DIARY:2000 APR.21〜30


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2000年4月21日(金)

この時期は会議が多い
午後3時から11時まで、途中、夕食をはさみ、打ち合わせ。
9時過ぎくらいに、いったん、気が遠くなる。
持久力は、まだ回復してないなぁ。

人の情け……
帰宅後、ネット巡回。
仲村明子さんの日記を読んで、元気になる。

さくまあきらさんの「ほんのチョイ!」を読んで、
泣きそうになる。

「戸板」はかんべんプリーズ。


2000年4月22日(土)

ごち会首脳会議@正月屋吉兆
先週の「ゴチ会」で、主催の戸田圭祐さんの出資は29800円。
そのほかの会費は、参加者任意のカンパ制だったのだが、
幸いなるかな、心の豊かなる人よ!
なんと、予算を10万円以上超過するカンパが
集まったそうではないか。

その余剰金は、本来、戸田係長のものなのだが、
なんと、ゴチ会黒幕に権利を委譲してくれるという。
さすがは、ニッポンの係長である!

戸田圭祐さんは本当にいい人である。
いい人の粋なはからいに応えるべく、
われわれは新宿伊勢丹の懐石料理店「正月屋吉兆」へ。
いい人の粋なはからいに応えるべく、
ぼくは女房を連れ、店内へ……。
いい人の粋なはからいに応えるべく、
個室には、すでにさくまあきらさんご一家が……。
いい人の粋なはからいに応えるべく、
成沢大輔さんは10分ちょうど遅れて、店内へ……。
やはり男「成沢」、われわれの期待を裏切らない!

昨年来、さまざまな展開をみせてきた「ゴチ会」だが、
とりあえず、前回で終了。
今後の新展開を検討すべく、ここに集まったわけである。
わけであるが……、議題は10分でかたづいた。

あとは、
いままでの人生で「堪能」とか「舌鼓」とか、使ってきたのを、
一括抹消してしまいたくなるほど、
んまいものを「んまい」「んまい」と「舌鼓」をうちながら、
「堪能」したわけだ。

女房、感謝しろ!
おれが戸田さんのマブダチだから、今日のこの日があるんだぞ!

というわけで、大感謝の戸田さんには、お返しに
「夜の六本木、夢のぱふぱふ」券をプレゼントしますので、
上京の際には、ぜひ、ご連絡を……。

話は前後するが、食前に岩崎摂さんの伝言を
さくまさんから聞かされる。

「これ以上みんなに心配かけるなら、呪うよ!」

ぎゃあああああああ!

それって、つまり、
「からだを大切にしないなら、殺すぞ」ってことですか。
昨日は「戸板」で、今日は呪殺。

ああ、風邪ひいただけなのに……。
10日ちかく治らないだけなのに……。
咳が出たら、とまらないだけなのに……。
寝ても2時間で目がさめるだけなのに……。
って、やっぱり、やばい気がするなぁ。

感覚としては、5分おきに、
「病院にいけ」とか、「ぼくが倒れたときといっしょだよ」とか、
「入院したあとで、たいていの人が、離婚してるよ」とか、
もう、ありとあらゆることばで、「医者いき」をうながされる。

だれかがなにかをいうたびに、女房がうなずく。
ああ、女房を連れてくるのではなかった。

考えてみれば、フリーで仕事をやっていて、
こういうことをいっていただけるのは、ありがたいことです。
月曜日に医者にいくことを約束する。

店を出たのが午後10時半。百貨店内、閉店率120%。
真っ暗な店内を、お店の人に案内されながら、バックヤードへ。
搬入用エレベータを使い、従業員口から、外に出る。

その後、「ぶらうにぃ〜」へ。
なおも病気の怖さを諭されながら、あれこれと話は進む。

商人、職人の息子は
ゲームデザイナー適性が高いのではないか。
「セブンイレブン」の袋を下げて、「ファミリーマート」に入れるか。
同様に「東武」の袋を下げて、「西武」に入れるか。
近ごろの小学生は、街で他人に時間をきけないらしい。

まぁ、そんな話で気がついたら、午前2時である。
おいしくって、楽しくって、しんどい夜だったなぁ。
戸田さん、どうもありがとう!


2000年4月23日(日)

カメラ雑誌を大量に……
大量にたまった本が、生活環境を圧迫しているのは、
冷徹なる事実。

カメラ雑誌、パソコン雑誌など、大きくて重い本を
大量に捨てながら、部屋をかたづける。

困るのはパソコン雑誌。
たいてい付録でCDがついていたりする。
分別収集のため、CDが入った袋を、べりべりと引き裂きながら、
捨てていく。

かなりの時間、かたづけたものの氷山の一角。


2000年4月24日(月)

12のスクリーンが……
やや早めの昼食をとるために、
女房と駅前の中華料理店「桂林」へ。

店内はとんでもない、こみ方。
ガテンな身なりの男たちが大量にやってきて、
もくもくと飯を食っている。

おかみさんに話を聞く。
建設中の板橋SATYの内装工事の作業員の方々らしい。
5月末日の開業まで、昼どきはこんなものだろうとのこと。

敷地面積9000坪のSATYの計画は20年前からあったが、
敷地工場を持っていたオーナー社長が
93歳まで長生きしたせいで、
なかなか、計画が進まなかったとか、
900台収容の駐車場に、600台収容の駐輪場、
12の映画館に飲食店街が入るとか……。

この町に住んで12年くらいだが、
歩いて5分の場所に
そんな大規模な映画館がむこうからやってこようとは……。

むかし、「ジュラシックパーク」をいい音響で見るために、
わざわざ、海老名のSATYにいったことを考えると、夢のよう。

年貢をおさめる……
病院にいけとの大合唱の中、
佐久間真理子さんからメールがとどく。
さくまあきらさんが通っている銀座の病院を教えていただいた上に
「よかったら、つきあうよ」とのこと……。

ふつう、37歳にもなって、
ひとりで病院にいけないなんてことはないでしょう!
とは、かけらも思わず、
「よろしくお願いします」と、
電話をかけるおれも、いかがなものか。

午後3時、ご夫妻と銀座で待ち合わせ、
渡辺内科クリニックへ。

なんだか、さくまさんってば、ニヤニヤ笑ってるなぁ。

ある晴れた昼下がり、銀座は暖かい。
ドナドナドーナドーナ、ひかれていくよ。
ドナドナドーナドーナ、内科の病院へ。

ぼくはといえば、そんな気分である。

こじんまりとした医院の中で、
「そこに名前を書いて」と、看護婦ではなく、
さくまさんたちに指示されたあと、
待合室でうなだれていると、なぜか、ぼくではなく、
さくまさんが呼ばれる。

「あれ、今日は付き添いで、きただけなのに……???」

さくまさんの顔からにわかに余裕がなくなるのを
しっかりチェック。

ふふふ……。
地上にある余裕の総和はつねに等しい。
「余裕保存の法則」である。
さくまさんに余裕がなくなった分、こちらに余裕ができる。

おかげで気分的にすっかり楽になる。
本来、ここから、採血などの検査をするところだが、
今日はすでに昼食をとったので、風邪の問診を中心に。
検査は風邪を治した後日ということになった。

風邪の内服薬を出してもらい、ほっとする。
ははは……、なんだ、楽勝じゃん!
医者なんて、たいしたことないぜ!

強がりといってもらっても、かまわなくってよ。

いずれにせよ、病院におつきあいいただいた上に、
あれこれと気配りの会話をしていただき、
おまけに、さりげなく余裕までいただけたわけだ。
さくまさん、真理子さんに多謝!

その後、銀座の三笠会館でお茶をする。
ちょうど、読んでいる
小林信彦の「おかしな男 渥美清」によれば、
渥美清がなじみにしていたのが、この三笠会館であるのだが、
まぁ、そんなことは、関係ない。

インターネットとゲームと漫画について、
あれこれとお話する。

さらに、鮨金で、おいしい寿司をごちそうになる。
病院にいくと、おいしいぞ、コンチクショー!
これって、パブロフの犬なんでしょうか。

にわか雨の中、博品館トイパーク経由で帰宅。

帰るやいなや、へとへとな自分をたいせつにして、
ガツンと眠る。


2000年4月25日(火)

ふだん医者にいってないせいか……
処方してもらった風邪薬がダイレクトに効く。
なによりうれしいのは、よく寝られるようになったこと。
風邪で眠るべきときに、深く眠れなかったのはつらかった。

そのかわり、いつでもどこでも眠いのは、ちとかなわん。

赤坂で夜8時半まで会議のあと、
2件ほど打ち合わせ。

帰りぎわに軽く飲んだ酒が、てきめんに効き、
帰路、気持ちが悪くなる。


2000年4月26日(水)

メタルマックスも大詰めか
クレアテックで、「メタルマックス ワイルドアイズ」の仕様作り。
担当マップにあった
仕様もれ、仕様変更要請、仕様レベルの論理バグの部分を
8サブジェクト程度、まとめて作製。

早く作る必要は理解していたのだが、
この手の作業が精神的にいちばんめんどうなのだ。

作業全体の……
0〜10パーセントはたいへんだけど、楽しい作業。
11〜95パーセントは、ひたすら手を動かすだけの作業。
96〜100パーセントが、いろんな意味で、しんどい作業。

打ち合わせをのぞけば、トータルの作業時間は
4時間程度……。なんだ、楽勝じゃん!
家が学校に近いやつほど、遅刻しやすいのと同様、
やればすぐ終わる作業ほど、とりかかるのが遅れるのは、
わが構造的反省点なり。

やる前から終わったような気分になるんだよな。

メタルマックスに関しては、5月中旬以降、
もう、ひとヤマ……。


2000年4月27日(木)

興奮!
近所のコンビニに、5月下旬開業予定の
ワーナーマイカル板橋の紹介パンフレットがあった。
12のスクリーンに、3000人近いキャパシティ!
24日の日記にも書いたことだが、胸おどりまくり。

仕事帰りの午後9時過ぎにレイトショーを観て、
のんびり、徒歩帰宅。
朝イチで映画を観たその足で、都心へ。
時間のある日は、一日中、映画のハシゴ。

これが、どのくらいうれしいかといえば、
電車の中で、隣に座っているやつがおれの肩に頭を乗せてきた。
参ったなぁ、寝てるのかよと思って、横を見たら、
佐伯日菜子だったというくらい、うれしい。
よだれでも、なんでもけっこうプリーズくらい、うれしい。

遊園地が好きだった(いまでも好きだけど)子どものころ、
近所に遊園地がほしいと思っていたら、
上京後、そのころの通学路に
「スペースワールド」というテーマパークができた。

感覚としては
実家の裏手にスペースシャトルが立ちやがった、
てなもんである。
帰省するたびにテーマパークに気軽にいけるのは、
ありがたかった。

都心まで映画を観にいくのが億劫だなぁと思っていたら、
12年住んでる町の歩いて3分の距離に、
最新のTHXシアターができる。
ああ、もう、ホームシアターいらないや。

夢はかならず、かなう。
たとえ他力本願でも……。


2000年4月28日(金)

深夜の赤坂、タクシー難民
ゲームの打ちあわせが終わって、
赤坂の街に立ったのが、深夜1時過ぎ。
これから、新宿でアスミック・エースエンターテインメントの
小川真司プロデューサーと会う予定。

小川Pは、テアトル新宿の
「発狂する唇」のオールナイト上映+トークショー+「呪怨」上映に
顔を出したあと、こちらと合流する。

しかし……。

今宵は、ゴールデンウィーク直前のフライデーナイト。
タクシーなんて、つかまるはずがない。
途方に暮れまくり……。

深夜1時40分、携帯電話に小川Pから着信。
事情を話す。
「今日は自分のクルマできてるから、トークショー終了後、
赤坂まで迎えにくる」といってくれる。

持つべきものは、クルマを持ってる友人である。
到着まで時間があるので、
日枝神社そばの「じゃんがらラーメン赤坂店」へ。
深夜でも大混雑の大行列。

ネクタイ族がいっぱいいる。近所の商社マンである。

働きものなのはけっこうだが、
おれのまうしろから、大声で
ゴルフのスコア自慢や、同僚の採点や、取引先の悪口を
しゃべるんじゃない! うるさいぞ!
おれの首筋につばを飛ばすな! ばかやろー!
人を押したら、謝りやがれ!

おまえらが実業の奴隷なら、おれは虚業の帝王になる!

いずれにせよ
会社の空気を外に引きずるバカは嫌いだ。

ぼんしゃんラーメンの角肉・味玉子入りを
かきこんだところで、小川P到着。そのままクルマに乗りこむ。

霞ヶ関ランプ付近はタクシーだらけのガンジス川……。
六本木に、赤坂、永田町の思い出とともに、
サラリーマンを乗せたタクシーは、千葉、埼玉へ……。
帰れ! 帰れ! 社畜ども!
連休が明けるまで、帰ってくるな!

どうも、すさんでいるようだ……。

小川町のデニーズで
小一時間ほど、打ちあわせに雑談をして、現地解散。
タクシーにて帰宅。

乗り合わせた個人タクシーの運転手に、
田中角栄という政治家のすばらしさと、
立花隆というジャーナリストのひどさを吹きこまれて、とほほ。

そんな精神撹拌な一日……。


2000年4月29日(土)

サラリーマンを敵にまわしたいわけじゃない
おお! きのうの日記をあらためて読むと、
荒れているなぁ、おれ……。
正確にいえば、荒れてるんじゃなくて、
極限疲労後の躁状態ってやつだ。

きょう乗ったタクシーの運転手の話によれば、
昨夜は夜11時半に東急東横線が、人身事故で止まったため、
246号線は深夜の大渋滞。そのおかげで、
赤坂、六本木方面にタクシーが流れなかったとのこと。

昼過ぎから午後8時半までの打ち合わせで、
とりあえず、そちらの作業は第一段階完了。
このあと、いったい何段階あるのかを考えると
気が遠くなるけど、まぁ、いいや……。

商社食品部からIT……
「ビッグコミックスペリオール」で、「だから笑介」連載終了。
その前の「スピリッツ」時代から考えると、
ずいぶん長い連載が終わったわけだ。

「スペリオール」は次号から月2回刊から完全隔週化。
予告をみると、
永松潔の「孫がゆく 孫正義物語」とやらが、始まる模様。
笑介が終わって、孫正義か……。

楽しみ……では、ある。

アクセス減
昨日は86アクセス。
つまり、ゴールデンウィークなのだ。


2000年4月30日(日)

日曜朝のゴールデンタイム
早起きの日曜日。
「タイムレンジャー」、「仮面ライダークーガ」、
「デジモンアドベンチャー02」を立て続けにみる。

「タイムレンジャー」は、ネタの詰めこみすぎ、
「仮面ライダークーガ」は、ATG映画みたい、
「デジモンアドベンチャー02」は、思ったより、まっとう。
まだ第一クール終盤といったところだからね。

ただ、「デジモン」の設定上、しょうがないんだろうけど、
画面にあれだけ色が氾濫するのは、
ちょっと、しんどい。

「仮面ライダークーガ」は、HDTV収録なのだが、
ハイビジョンならではの、奇怪な立体感が気持ち悪い。
あれだけ緻密な絵で、パンフォーカスの映像を見せられると、
近景から遠景までのどこを見てよいやら、こまってしまう。

画質に音のクオリティがついてこないのも、
気持ち悪さの原因か。

ポリゴンゲームで等身が人間に近づくと、
モーションの歪みが目立つものだけど、
それに似たなにかがあるのだろう。

見せられるから、なんでも見せる。
できるから、なんでもやるってのも、
精神的貧困への陥穽ではある。

時限PC
昨日の打ち合わせのあと、うっかりして
ノートPC「PCG−Z505DRK」用のACアダプターを
スタッフルームに忘れてしまった。

きょうは日曜日で、
そちらに、とりにいくわけにもいかない。

PCには、大容量バッテリーを装着しているのだが、
持続時間は4〜5時間といったところ。
作業に、WWW巡回、メールチェックなどをするものの
いつ電池切れになるかが気になって、手につかない。

えーい。買ってやる!
ACアダプターをもうひとつ買ってやる!
値段は1万2800円くらい。安くはないが、
以前からもう一台、買おうと思っていたのだ。

てなわけで、池袋にでる。
しかし、ビックパソコン館でも、さくらやでも売り切れ。
次回入荷は早くて、6月以降とか……。

するってぇと、なんですか。
もしも不慮の事故で、ACアダプターが故障したら、
30万円もするコンピュータが、
1ヶ月以上も使えないってことですか。

PC本体の故障なら、いっそあきらめもつくが、
周辺機器の欠乏のため、
健全な本体が作動不能になるのは、理不尽というもの。

いずれにせよ、
今後の保険のためにも、ACアダプターは
もう一台必要だな……。

失意のまま、帰宅。PCであれこれやってるうちに、
バッテリー充電量が8%になり、作業終了。


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