DIARY:2000 MAR.21〜31


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2000年3月21日(火)

PS2到着
スキー旅行中の18日に、
PlayStation.comからPS2が届いていた。
しかし、遊ぶべきPS2ソフトがない。

「リッジV」とか、「A6」とかは、
すでにクレアテックでプレイしてみたし……。

買ってプレイしたあとで、
自分がどういう感覚になるかが、わかりきっているものは、
買う気になれない。

PS1の「レガイア伝説」が
PS2で、どのくらいなめらかに表示されるかを
試してみるか……?

ゲームデザイナーの心得
オフラインだったスキー旅行中に、
たまっていたメールに返事を書く。

知人の知人の息子さんが、最近ゲーム専門学校を卒業。
なにかアドバイスを……とのことなので、
状況がいまひとつ、わからないまま、あれこれと書きつらねる。

書き終えて、あらためて読んでみると、
「つまり社会人として、立派な人になりましょう」
てなことをいってるわけですね。

ジョグダイヤル
新VAIOのジョグダイヤルが、想像以上に便利で楽しい。

何年も前に購入したモニター「プロフィールPRO」に同梱の
「ふしぎリモコン」と同様、
「回して押す」ソニースタイルの操作系だが、
インターフェイスアプリケーションの改良で、
かなり使いやすくなっている。

デザイン的に難しいのだろうが、
もうひとまわり大きくなって、さわりやすくれば、
モアベターよ(死語)。


2000年3月22日(水)

バックギャモン!
クレアテックでの会議終了後の雑談中、
企画のちぃくんと「バックギャモン」の話になる。
バックギャモン!
クラシックゲームの範疇で、モストフェイバリッツである。

「ずいぶんやってないなぁ! やりたいなぁ!」なんて、
話していたら、社長夫人が
「バックギャモンなら、うちにあるよ」

クレアテックは、なんでもある会社である。

それならば、いこうと思っていたパソコンショップをあきらめ、
バックギャモンするっきゃないじゃないか。

ちぃくんと3回プレイする。
1回目は、カンをとりもどせないままプレイしてたら、
しみじみと負ける。

2回目は余裕でバックギャモン勝ち。
ま、実力差からいって、当然でしょう。

そして、3回目。調子に乗って、
王者の勝ち方をやろうと、たくらんでいたら、
大逆転をくらって、あやうくギャモン負けしそうになる。

楽しいなぁ、悔しいなぁ。


2000年3月23日(木)

中目黒は遅かった……
今日は都内各所で、あれこれ打ち合わせ。

例の地下鉄事故後はじめて、
日比谷線の恵比寿・中目黒駅間を乗車したのだが、
おそろしいほど気をつかって、最徐行運転。

そこまで、のんびり走らなくても……とは、思う。

3件の打ち合わせ中、なぜか2件で、
担当者不着の連絡が携帯電話に入り、
開始時間が30分ほど遅れる。
今日は待たされる特異日のようだ。

最後に会ったのが、
アスミック・エースエンターテインメントの
小川「リング0」真司プロデューサー。

あんたも、きっちり遅れてくれたおかげで、
ひまつぶしで入った渋谷のさくらやで、
PCアプリケーションを3本も買う羽目になった上に、
雨にまで降られちゃったじゃないか。
とは、まるっきり、自分の責任を人のせいにする所業……。

「カフェ・ラ・ミル」での打ち合わせ。
肝心の用件そのものは、5分で終了。
だが、最近のゲームに映画、インターネットの話で、
3時間以上、たらたらとしゃべりまくる。

ああ、気心の知れた相手としゃべってると、
漠然としていた自分の考えをまとめられて、いいなぁ。


2000年3月24日(金)

ウィンドウズ2000の環境充実
いままで、CD-RやMO、zipなど、
いろんなもので、とっていた
コンピュータのバックアップファイルをまとめるために、
30ギガバイトのハードディスクを購入。

iLINKというか、FireWireというか、IEEE1394接続の
外付けHD、メルコDIL-30Gである。

30ギガバイトで、5万円とは安くなったなぁ。
なんせ、そのむかし買った、「パソコンテレビX1」ことCZ800の
5インチ2DのFDDなんて、30万円もしていたもんな。

1枚320キロバイトで、2枚入るドライブだったけど、
おなじ30万円を出せば、
当時から30万倍近い容量の記憶装置になったわけだ。

さて、30ギガバイトである。
日本語1文字が2バイトとして、
15,000,000,000文字は入るぜ。
400字詰め原稿用紙なら、3,750万枚も入るぜ。
小説でいえば、10万冊以上のデータ量だぜ。
ちなみに「レガイア伝説」のシナリオのメッセージ部分は
2メガバイトくらいだから、1万5千本くらい入るわけである。

ほかにもインターネットの環境改善のために、
QuickTimeだとか、RealPlayerだとか、
Shockwaveだとか、プラグイン系を
あれこれインストール。

なんだ、どれもW2000で、安定動作するじゃん。


2000年3月25日(土)

八幡
間もなく4月だというのに、
西高東低の気圧配置は典型的な冬型。
羽田を発ち、福岡にむかう日本エアシステム305便は、
上空の強い偏西風に阻まれ、2時間かかって、九州に到着。

里帰り出産の妹に子どもが生まれ、
相続に関するあれやこれやで、帰郷した次第。

そのまま、鹿児島本線の快速で、北九州の八幡駅へ。

今回ひさしぶりに駅前で「銀河のチャンポン」を
食べようと思ったのだが、
「社員研修のため休業」とのこととて、しかたなく、
「久留米屋」でラーメンを食う。
こんなことなら、黒崎の「唐そば」に、いけばよかった。

今回、生まれたのは妹の次男なのだが、
大きくなった長男(2歳)のやんちゃぶりに、驚く。
パワフルに遊べとせがまれると、
息が切れるまで遊んでやる自分にも、驚く。

MACLIFE
そういえば、いま、書店で大好評発売中の
「MACLIFE」に、わが家のAIBO、ミチゾーくんの写真が
たっぷり掲載されています。

ミチゾーくんと、わが家の一部を見たい人は、
書店で買うように!


2000年3月26日(日)

小倉
夕方、小倉の町をうろつく。
なんか、しみじみとした町だなぁ。
紺屋町で軽く飲む。

「なんち、いいよぉん?」とか、
「うそやろ!? しきらぁん!」とか、
「それ、好かんちゃね」とか、
地元のことばを話す、おねぇちゃんに、感じいる。
いい感じだなぁ。

たった20年くらい前、おれもその手のことばをしゃべっていたが、
いまとなっては、しゃべりきらんごと、なっとぉちゃね。

意識的にやらなければ、ぐちゃぐちゃになる。
しかも、九州のいろんなことばが、ごっちゃになっている。

そういえば、大学のころ、冗談で
「ばってんがくさ、おいどんは江戸っ子でごわす」とか、
わけのわからんことをいっていたが、
オリジナルの八幡のことばに、
小倉、筑豊、母方の京都郡と予備校時代の博多のことばとか、
ごっちゃになってるいまは、冗談ではすまない事態である。

アイデンティティの喪失である。

これを大げさという人は、心にふるさとを持たざる人間である。
そういう人には、石川啄木を語ってほしくない。
おれも啄木は詳しくはないが、
「そ」を聞きにいった人ということくらいは知っている。

この小倉の地において、気をぬくと、
東京なことばになっちゃう自分が、きらいになる。
くやしいなぁ! なんで、こんなに悔しいんだろ?

なんとか、こっちっぽく話そうとするが、
関西弁を真似ている関東人みたいな気がして、
つまりエセな感じで、自分が滑稽に思えてくる。

ああ、滑稽だなと感じたとたんに、しゃべりを
あわてて、東京っぽくもどしてしまうのは、いかがなものか。
人生の半分をこっちで過ごしていたはずなのだが……。

ああ、鮎川誠さん、あんたはえらいよ。
東京にどれだけいても、ことばが変わらないもんな。
それにひきかえ、このおれはなんたる腑抜け。
ああ、そうだよ。おれは魂を東京に売ったんだぜ。
ふん。

まぁ、そんなばかなことをおしゃべりしたあと、
タクシーで実家に帰る。

戸畑バイパス経由で、
小倉小文字通りから八幡駅前まで乗って、
料金は2590円。
「安すぎる!」と、思ってしまったのは、
おれの金銭感覚が狂っているせいなのか……。

だって、池袋から東武練馬まで、
タクシーで帰っても、そんなに安くないわけで……。
つまり、六本木で飲んで、タクシーで帰れば、
9000円近くとられるわけで……。

やっぱ、小倉から八幡まで近すぎるよ。
都内の感覚としては、
大山で飲んで東武練馬に帰った感じ。
スーパーローカル地名の連続で失礼。

生まれ育った北九州の町。
小倉と八幡ってのは、もっと遠かった気がするのは、
おれが子どもだったせいなのか……。

人間の距離感なんて、いい加減である。
いやつまりその、おれは、いい加減である。

言語感覚がくるい、距離感覚がくるった一日であった。


2000年3月27日(月)

アカデミー賞
実家でWOWOW放送のアカデミー賞授賞式を見る。
といっても、助演男優賞を
マイケル・ケインが受賞したあたりまで……。

本命視されていた「シックス・センス」の子役や
「グリーン・マイル」の死刑囚役、
ましてやただのトム・クルーズではなく、
こういう人に賞をあげるのは、なかなか……。

一時はレンタルで借りてきた映画のほとんどに、
マイケル・ケインかジーン・ハックマンが、
でていたこともあっただけに、感無量。

それでも個人的にいちばん印象が強いのは、
「殺しのドレス」で、にやりと笑うマイケル・ケインだったりするのは、
失礼な話だよなぁ。

授賞式は、まだぜんぶ見ていない。
これからぼくに会う人は、
受賞者や受賞作品を教えるなど、不粋なことをしないように……。

渋滞の中を
博多駅でアスミック・エースの小川プロデューサーから電話。
急いでいるようなので、帰京後、すぐに会おうということになる。
帰りのJAS310便は追い風で、あっという間に羽田に到着。

リムジンバスに乗るが、夕方の都内は圧倒的な渋滞。
池袋メトロポリタンホテルに到着したのは、1時間20分後。

ホテルのティーラウンジであれこれと打ち合わせ。
小川もいろいろたいへんそうである。
おつかれさまの意味で、九州直送の明太子をプレゼント。

打ち合わせが終わる間際に、
小学館「ヤングサンデー」編集部の石川亨さんから電話。
いま、編集部に原口一也さんがいるんだけど、
これからいっしょに飲まないかとのこと……。

おとなの接待フルコース
いったん、家に帰り、女房への土産である明太子を
冷蔵庫に投げこみ、新宿「滝沢別館」へ。

どうやら、原口さんは「おとなの接待」コースを
知りたいとのことなので、
まずは石川さんがキャバクラ「ゴンドラ」ご案内。

その後、ちょっと飛び道具系の店を教えてあげて、
最後は「Pearl Bar」に流れる。

なんか、バカ話とかあれこれで、2時ごろまで飲む。


2000年3月28日(火)

アカデミー賞授賞式
昨日、留守録しておいた
第72回アカデミー賞授賞式を女房とふたりで観る。

夜、放送したダイジェスト版ではなく、
昼間の生放送完全版である。
せっかくの完全版だが、同時通訳はかなりしんどい。

ビリー・クリスタルの司会のジョークにつまった通訳が
いったん、めろめろになると、回復もままならないまま、
ショーが進行していく。

「かつて、ある人が、こういったんですよ。
ええ、ええ、ええ……、
さて、助演男優賞のプレゼンターは……」

そんな感じ。
いったい、なんといったんだろうね?

夜のダイジェスト版なら、字幕になるのだが、
効果関係の受賞風景が映されなかったりするのは、
こまりもの……。

ちなみに、アメリカ本国でのCMタイム中、
日本の放送では、スタジオからの解説となるのだが、
これは、今回のWOWOWで
岡田真澄、こはたあつこ、永井美奈子の進行となって、
去年までのNHK衛星よりは、
いい感じになっていたんだけどね……。

過去の映画からさまざまな名場面をダイジェストした
フィルムを見ながら、映画のタイトルをあてるのは、
授賞式鑑賞のお約束。

主題歌賞では、受賞したフィル・コリンズもよかったけど、
ロビン・ウィリアムスが歌う「サウスパーク劇場版」の
主題歌「Blame Canada」には、大爆笑。

サルバーグ賞を受賞したウォーレン・ビーティの
代表作がダイジェストで流れていたが、
やっぱり「レッズ」でも「バグジー」でもなく、
「天国からきたチャンピオン」が、マイフェイバリッツだなぁ。

「紅白歌合戦」を見ることに、執着はなくなったけど、
「アカデミー賞授賞式」は、きっちり見たいのだ。


2000年3月29日(水)

PS2回収だって……
ほんまかいな

ゲームショーにむけて……
「METAL MAX WILD EYES」ゲームショー版製作で
あわただしいクレアテックで打ち合わせ。
みなさま、おつかれさまです。


2000年3月30日(木)

さらばPCG-Z505DX
新VAIO「Z505DRK」導入に伴って、
不要となった「Z505DX」を、クレアテックのちぃくんに売却。

本体と付属品のほかに、
別売CD-ROMドライブをクレアテックに持っていき、
ちぃくんの目の前で、Windows98を再インストール。

ぼくが購入して以来、1年間、いっさい
再インストールの作業をせずに、
安定して動作してきたことを思うと、感無量である。

このVAIOとは、
ロサンゼルスやバンコク、夕張、九州と旅してきたんだなぁ。

目の前で、思い出とともに、各種ファイル類が
消滅するのを目の当たりにすると、
不思議な感慨にとらわれる。

洗脳の作業の第一段階は、心を白紙にすることだそうだが、
まっさらなOSになったVAIOに
つぎつぎとアプリケーションをインストールしていくちぃくん。
気分的には洗脳の第二段階。あらたな概念の植えつけだね。

すべての作業が終わったとき、
Z505DXのデスクトップは、おれの知らない顔になっていた。


2000年3月31日(金)

東京ゲームショー2000春
午後12時30分、新木場のドトールで、
小学館「ヤングサンデー」編集部の石川亨さんと待ち合わせ。

海浜幕張のダフ屋で、招待券が1000円なり。
駅前ビルのマツモトキヨシで、アスキーさんへの差し入れに
グロンサン1ダースを買い込み、
「東京ゲームショー」の開催される幕張メッセへ。

全体の展示そのものは、
新ハード「PS2」発表直後の「谷」の時期であり、
例年比、摂氏7度落ちの熱気。

SCEの作品群がやはり出色。
ナムコはコンパニオンのコスチュームこそ、けっこうだったものの、
鉄拳をはじめとする既発売タイトルばかり。
コナミは3D版「ときメモ」の構想を発表。
ワンダースワンはどうなるののバンダイで、
携帯電話接続キット「ワンダーゲート」を使って、
インターネットブラウズをしてみるものの、
電波状態が不安定で、かわいいコンパニオンさんも困り顔。
有珠山噴火の見出しをクリックしたところで、
回線が途切れて、欲求不満なり。
作ってるスタッフの楽しさならば、
たしかに伝わるフロムソフトウェアの作品。
セガのソフト群は豊かさを感じさせるけど、
もちょっと、サードパーティを大事にしてあげてよ……。

まぁ、そんな感じ……。

発売日の迫るドラクエを触らなかったのは、
純粋なファン心理です。

そういえば、
スクウェアのシアターをチェックしわすれちまった。

一通り、見終わったあと、タクシーで津田沼駅に行き、
ロイヤルホストで、石川さんと四方山話。
常連だったのに、今回、出展してないメーカーは、
どこだとか、そんなことばかり……。

その後、ひとりで夕暮れの秋葉原にいき、ザ・コンピュータ館、
ソフマップ・シカゴなどで、
あれこれとアプリケーションやユーティリティ関係を買う。

帰宅後、インストールしまくる。


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