DIARY:2000 MAR.1〜10


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2000年3月1日(水)

週刊少年マガジン
「〜を作った男」シリーズの中でも、出色は、
今週の「週刊少年マガジン」の巻頭マンガである。

「ツイン」スーパーファミコン版プレイステーションの存在や
任天堂やセガという固有名詞がいっさい登場しないことや、
いきなり、中期型のプレイステーションハードや、
当時、存在しなかったビルを描いてたり、
発表会での「ことばもなかった」模様が、おやおやだったり、
当時の社長が登場しないとか……。
つっこみどころは多いのだけれど……。

箱に入れる中身について、いっさいの目配せがないあたりや
「はさむ」のではなく、「持つ」コントローラの記述については、
ちょっと、ちがうでしょと、いいたくなっちゃう。

「ほめ殺し」とは、こういうことだ。


2000年3月2日(木)

みのもんたになる
「わたし……ですか。
ええ、飯田橋にある編集プロダクションに勤務しています。
ゲームの攻略本などを作っている会社で、勤続6年です。
そうです。社長はこの業界では、名が通った人物です。
2月に旭川で結婚式を挙げました。
主人ですか。主人は同僚です。社内結婚……ですね。
結婚の前、10ヶ月ほど、いっしょに暮らしてました。
そんな……燃えあがるような愛というより、
ながいつきあいの戦友とでもいえばいいんでしょうか。
ええ、なんでも話せる関係です。
そう……ですね。
話をきいてもらいたいのは、社長と会社のことなんです。
結婚式の前後、1ヶ月以上も主人が帰ってこないんです。
もちろん、浮気じゃありません。
主人も、わたしのことを大切にしてくれてますから……。
主人、ずっと、会社にいるんです。
朝も昼も夜も、一ヶ月、ずっと……。
そうです。主人は攻略本を作ってたんです。
黄色いヒヨコみたいな生きものを繁殖させて、
レースをするゲームの攻略本です。
その手の本を作るのが、得意な会社ですから……。
でも、おかしいと思いませんか。
社長をリーダーにして、スタッフは数人いるんですが、
みんな泊まりこんで、本を作っているんですよ。
わたしも、その前に「いま見ておくべきRPG」の攻略本を
作っていましたが、そんなむちゃなスケジュールで、
仕事なんかしません。
スタッフには、仕事の節目に「ぐずぐずせずに帰れ」といってます。
ええ、もちろん、社長には、なんどもいいました。
社長、きいているのか、きいていないのか、
いつも「がはは……」と笑って、
「わかった! わかった!」とは、いうんですよ。
場合によっては、深刻そうにうなずいて、
「わかった。考えてみる」といったこともあります。
でも、そのすぐあとに、外からの電話を受けるとき、
「いま修羅場の真っ最中で〜す! わははははは!」と、
ほんとうに楽しそうに豪快にいってるのをきくと、殺意がわきます。
この人は、ほんとうに人の話をきいていたんだろうかって……。
一度や、二度のことじゃ、ありません。
徹夜の日々とか、修羅場とか、
そこにいる自分と仲間というシチュエーションが
つくづく好きなんですね。
そうです。文化祭前日の泊まりこみが好きな人なんです。
「うる星やつら ビューティフルドリーマー」ですか……。
ははは……。
でもね。文化祭は一年に一度だから、意味があるんですよ。
主人は「インプリンティングされてるから」なんて、いってますが、
そんな社長に、さからえないんです。
仕事がひと段落して、主人が帰れそうなときにかぎって、
社長が怒鳴るんです。
「これはまずいだろう! なんとかしろよ」って、
深夜の1時とか、2時にですよ。主人は社長のいいなりです。
わたし、毎日、主人のいない部屋で泣いてました。
ひとりの部屋は、さびしいものなんですね。
結婚して、はじめて感じました。
会社で不機嫌な顔をしていると、
社長がにこにこして、やってくるんです。
そういうのには、敏感な人なんですよね。
いろいろ話をしてると、「わかるよ!」なんて、
親身になっていってくれるので、わかってくれたのかなと思っていると、
どうも、話が食い違ってるみたいなんです。
「おれにも経験があるけど、マリッジ・ブルーは……」なんて……。
ちがうよ! あんたが原因なんだよ!!
自分が死ぬわけにはいきませんから、
やっぱり、この男を殺すしかないかと……。
え? このことをサイトの日記に載せていいかですって?
かまいませんよ。
でも、社長、喜ぶだけだと思いますけど……。
どういう形でも、
話題になることに喜びを感じるタイプですから……。
でも、一ヶ月ですよ。結婚式を挙げたばかりなんですよ……」

いかがなものか。
高円寺の沖縄居酒屋で6時間……。
みのもんたになる


2000年3月3日(金)

どて卵?
ポニーキャニオンの鵜飼泰隆さん、けーむらくんと
新宿の「鳥良2号店」へ。

以前、うちの掲示板で「卵料理」ネタがでたときに、
鵜飼さんが「ここのどて卵は最高!」と勧めてくれたものだ。
「最高!」といわれれば、試してみたくもなるというもの。

なるほど、一種の味噌おでんなのね。こりゃ、うまいや!
そのほかにも、名物の手羽先唐揚げや、ほおばミソご飯などを
ぱくぱく食べる。やっぱり、うまいなぁ。

スタッフも活気があって、とても感じのいい店であった。

その後、「LIVING:BAR」へ。
1週間前にも、ここにいた気が……。いや、気のせいだろう。
3人ともなんだか、食べづかれ。
鵜飼さんとけーむらくんの話す音楽業界話を、のんびりと聞く。
昨夜、泡盛系をたくさん飲んでいるだけに、
ちょっと疲れているのかな……。

深夜1時過ぎに家に帰ったのだが、
匿名希望の男性が、柴尾とぜひ話をしたい。
タクシーに乗って、この練馬の外れまでいってもかまわないから……
とまで、いってくださるので、
東武練馬の居酒屋「海」で、深夜4時までみっちり、お話をする。

疲労度はアップしたが、ある種の充実感もあった。
いろいろと、どうもありがとうございました。


2000年3月4日(土)

Water Gardenのオフ会
目を覚ましたら、午後3時。

都会では「PS2」を求める若者が増えている。
けれども問題は、今日の雨、そしてオフ会。

日記をつけるひまさえなく、やらねばならぬことをやって、新宿へ。
東京大飯店内にある「土風炉」で、
高瀬美恵さんのサイト「Warter Garden」のオフ会である。

かつて「おじさんと少女の楽園」として名をはせたWater Gardenだが、
今回は、「おじさんと少女と-ぬいぐるみ-の楽園」の感。

もはや、おなじみのクラニーこと倉阪鬼一郎さんの「秘書」である
猫のぬいぐるみ、ミーコちゃんはもとより、
ミーコの母親のマイコさんに、カタツムリのスワーリーちゃん(?)。
ほかにも市川蛇之助どのやら、
「西洋きしめん」ことフェットチーネちゃんやら……。
敬称をつけるのも四苦八苦する存在ばかりである。

参加した27人のハンドルネームと顔をあわせて覚えるのも、
たいへんなのに、ぬいぐるみの名前まで覚えなきゃならんとは……。
人生は、ままならぬものよ。

その後、「すべての通信カラオケはここに集まる」パセラへ。
おお辛い(太田裕美カラオケ普及会)部屋と、アニメ部屋に別れる。
一生懸命、場を盛り下げるカラオケにつとめるおれだが、
倉阪さんの「これでいいのだ(筋肉少女帯)」に撃沈。

つづいて、「LIVING:BAR」へ。
1週間前と、20時間前にもここにいた気が……。
いや、気のせいだろう。
「少女」たちの元気さに、唖然呆然自我自失。
おじさんとしても一生懸命、話すが、かなうもんじゃありません。
少数派の「男の子」は静かだし……。
そのまま、深夜3時にタクシーで帰宅するが、
多くのみなさまは、ふたたびカラオケへと進撃された模様。


2000年3月5日(日)

初級PC講座
目を覚まし、午後2時、またも日記更新ならず……。
日曜日の小学館「ヤングサンデー」編集部へ。
こんな日でも、フロアには編集者がちらほら……。

打ち合わせをすませ、池尻大橋にある
Iさんこと、石川亨さんのお宅におじゃまする。

石川さんは独身である。
激務から帰ってきたひとりの家で、むなしい壁紙のPCは、
あまりにもさびしい。

WWWでひろってきた画像を壁紙にする方法など、初級パソコン講座。
基本は右クリックですとか、教えつつ。
秘蔵のブックマークを伝授。
あえて名を伏せるが、これからはセクシーなタレントさんが、
石川さんのハートをウォームしてくれることだろう。

池尻大橋の「オリーブの木」で、スパゲティを食う。
ビールも飲むが、ジョッキ一杯で、もうけっこうな感じ……。
ただの飲みすぎです。

帰宅して、やっと、ゆっくり、ウェブを巡回する時間ができる。
さくまあきらさんの日記(3/1)で、「いかがなものか」を発見!
にやり!

さくまさんの命がけの日記の迫力に
気圧けおされる。


2000年3月6日(月)

ゲーム記事の撮影・実写版
午後3時、六本木の撮影スタジオ「アートセンター」へ。
「週刊ヤングサンデー」のゲーム紹介ページの撮影である。
撮影といっても、画面撮影ではない。モデル撮影である。

このアートセンターで撮影に立ちあうのは10年ぶりくらい。
最後は「小学三年生」の仕事で、
サイバーなコスチュームの男の子の撮影であった。

その子の名前は失念したが、
その後、ジャニーズ事務所に入った模様。
いまごろ、彼はどうなったのだろう?
もしかして、すごく有名になっていたりして……。

今回のモデルは松坂紗良ちゃん!
YSミスフレッシュアイドルである!
16歳である!
ビキニの水着である!

ちなみに、アートセンターを使ったわけではないが、
2年ほど前、「DIME」で撮影をしたときは、
パジャマ姿の女性であった。

順番に書いていけば、
サイバーな男の子→パジャマの女性→水着の16歳ときたわけだ。
感無量であると、いっておこう。

沙良ちゃんは、
おれが21歳のときに生まれた女の子なんだなぁ。
それも感無量である。

PS2を使っての撮影だったのだが、
沙良ちゃんは、39,800円という値段に、驚いていた。
高校生にとって、やはり高い値段だよなぁ、ふつう……。

撮影終了後、機材のテレビモニター(石川さん所有)を
石川亨さんの家に運び、解散。
ひさしぶりに、渋谷で買いものをして帰る。


2000年3月7日(火)

おとなの心は複雑で……。
腰の曲がったおばあちゃんが、小学生の孫のために、
徹夜で行列してPS2を買い、
コメンテーターが訳知り顔に解説する……。

各媒体でなされたPS2加熱報道の異様さは、
ゲーム系サイトなどで、みなさん、ご指摘のとおりである。

どうすれば買えるのかと、よく訊かれるが、
騒がなくても、ネット予約すれば、1〜2週間で買えるし、
量販店には、さりげなく在庫があったりするようだ。

なにより、いまのラインナップにほしいソフトがなければ、
そんなに急いで、買う必要はないでしょう……。

また、よく耳にするのは、
「初期ロットは買わないほうがいい」という言説……。
これもまぁ、考えすぎの事情通のセリフである。
初期ロットだろうが、後期ロットだろうが、壊れるときは、壊れる。
ほしいソフトとお金があれば、手に入る時点で、買えばいい。

でもやっぱり、報道されるほど、
買おうという気分が萎えちゃうのは、いやだなぁ。
そんな気分が、いやだから、
PSドットコムで予約しちゃった自分も、情けないなぁ。


2000年3月8日(水)

最近、胃の調子が……
メタルマックスの会議、ロフトプラスワンの「怪獣魂」、
映画「発狂する唇」+トークショー。
いえ、いろいろあったんですが、
腹痛で、トイレといったりきたりで、一日が終わる。

一度検査にいかねば……とは、思うのだが、
お医者さんは嫌いである。
こんなこと書くと、また掲示板で、つっこまれそうだなぁ。

「週刊宝島を回収せよ!」とSCEはいった。
水曜日発売の「週刊宝島」にて……。
先週号の「PS2」特集記事に対して、SCEから警告書が届いたとのこと。
当事者のひとりの弁はこちら

手元に(先週号)の記事があるんだけど、
内容はともかく、記事そのもののメンタリティは、
かつて条件反射的に「任天堂帝国」とか、ほざいていた時代と
十年一日のごときもの。
それはもう、警告されてもしかたないでしょって、ところ。

コメンテイターの赤尾氏まで連名にするSCEの姿勢には、
たしかに疑問符がつくけど……。

ちなみにその記事に出てきた
「言論の自由をプレステに奪われた」ゲーム雑誌編集長も
人として矜持のかけらもなく、あほくさい。
ほんとにこんなやつ、いるのかな?

ゲーム雑誌の衰退は、
SCEとインターネットのおかげだなんて、
ほんとに、そのとおりいったの?
まさかとは思うけど、ほんとにそういったのなら、
「これが最後かな」になっても、おかしくはない。

「週刊宝島」も、この警告書に対して、
徹底抗戦のかまえは見せてるが、
「SCE!! ジャーナリズムを甘く見るなよ!!」なんてセリフは、
たちの悪いジャーナリズムのカリカチュアにすぎない。

暗愚なジャーナリズムのひな型を使って、
「ゲーム」を、あんたのおもちゃにしないでよ。

なにより、この程度の「ジャーナリズム」で
今後、ゲームを語る上で、バカなミソがついちゃうのは、
かんべんしてほしいのだ。

SCEという会社には、流通の諸問題まで含め、
やりたいだけ、やらせておけば、いいじゃん?
だって、ゲーム作りって、そういうもの……。
さまざまなスパンとスケールで
トライアル&エラーするものなんだから……。


2000年3月9日(木)

4台目のPC
Sony Styleで、4台目のVAIOを注文。
Windows2000プリインストールのVAIO Z505DRKである。

システムの安定と、メモリリソースの有効利用を考えると
いつかはNT系のOSには、したかったのだが、
普段、いちばん使っているのが、B5サイズ薄型ノートPC。

この手のPCで周辺機器や内蔵機器のドライバまで含めて、
きちんと対応しているものは、なかなか、なかった。
いま使っているZ505DXにしても、W2000をインストールすると、
メモリースティックを使えなかったりする……。
それがやっとでたかって感じで、受注開始とともに注文した。

注文したのは8日だが、
9日のSONYからの電話によると、到着は来週の半ば。

おれはいま、深く静かに興奮している。
9年前に買ったワープロ「文豪」を未だに愛用している女房は、
冷ややかにそれを見ている。


2000年3月10日(金)

入稿は逃げ水のように
レイアウトが上がるという夕方、小学館にむかう途中、
ヤングサンデー編集部の石川亨さんから電話。
レイアウトの仕上がりが遅れているらしい。

しょうがないので、Windows2000の解説書などを購入。
西台のミスタードーナツで2時間ほど、お勉強。
かなり、わかったような気分になる。

夜10時過ぎ、ヤングサンデー編集部へ。
しかし、レイアウトはまだ上がっていないようだ。
ならばと、石川さんと食事にでかける。

外出を告げる石川さんの電話に、デザイナーさんは、
「ゆっくり食べないと、消化に悪いですよ」とのこと。
ゆかいな人だなぁ。

神保町のジョナサンから帰ってきても、
まだレイアウトは上がっていない。
腹をくくって、Windows2000の勉強のつづき……。
Windows2000のことなら、おれにまかせろという気分になる。

結局文字を入れられるようになったのは、午前1時過ぎ。
40分くらいで書きあげる。

3月30日発売の「週刊ヤングサンデー」に、掲載される予定。
PS2最新ソフト大量プレゼントつきなので、
心ある人は買うように! いま、ヤングサンデーはおもしろいぞ!!
ちなみにそのつぎの号でも、なんかやる予定。


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