丸テーブルで、ネームをきっている。
お忙しいところ、すみません。

たぶん、さくまさんのサイトの日記に写真が載ると思うのだが、
会場には3つの丸テーブル。金屏風まであって、豪華な風情。
いやはや、なんせ、ばらばらのメンツなので、
いったいどうなることやらとも危惧したが、
なんか、がしがし盛り上がっているのは、楽しい。

会場の声をひろってみました。

さくまさん「高瀬さんと岩崎さんは似たようなキャラだから、
高瀬美恵原作のマンガを岩崎さんがやるといいよ!」

宮岡さん「一体どんな会なのか、よくわからなかったけど、
さくまさんの説明でやっとわかった。一種のオフ会なんだね」

小杉あやさん「なんで、柴尾の女房がきていない! 嫁さんを呼べ!」
……さすがは、「原口を呼べ」の妻では、ある。

とびかう名刺。響く拍手。歓声があがる。食いもの、うまい。
なんか、いろんな人としゃべりまくる。

二次会
つづく二次会は9時半から、「LIVING:BAR新宿」。
とりあえず、25人で予約をとっていたのが、
会場の盛り上がりそのままに27名が突入。
って、みんな、ほとんど帰っていないじゃないか。

なんか、おれの横では田中公平さんと成沢大輔さんが、
濃密な競馬話をしている。
田中公平さんとは「レナス」のころからのお知りあいだが、
まさか、こんなにハイテンションなギャンブラーだったとは……。

成沢大輔が極悪だということは、既知の事実だが、
田中さんも、ただものではない。
途中までいっしょに話をしていた小林@ハートビートさんも
競輪の話で、振り落とされた模様……。

トイメンでは、宮岡さんと河野靖さんが六本木の話。
じつは、数年前、宮岡さんが通っていた店で、
河野さんは従業員をやっていたという。世間はせまい。

ぼくは石川亨さん、梶野竜太郎さんと、映画の話。

三次会
三次会は原宿組と新宿組に分かれて、新宿組は「Pearl Bar」へ。
参加者は土居、宮岡、野安、万乗、宮路、小杉、
成沢、くぬぎ、福本、原口、柴尾。

野安、宮路、原口、小杉、柴尾テーブルでは、
失われたパンツ、ゲームと愛と人生、成沢大輔の人材育成法、
代理店とジャーナリスト、幼児期英語教育の是非について、
いわゆるひとつのバカ話。

もうひとつのテーブルでは、延々、
ウルトラマンについて語り合っていた模様……。

四次会
やはり、麺類食欲魔人、宮路一昭さんや
土居孝幸さんがいるだけあって、ラーメンを食おうということになる。
「ごち会ご一行さま、北へ」の風情。

西武新宿駅付近、さも自信ありげに
先陣を切って歩いていく成沢大輔。
肩で風きる親分。かっちょええ!

柴尾「さすがは成沢さん。
ラーメン屋のことをよく知ってるみたいですね」

野安「いや、あの人はどんなときでも、自信だけはあるんです」

成沢「あれ、ザボンラーメンは、こっちで……いいはずだよな?
あった! あった! !?
す、すみません……。しまってます……」

一同、進路を90度変針、東に!

ここで先導するのが土居さんである。
区役所通りで、ランパブの客引きに店のことを確認したりもするが、
結局、店は見つけられず、
そこにあった「博多っ子ラーメン」とやらに入る。

またもバカ話。
この店でのスポンサーは土居孝幸さんである。
土居さんはいい人だ! 土居さんはいい人だ! 土居さんはいい人だ!
土居さんはいい人だ! 土居さんはいい人だ! 土居さんはいい人だ!
土居さんはいい人だ! 土居さんはいい人だ! 土居さんはいい人だ!
土居さんはいい人だ! 土居さんはいい人だ! 土居さんはいい人だ!

五次会
すでに朝4時。あと1時間で始発である。
始発電車待ちの男たちにつきあって、「珈琲貴族」へ。
ここでケーキセットを食う原口一也はいかがなものか。

この場にいたのが、宮路、万乗、野安、原口、福本、柴尾。
漫画家同士の交流話、ミュージシャン同士の交流話、
ゲーム屋同士の交流話などなど、夢うつつで夢を語る。

この店のスポンサーは万乗さんである。
万乗さんはいい人だ! 万乗さんはいい人だ! 万乗さんはいい人だ!
万乗さんはいい人だ! 万乗さんはいい人だ! 万乗さんはいい人だ!
万乗さんはいい人だ! 万乗さんはいい人だ! 万乗さんはいい人だ!
万乗さんはいい人だ! 万乗さんはいい人だ! 万乗さんはいい人だ!

店を出ると、空はうっすら明るい。

野安「結局、11時間、しゃべりどおしでしたね」
まさにその通り、あっという間の11時間であった。

ああ、楽しかったよぉ!


2000年2月27日(日)

急げ! 急げ!
目を覚まして、さくまさんのサイト野安さんのサイト
高瀬美恵さんのサイト戸田さんのサイトなど、
日記を恒常的に更新しているサイトをチェック。

しめしめ、まだ、だれも更新していない!

とくに、いつもは更新が早いさくまさんのサイトに
「ごち会」の記述がないことに、快哉をあげる。
ふふふ……。たぶん、夜まで更新は、ないだろうな。

たしかに、こういう出席者の多いイベントのあとは、
最初に日記書くのは、なかなか、たいへんである。
出席者の説明、出席者へのリンク、会話や流れの記述、
飲み屋の名前にいたるまで、
かならずしも、メモをとっているわけではないし、
二日酔いの脳みそをリフレッシュするだけで、たいへんなのだ。

かといって、あまり、のんびり書くのも、いかがなものか。
タイミングを遅らすのも、まぁ、不粋というものでしょう。
だれが最初に口火を切るか。つまり、これは「ゲーム」だ。

はっきりいって、つまらないこだわりだから、
これをゲームと感じてくれない方がいても、仕方はないが、
こだわりのない人生はつまらない。

とくに今回は、初めての出席者の方も多いし、
幹事として、あれこれ動いていたこともあって、
かなり、ていねいに書くことを決意。

かつての「ごち会」叙述の雰囲気と「おきまり」を
参加者にわかっていただくために、
過去の日記の記述にもリンクをはりまくる。

たぶん、この時間帯に
更新する人はいないだろうなとは、気にしながらも、
がしがし書いて、がしがしアップ……。

とりあえず、先制ゴールを決めた気分で楽しい。

夜、外から帰って、まずはじぶんちのBBSをチェック。
わざわざ書きこんでくださった万乗さん、どうもありがとう!
お礼のメールをくださったみなさん、どうもありがとう!

で、ふたたびサイト巡回。
さくまさんのゲーム読解力と、返し方には感謝あるのみ。
野安さんの「いい人だ!」には、脱帽……。
やはりゲームの呼吸を読むのが、うまいっすね。
高瀬さんとこには「いい人だ!」がないのは、「ちぇ!」だけど、
「また飲もうぜ!」って感じでうれしくなる。
戸田さん、「いい人だ!」連呼がないのが、さびしいなぁ。
でも、携帯電話ストラップをどうも、ありがとう!
「いい人だ」のかわりに早く「レガイア」の感想を送ってくださいね。
小杉さん、ちなみにぼくもスポンサーなんですけど……。
それともなにかい?
うちの女房を呼ばなかったことを根に持ってるのかい?
それはともかく、おだいじに!

つまり、ここまでなにを書いているのかというと、
原口一也さんにプレッシャーをかけているわけです。
ふふふ……。すべてはタイミングなのだよ。

次回ゴチ会は……
「ニッポンの係長・戸田圭祐が、虎の子の2万9800円出すから、
あとはみんなのカンパにしてね、大阪から来るんだから、ゴチ会」
だそうである! なるほど!
だったら、おれも戸田圭祐さんの面子をつぶさないために、
2万8800円くらい、カンパするぞ。

4月8日、参加者募集中!
参加希望者は、お気軽にメールなどでお問い合わせください。
女性は無制限。
男性は要一芸ってことで、どうでショッカー、さくまさん?


2000年2月28日(月)

空気清浄機
「タバコがけむい」との女房のクレームを受け、
下赤塚のコジマ三菱製の空気清浄機を購入。
店員さんの説明によると、HEPAフィルターのうしろに、
プラズマ活性炭フィルターがある構造がよいとのこと。

花粉症のシーズンだけに、品ぞろえもなかなか充実していたが、
ファン式は、どれもけっこうでかいなぁ。
仕事場で使っている静電式のイオンクリスタは
小さくてよいのだが……。

家に持ち帰り、設置してみる。
「ダストモニター」と、「ニオイモニター」が空気を監視。
タバコを吸うとモニターに感知され、風量が一気にパワーアップする。

おお! すごい! すごい!
家電好きとしては、うれしくなる。

cleaner
三菱空気清浄機MA-F502HSパネル部分。
「ニオイモニター」ってのは、変なことばではある。

深夜、本を読んでいるとき、突然、ファンの回転音が強くなる。
おや? タバコなんか吸ってないはずなのに……。
時間が時間だけに、なにげなくこわい……。
これはつまり怪現象か!

あれこれ考えて、原因判明!
おれ……である。おなら……である。音なしの放屁である。
ニオイモニター、たいしたやつだよ。

人類はすでに「おならリモコン」の実用化レベルに達しているようだ。

勝利宣言ふたたび!
やはり、さくまあきらさんも「ごち会」記述、一番のりをねらっていたのか。
わははは……。

戸田圭祐さんのはサヨナラ場外ホームランにも、
やられたって感じです。

「ごち会」は、一粒で何度もおいしい。


2000年2月29日(火)

ちがう世界
ここ10日ほど、BBSは千客万来。
イベントが多かったせいか、いろんな世界から、
お客さまをお迎えしている。

ゲームや文章系の世界は多少なりとも、ご縁があるので、
そちら方面の方々なら、わりとお話もしやすいのだが、
マンガ、音楽、映画、テレビ、絵画……、
自分に才能のかけらもない世界からいらした方とは、
(オフラインやオンラインでも)いまでも緊張しちゃうのである。
自分にない才能の持ち主は、まっすぐ尊敬しちゃうよなぁ。

しばらく時間をかければ、
なんとか、ふつうにお話もできるんだけど……。

さて、掲示板のレスをつけていて、ふと気がつく。

そういえば、「投稿」の才能もおれにはないなぁ。
自分の生涯で投稿した経験といえば、3回だけ。
(ちなみにSFオンラインの「蛍雪ジェダイ」にも投稿したけど、
WWWは、またべつですよね)

掲示板にも書いたが、
「SFマガジン」が1回で、ラジオ番組が2回である。
SFマガジンは掲載してもらったが、その投稿内容は
いまとなっては、「探さないでください」てなもんだし……。
やはり、そういう行為は、自分に無理があった気がする。
ああ、恥ずかしい……。

まぁ、プロとはなにかという定義はこの際、うっちゃって、
自分にない才能は、
リスペクトするっきゃないじゃないか、人として……。

「OUT」時代の戸田圭祐さんや
「ジャンプ放送局」の原口一也さんというのも、
ちょっぴり見てみたいなぁ。


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